【呪術廻戦】9巻の感想と名場面・見所・重要シーン10選!!甚爾(とうじ)VS五条&夏油が熱すぎる!!九十九登場で呪霊のいない世界作りを目指す!

今回は9巻の中で重要なシーン、名場面などを独断で10個選んでいきます。

9巻は過去編が続き五条悟VS甚爾~現代に戻り内通者の話しで終了です。

因みに9巻は名場面・見所が多くて何処を選ぶか迷いました!

そんな中、どこをピックアップしたのか?

さっそく見ていきましょう!

伏黒甚爾(とうじ)VS五条悟

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

甚爾VS五条。

五条は蒼(あお)で攻撃するも甚爾に巧みに交わされます。

甚爾は下級呪霊の蠅頭を大量に放出し、五条を翻弄。

隙を見て懐に入ると特級呪具「天逆鉾(あまのさかほこ)」で喉元を貫通。

そのまま喉元から真下に切り裂くと、右足を連続で突き刺し、倒れた際に頭を一刺しして終戦となりました。

はい・・・こちらはもう名戦闘と言わざるを得ない衝撃の回です。

あの、五条悟が負けた!?という衝撃の展開。

というより、シんだ!?ってなる回。

一応、現代で生きているのでここから復活するのは予想できますが、何しても戦闘シーンがヤバい。

甚爾は呪力が全くないという天与呪縛によって戦闘力が底上げされていますが、こうなると六限を持つ五条ですら目で追うのは難しくなるみたい。

となると六限の能力はやはり呪力を可視するものだと言えますね。

また、五条の無下限呪術による守りをも貫通した「天逆鉾(あまのさかほこ)」もヤバイ。

これがあれば呪力持ちだろうが関係なく倒せます。

ただ、刀身が短いので懐まで忍び寄る必要がありそうですが、甚爾ほどの実力者であればそれも可能ですね。

いや~この回は本当に面白い。

⇒【全キャラ死亡集!!(随時更新)
⇒【五条悟の術式を簡単に解説!!

天逆鉾(あまのさかほこ)

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

甚爾(とうじ)が五条相手に使った天逆鉾(あまのさかほこ)。

効力は発動中の術式強制解除。

はい!こちらは押さえておきたいシーンかなと思い選びました。

今まで登場してきた特級呪具の中でも1番と言えるぐらいに強いですよね。

効力が術式強制解除。

呪力を無力化するという事でもなさそうですが、そもそも物理攻撃は呪力で防げるものなんでしょうか?

無理であるなら、天逆鉾(あまのさかほこ)一つあれば術師は誰でも倒せるって事になりますね。

しいかしまあ本当に都合のいい能力がついてますね(笑)

結局、呪具につく呪いの能力って自然につくものなのか、術師がつけたものなのか良く分かりませんが、本当にここまで都合のいい能力はないでしょう。

術師相手にも呪い相手にも使えます。

こういう五条みたいな防御型の術式にも使えますし、伏黒でいっても当てれば要は式神が全部解除される訳ですから、攻撃に特化した相手にも使えます。

虎杖とかだと意味なさそうですが、まあ何してもとんでもない呪具が飛び出してきたな~と印象に強く残りますよね。

甚爾(とうじ)VS夏油傑(げとうすぐる)

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

甚爾VS夏油。

夏油は虹龍(こうりゅう)と仮想怨霊を放ちますが、どちらも甚爾に対処されてしまいます。

夏油は距離を詰め、甚爾の呪霊を取り込もうとしますが、失敗に終わり、切り刻まれ終戦となります。

はい、こちらも名戦闘ですね。

まず、虹龍を切り裂いて見せた武器は詳細不明ですが、ただの刀でないのは間違いないですね。

夏油いわく最高硬度の呪霊だったそうなので、仮にただの刀だとすると、天与呪縛による肉体強化が強すぎて呪力ない方がいいじゃんって話しになってきます(笑)

恐らくは特級呪具で相当な呪力が練りこまれている事でしょう。

次の口裂け女みたいな呪霊はハサミが周囲を囲み襲う呪術でしたが、五感が底上げされている甚爾気配だけで防御してみせましたね。

それができるなら呪力いらんやん!って思う部分の一つですが、甚爾だけは例外と思った方がよさそうですね。

最後は武器の形を見るに天逆鉾を取り出して夏油を切り刻んで終了です。

いや~伏黒パパ強すぎ!

何より呪力無しってのがカッコいい。

そして、呪霊操術は取り込んだ呪霊がどうなるか分からんという理由でコロしませんでしたが、という事は呪霊操術者をコロすと呪霊が暴走する可能性が高いって事ですね。

「式神使いならコロしたが」とも話しますが、こちらは経験則でしょうか。

結局この甚爾戦から得る教訓があるとすれば、天与呪縛の肉体派には近づくなって事ですね。

⇒【虎杖悠二の正体⁉存在しない記憶⁉
⇒【伏黒恵の式神最強⁉父と姉は⁉

天元様は奈良時代から

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

天内の遺体を盤星教の代表:園田茂に届けた甚爾。

園田からは盤星教の始まりが奈良時代に天元様が術師達に道徳基盤を説いた時と語りました。

はい、こちらは押さえておきたいシーンという事で取り上げました。

天元様が500年に一度体を入れ替えているという話しから、最低でも500年は生きている事が分かりましたが、この園田の話しから、天元様が奈良時代から居た事が明らかになっています。

奈良時代は西暦710年~794年になるので、作中の2018年から遡る1036年以上生きている事になりますね。

というか1000年以上となるとちょうど術師全盛期の宿儺が生きていた時代になるので、その辺と被せている感じですね。

宿儺の詳細が語られる際には天元様も登場して、何かしら説明がされそうです。

また、天元様が術師に対して道徳基盤を説いていたというのも重要な情報です。

昔から術師達を支えていた存在という事になりますね。

いや~登場が楽しみ。

伏黒甚爾(とうじ)VS五条悟 第2ラウンド

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

甚爾の前に姿を現した五条。

反転術式で自身を治癒していました。

シに際で呪力の核心を得た五条は赫(あか)を難なく発動。

更に戦いの中で五条家秘伝の術式「虚式(きょしき)」を完成させ、甚爾に「茈(むらさき)」を放ちます。

「茈(むらさき)」が直撃した甚爾は体半身が削り取られ終戦。

はい、こちらも名戦闘ですね~。

いや~9巻は戦闘シーンが面白い!

五条はシに際に呪力の核心を得て、反転術式をマスターしていますね。

それで自己治癒が可能となっていますが、他者を治癒できるかも知りたい所。

また、これは実質、呪力無しの天与呪縛VS呪術師の頂点みたいな戦い。

そこを五条が制したのもデカイ。

結局、呪力持ちの方が強いって事ですね。

現代では真希が呪力をほぼ持たない天与呪縛として描かれていますが、この回の対比として、現代で呪術師の頂点とも言えるキャラクターと戦う事になるんじゃないかと思っているので、そんな所も注目したいですね。

⇒【順平と母の悲惨なラスト
⇒【0巻感想と名場面10選!!

甚爾(とうじ)の想い

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

五条に敗れた甚爾。

シに際に想いが描かれ、自分も他人も尊ぶ事のない人生を選んでいた事が語られます。

その背景には赤子の恵みを抱く甚爾が描かれました。

はい、こちらも名場面の一つですね。

甚爾ってクズキャラみたいな事を言われて、その言動もクズそのものでしたが、このシに際の赤子の恵みを抱く表情は善人そのものですよね。

結局、甚爾も禪院家の人物で、呪力がない事から蔑まされグレた人物の一人ですが、元凶は禪院家で、当の本人は善人だったんじゃないかと思えてきます。

作者のコメントからも分かりますが、伏黒ママとくっついた事で丸くなったとも書かれており、根は良い奴の可能性があります。

それが禪院家のせいで捻じ曲がった性格になってしまったのでしょう。

また、これも作者コメントから分かりますが、伏黒恵が生まれた後に伏黒ママは亡くなっているそうで、それが原因で再びグレたそうです。

それでグレるのは分かりますが、だからといってその後に愛してた女性との間にできた子供を売るものなんでしょうか?

恵みを売ったという事に関しても、シに際の言い方に疑問が残ります。

「2 3年もしたら俺の子供(ガキ)が禪院家に売られる」(呪術廻戦/芥見下下先生/75話引用)

「売られる」という言い方からして、自分から好んで売っていた訳ではないという可能性もあるんですよね。

津美紀の母とくっついて蒸発したという情報のみがありますが、津美紀の母とくっつかずとも恵は売れる訳で、津美紀の母とくっつく事と恵みを売る事はあまり関係ないんですよね。

そこに関係性を持たせるなら、要は津美紀の母が金を欲しがっていたために、甚爾が仕方なく恵を売ったみたいな事にならないといけません。

或いは、恵を一人にさせないために敢て誰かとくっ付いて兄弟を持たせたみたいな所でしょうか。

ただこれは仮に甚爾が本当のクズでないならという前提があった場合の話しです。

本書通り、ただのクズなら津美紀の母とイチャイチャしたいために或いは単に金欠になったから恵を売った可能性もあると思います。

この辺の真相がどうなのかは今後知りたいですね。

最後の恵みを抱く甚爾の優しい表情を見るとどうしてもただのクズだとは思えないですけど。

最強の誕生

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

甚爾との闘いから1年。

五条はマニュアル発動していた無下限呪術をオートにする事に成功。

対象は呪力の強弱、質量、速度、形状などから選別。

ただ毒物などの選別はまだ難しい。

本来なら脳が焼き切れますが、反転術式も発動し続ける事でそれを回避。

掌印の省略も完璧。

残る課題は領域展開と長距離の瞬間移動。

はい、こちらも押せておくべきシーンという事で選びました。

これは、今の五条悟が完成した瞬間の描写と言っても良いですね。

しかし、この術式の対象を呪力の強弱、質量、速度、形状から選別するっていうのは相当大変そう。

それだけ細かい情報を入れなくてはならないという事なんですが、こんなの数にしたら無限に近しい。

指一つにしたって人それぞれ形が違いますし、作中では鉛筆を投げていましたが、全ての鉛筆の形が同じってワケでもないでしょうし、気が遠くなるような作業ですね。

あと毒物は選別が難しいと言っているのも気になりますね。

微細すぎるものまでは選別できないって事なんでしょうが、今後この辺が無下限呪術の突破法に繋がるのかもですね。

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九十九由基(つくもゆき)

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

灰原と夏油の前にやってきた特級術師の九十九。

夏油に好きな女の子のタイプを聞くも回答してもらえず。

その後、原因療法がしたいと語り呪霊の生まれない世界を作る事を語ります。

方法は①全人類から呪力を無くす②全人類に呪力をコントロールさせるのどちらかで本命は②と語ります。

はい、という事で作中で登場する特級術師のラスト一人ですね。

これは押さえておくべきシーンの一つ。

今までの登場シーンは東堂の回想のみで、その際にも好きな女のタイプを聞いていましたね。

その際には周囲を漂う呪霊が描かれていましたね。

今回では原因療法がしたい人物で研究者のような一面を見せており、全人類に呪力をコントロールさせようとしている旨が語られています。

しかし、これって相当難しい。

以前でいえば真人が順平を無理やり覚醒させているシーンが描かれましたが、それでさえ一人ひとりの人間の脳をいじる必要があり時間がかかります。

しかもその方法は取れないでしょうから、一般人に呪力をコントロールさせようと思ったらまずは呪霊の存在を全世界に伝え、呪力の必要性を認識させる必要があります。

これは言ったら革命に近い所業。

呪術の規律に引っ掛かりそうな行為。

九十九がこの行動に出るかは分かりませんが、ただ呪術高専のやり方が気に食わないと言っていた事を考えると、高専のこういった規律もウザがっていそうですね。

しかも、天元様の事を天元と呼び捨てにしている辺り相当嫌っているように見えます。

夏油が非術師を全員コロせばいいと話した際にはアリと答え、ただそこまでイカれてないとも話しましたが、ある程度はイカれていると捉えると今後、大きな行動に出そうな気がしなくもない。

というよりこの原因療法がそもそも大事。

目が離せないキャラクターの一人ですね。

呪霊の生まれない世界

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

九十九からは呪霊の話しが語られました。

呪霊は人間の負の感情・呪力が積み重なり形を成したモノ。

全人類から呪霊をなくすには①全人類から呪力をなくすか②全人類に呪力をコントロールさせるかのどちらか。

しかし、①は研究対象が少ないために本命は②。

また②をする理由といては術師から呪霊が生まれないからだとも続けています(術師本人がシ後呪いに転ずるを除いては)。

更に夏油はなら非術師を全員コロせばいいと切り込みます。

はい、こちらは押さえておくべき会話と思い選んでいます。

九十九でも少し書きましたがもうちょっと続けます。

こういう話し結構好きなんですよね(笑)

原因療法という言い回しも面白い。

①はほぼほぼ無理だと思いますが、実は呪霊を完全になくすにはこのやり方しかありません。

そうするには呪力を食べる(無くす)術式or呪霊が必要ですけど。

なぜ①しかないかというのは②を掘り下げると分かります。

結局、「術師本人がシ後呪いに転ずる」という話しがあったように、全人類が術師になってもシ後呪いになる可能性がある以上は、全人類を術師にしても呪霊は生まれちゃうんですよね。

夏油の非術師を全員コロすは②に含まれるので同じことですね。

となると、呪霊の生まれない世界を作るには①しかないんですが、とはいえそれを絶対に描く必要もないので、作者がどうするかが注目どころですね。

術師と呪いが和解するみたいなこともありそうですし。

呪術廻戦の結末に期待!

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夏油の選択

呪術廻戦/芥見下下先生/9巻引用

九十九と会話する夏油。

非術師を見下す自分とそれを否定する自分。

結局は選択の問題だと言われます。

夏油は術師というマラソンゲームの先が仲間の屍の山だった場合の事を想定。

更に術師が非術師から虐げられている現状を目の当たりにし、非術師をコロす事を決意。

そうして教団の代表へ成り代わり術師の世界を作りを決行。

はい、こちらは夏油の重要シーンの一つですね~。

この際に菜々美と美々子を救出し、溺愛されるようになりましたね。

こんな小さい頃から世話してもらってるなら好きになるのも納得がいきます。

この選択の方が夏油にとって納得がいくもので生きやすい世の中ならしょうがないと思いますが、夏油の場合は九十九と話していた原因療法とは違って自分の感情の赴くままに生きてるって感じですね。

ただ、この夏油の取ってる行動って九十九からすれば都合良さそうですよね。

裏で繋がってくるか分かりませんが、色んなキャラクターの想いが交差していて面白いですね。

感想

はい!という事で9巻終わりです!

いや~見ごたえがある巻数ですね。

序盤は甚爾VS五条&夏油が熱いったら何の!

領域展開がないのにこんだけ盛り上がる戦闘シーンは他にないでしょう。

後は、九十九が登場して、原因療法を語ってから呪術廻戦の見方が変ったのも面白いですね。

術師によってよりよい世界を作る上で、非術師の事を猿としか考えない夏油。

現代では呪いともタッグを組んでいたりします。

一方で呪霊の生まれない世界を目指す九十九ですが、裏で何かしら動いていそうです。

更に呪霊サイドとしは呪術師の上に立っていればそれでいいとし、宿儺の完全復活を望んでいます。

宿儺もまた何か目的がありそうでまだまだ未知数。

そしてそして、呪いと戦い続ける虎杖達。

彼らは非術師を守る事に重きを置いた全うな呪術師。

しかし、実は彼らの行動はいわゆる九十九のいう原因療法ではなく、永遠と終わりのない行動。

それもそう。

だって、呪いは非術師から生まれるのだから。

この辺の関係性をどう上手くまとめていくのか、作者の腕に期待して引き続き見ていきたいですね!

では、最後までお読みいただきありがとうございました!


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