今回は4人しかいない特級術師の一人である九十九由基(つくもゆき)についての考察です。
九十九の事をまとめていくと、黒幕ではないか?と思える台詞回しや描写が確認できます。
一方で研究者としての側面を垣間見え、世界をよりよくしようとしているパイオニアという見方もできます。
はたして、真相はどうなるのか?
九十九についてまとめていきます。
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九十九由基
九十九は4人しかいない特級術師の一人。
呪術廻戦/芥見下々先生/6巻引用
初登場は東堂の回想でそこでは「好みのタイプ」を聞いています。
東堂も相手に「好みのタイプ」を聞きますが、九十九の挨拶の癖が移ったのではないかと思います。
また、東堂は簡易領域を扱えますが、その際には九十九直伝と書かれたので、九十九が東堂の師匠だった可能性が高いです。
また、この50話の九十九の周りを漂う呪霊ですが、仮に九十九が扱っていたモノなら、術式は 「呪霊操術」か「式神使い」である可能性も高め。
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好みの女のタイプ
九十九の2度目の登場は過去編の夏油との対話場面。
呪術廻戦/芥見下々先生/9巻引用
こちらでも挨拶代わりに「好みのタイプ」を聞いていますね。
現代では東堂が「好みのタイプ」にはソイツの全てが反映されるから女の趣味がつまらんヤツはソイツ自身もつまらんと語りましたが、九十九もこの「好みのタイプ」で相手を判断していた可能性が高いですね。
何と答えれば正解かは分かりませんが、九十九が東堂の師匠になったなら「身長と尻がデカイ女がタイプ」と答える事が一つの正解であったと言えます。
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原因療法
九十九は原因療法に取り組む人物。
呪術廻戦/芥見下々先生/9巻引用
高専がやっているのは対処療法だとし、やり方が気に食わないと話しています。
対処療法は発生した呪霊を倒すといった事で、対処するだけで直接的な原因の解決にはならない行動。
九十九はその原因を解決しようとする原因療法に取り組む人間。
故に特級術師でありながら、高専がやっているような呪霊退治は基本的にやっていない模様。
夏油からは
「特級のくせに任務を全く受けず海外をプラプラしてるろくでなしの…」(呪術廻戦/芥見下々先生/77話引用)
という事を言われていたりしますね(笑)
そして、原因療法の具体的な内容は「呪霊の生まれない世界作り」。
呪霊が生まれなければ呪霊を狩る必要もなく、平和な世界ができるよね?って事です。
そうするには、
①全人類から呪力をなくす
②全人類に呪力のコントロールを可能にさせる
の二つがあるそうです。
①に関しては人間の負の感情が呪力となって外に放出される事で呪いが生まれますが、その源である呪力をなくすことで実質呪いが生まれなくなるというモノ。
②に関しては呪術師の中だと呪力がよく廻るために外に放出されず、呪いが生まれないという事でした。
個人的にこの九十九の取り組みは核心的で好きなんですが、九十九以外に取り込んでいる人が作中で描かれていないのが不思議なくらい。
それぐらい九十九の目指す世界作りは意味があると思えます。
また、本人は①の例が少なすぎるために、今は②の方法を進めているそうです。
②も相当難しそうですが、研究はうまくいくのでしょうか。
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イカれてる
九十九の世界作りを聞いた夏油。
夏油からは「非術師を皆ゴロしにすればいい」と話されました。
つまり、全人類に呪術を覚えさせるよりも、全人類をコロして、呪術師だけを残すやり方の方がが効率がいいのではという提案。
呪術廻戦/芥見下々先生/9巻引用
九十九はそのやり方が一番簡単だから「アリ」と一旦は答えましたが、ただ自分がそこまでイカれていないからとやる事はないと続けました。
黒幕説
九十九の情報をまとめていると一件ただの研究者かのように見えます。
しかし、細かい部分に着目すると悪人のようにも映ります。
まず九十九は高専のやり方を好んでいません。
また、呪術界の基盤を支えている天元様という存在がいるのですが、五条や学長、多くの人が天元に「様」とつけて名前を呼びます。
それもそのはずで、天元様が高専の全ての結界を張っており守ってくれている存在なので尊敬すべき対象なのです。
しかし、九十九は天元様を「天元」と呼び捨てで呼んでいます。
高専を嫌っている事もあり、敬っているような側面が見られません。
また細かい描写になるのですが、灰原と夏油と九十九の会話シーン。
呪術廻戦/芥見下々先生/9巻引用
灰原は九十九を「見て悪い人じゃない」「人を見る目には自信がある」と話しましたが、夏油はこれに対して「私の隣に座っておいてか?」と答えています。
つまり、夏油は自分が悪人であるのに、それを悪い人じゃないと答えた灰原の目は節穴である事を示唆している表現になります。
そうなると、九十九を「悪い人じゃない」と評価した灰原の見解は外れており、九十九もまた悪い人だと表す描写になっています。
敵対の可能性
仮に九十九が黒幕であり、原因療法を突き進む人物であるなら、呪霊のいない世界作りとして、非術師を重んじない側面を見せる可能性はあります。
つまりは、非術師を直接コロすか、或いは呪霊を大量に生んでコロさせるといった所業。
あとは、今の呪術界に満足していませんから、そこを根本から変えようという事で、実質敵キャラのような立ち位置で登場する可能性もあります。
その場合、特級呪霊である九十九の本領が見られることでしょう。
まとめ
という事で、九十九の情報まとめ&考察でした。
個人的にはこの九十九の原因療法が画期的だと思えるので、ぜひ彼女にはこの研究を頑張って貰いたいですが、本人が進めている「②全人類に呪術をコントロールさせる」は結構な難題ですよね。
ただでさえ呪術師は数が少なく、世間的にも認知されていない程です。
この目標を達成しようと思ったら何百年もかかりそうなものです。
それこそ、まずは世界に呪術師の存在と呪いの関係性を認知させない事には一歩前に進めない目標です。
世界に認知されれば、呪術師の需要も増えて、みんながみんな呪術を覚えようとするでしょうから、達成できる可能性は増えていきます。
作中ではそんな展開が描かれるのか・・・?
描かれないとしたら、黒幕説として敵側で登場する展開もありえてきますが、東堂の師匠だったと思える描写も多いように、そうなったら悲しむ人物も出てきますが、呪術廻戦ではどう描くのか?
この辺にも注目しながら引き続き呪術廻戦を楽しんでいきたいですね。
では九十九に関する考察でした。
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