今回は「十字のろくにん」に登場する白川要の紹介です!
一言でいうなら、クラスでマドンナ扱いされる程の美人キャラす。
漆間に想いを馳せる人物でもあり、数少ない恋愛要素を描いたキャラクターでもあります。
しかし、最後はとんでもない結末を迎える事になりました……。
※8巻までのネタバレを含みます。ご注意ください。
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目次
白川 要(しらかわ かなめ)とは?
初登場は22話。
その際には行方不明となった桜庭を追う漆間を見て、仲間に入れてほしいと話しています。
その正体は漆間と同じ橋田小学校の生徒の一人で、漆間に想いを馳せている一人の少女です。
しかし、ほどなくして引っ越しをしたため、漆間からはあまり覚えられていませんでした。
漆間「(確か小学校の途中で引っ越したんだっけ?あの頃 僕とそれほど親しくもなかったはず・・・)」(中武士竜先生/十字架のろくにん/23話引用)
虐めの対象
橋田小学校に通っていた頃、実は要も5人集からの虐めを受けていました。
作中では虐め5人グループの円比呂から土ジュースなる土とダンゴムシとミミズやらの虫を詰めたペットボトルを飲むよう強要されているシーンが確認できます。
しかし、ほどなくして虐めの対象が漆間へ移った事で、要の日常は平穏なものへ戻ることになります。
その後は白川家が引っ越しとなったので、彼らとも関係が絶たれる形に。
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初恋の人
橋田小学校でいじめを受けていた要ですが、そんな要に優しくしてくれた人物こそが漆間でした。
要が雨の中、一人で落ち込み、うずくまっていると、漆間は優しく傘を差し伸べてくれました。
これが漆間との出会い。
要にとっては漆間は光のような存在で初恋だったと言います。
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白川 純(しらかわ じゅん)
要を紹介する上で兄の存在も欠かせません。
要は実は双子で、兄がいます。
兄の名前は白川 純(しらかわ じゅん)。
漆間の事を”うるマン”という愛称で呼びます。
兄は妹想いな性格で、漆間に恋する要の気持ちを汲み取って、2人をくっつけようとします。
作中では要をドンと押して、漆間と要を床ドンなる形にもさせました。
また、文化祭の練習の際には鈍感な漆間に対して、「要のことよろしくな」と要の気持ちを代弁してあげています。
更に「要が真剣である事」、「泣かせたら許さない事」も伝える徹底ぶりです。
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告白
文化祭では漆間と要のクラス1-A組がロミオとジュリエットを演じることになります。
ロミオ役には漆間が、ジュリエット役には要が抜擢されます。
2人のキスシーンの練習では、要が気持ちを抑えきれず、本当にキスをしそうになります。
しかし、漆間に突き放され、拒絶されてしまいます。
この時、要から「実は5人から虐められてた事」そして、「漆間が好きである事」が告白されます。
そうして要は「文化祭が終わったら返事を聞かせてほしい」と言ってその場を去っていきます。
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円との接触
円比呂が漆間に宣戦布告をしている現場を要は目撃してしまいます。
この時、要は内容を聞きはしなかったものの、円の眼にとまってしまう事になります。
円は要と漆間が仲良くしている事に嫉妬し、そして最悪の事件へと繋がります。
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事件
文化祭の本番。
円は漆間の体調を壊すようコーヒーに細工を施し、クラス全員に差し入れをします。
そうして、漆間が弱った所をぶっ刺すなどと考え、それを独り言のように体育館裏でブツブツ呟いていました。
そこに偶然、居合わせてしまった要。
「何をしてるの・・・?」と声をかけてしまいます。
「またジャマをするのか?」と円は態度を豹変させます。
そうして「懲らしめなきゃな」と話すと、そのまま要を襲い〇姦してしまいます。
そこに駆けつける漆間でしたが、時はすでに遅く、要は「初めてを奪われた事」そしてその事後を「好きな人」に見られたという生涯消えないトラウマを抱える事になります。
休学と円の殺害
この事件を機に要は精神が病んでしまい、家に引きこもることになります。
兄貴の純からも心配されましたが、「何も言ってくれない」との事でした。
漆間がいつも通り学校訪れると要は「持病の喘息が悪化した」という理由で休学していると報告されます。
心配になった漆間はある真相を告げに行きます。
それは円をコロしたという事。
それにより、「要を傷つける者はもういないし」、「あの事件を知るモノもいなくなった」と付け加えるのでした。
漆間「もう君を傷つける奴はいないし 君の傷を知る者はいない 強く生きてほしい」(中武士竜先生/十字架のろくにん/38話引用)
要は突拍子もない報告に困惑しますが、その後、号泣し、漆間の気持ちを胸にしまい込むのでした。
再登校
5巻の46話では、再登校する要の姿が確認できます。
クラスの女子たちは「キャー!」「久しぶり」と声をかけて歓迎してくれています。
要も「心配かけてごめんね」と返し、何事も無かったかのように振る舞います。
しかし、漆間だけはその裏に潜む暗い気持ちに勘付き、まだトラウマを引きずっている事を察するのでした。
デート
第6巻の61話で要は漆間をある場所へ連れ出します。
それは遊園地。
2人はジェットコースターや回るコーヒーカップ、観覧車、ゲーセンを楽しみます。
因みにゲーセンでは3番勝負という事でバスケットボールのゲームと格闘ゲームをしますが、要は実力者で漆間をボコボコにすることになります。
最後は要が漆間に花を持たせるためにUFOキャッチャーで景品が取れれば「漆間くんの勝ちでいいよ」と提案してくれます。
漆間は見事、根性を見せ、地べた動物シリーズのジベ豚をゲットし、プレゼントしてあげるのでした。
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上書きして
デートの終わり際。
要は「まだ円との事件を引きずっている事」を漆間に告白します。
そして、漆間をラブホテルに連れ込むと、「まだ円が怖い事」「痛かった事」などを告げ、「上書きして欲しい」と要求します。
漆間はその気持ちに応え、2人は体の関係を持つ事となります。
※ネタバレ注意
※ここからは重要なネタバレを含む内容となります。未読の方はお戻り頂くよう強く推奨します※
兄と京の影
要の兄貴、白川純。
純は漆間と要がホテルに入る所を偶然目撃してしまいます。
何がどうなっているか分からない純。
それまで二人は気持ちも通じ合う完璧な兄妹、双子だったはず。
妹の要は自分が悩んでいた時にはいつも相談に乗ってくれました。
要「せっかく双子に生まれたんだから悩みは半分こしようよ」(中武士竜先生/十字架のろくにん/63話引用)
しかし、あの事件の事を聞き出そうとしても妹の要に拒絶されるばかり。
漆間も真相を言ってくれません。
終いには妹の要に「気持ち悪い」と吐き捨てられる始末です。
全ては漆間と出会ってから変わった。
漆間が悪い。
そう思う純は、その抑えきれない暗い気持ちを胸にして散歩している最中、最悪にも京と接触する事になります。
京「きみ・・・白川純くん?」(中武士竜先生/十字架のろくにん/63話引用)
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振られる
文化祭から時は立ち。
要は漆間に呼び出されます。
漆間は京との決戦を控えていた事もあり、恋に励んでいる場合ではありませんでした。
結果、「ごめん」と振られる事になります。
要は詳しい事は聞かず「ありがとう」と返事。
これで2人の恋愛物語は終わりを告げるになります。
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最後
漆間の母校である橋田小学校。
そこの体育館では翔が人質となり、漆間にとっての”シのじゃけん”が行われていました。
対戦相手は要の兄である白川純。
2人はじゃんけんをし、漆間が先に3回負けた場合には翔がコロされるという”じゃんけん”をしていました。
しかし、何かがおかしいと勘付いていた漆間。
兄の純が負けた場合のペナルティが公表されていなかったのです。
そして、最初の”じゃんけん”で純が勝つと、翔の片足がチェンソーで切断されてしまいます。
その様子を見た白川純は大混乱。
「もうやめてくれ」と叫び出します。
京はそんな白川純に対して
京「どんな方法を使っても漆間を苦しめたいって君が翔くんの病院を教えてくれたんじゃないか」(中武士竜先生/十字架のろくにん/73話引用)
と当時の純の気持ちを代弁。
また非道にも”じゃんけん”が止まる様子はありません。
そのまま第2回戦が実行されます。
翔の足が切断される要素をまじまじと見せられた事もあり、純は手を出すことができませんでした。
体育館の倉庫ではゴトッと謎の音。
しかし、目で見える範囲、周囲に変わった様子はない。
純は「自分に代償(ペナルティ)がないと考え、このまま3回負ければゲームが終わる」ことを思いつき、自分が3回負ける事を提案します。
漆間は違和感を覚えたまま、再度”じゃんけん”をし、結果、漆間が勝利します。
また周囲に特に変わった変化はありません。
そこに、京に1本の電話、連絡が入ります。
内容は「2回目でシんじゃったみたい」との事でした。
そして、倉庫の扉が空き、革命倶楽部の構成員「百木(ももき)」が台車に乗せて連れてきたのが、左足と右足が切断された無惨な姿となった白川要だったのです。
純は無惨な姿となった要を目の当たりにし、幼少期に誕生日ケーキのロウソクを全部 要にふーっと消された思い出。
また、怒る純に対し、「別に2人は双子だし、純も私みたいなものでしょ?」と言う要との思い出をふと思い出す形に。
しかし、目の前にいるのは見るも無惨な姿となった要。
純は号泣し、要を抱きかかえますが、シのじゃんけんゲームが止まる事はありませんでした。
その後
体育館での決戦はニュースとなり、報道では5人の男女の遺体が発見されたと報じられています。
この決戦でシんだ女性の候補は要と革命倶楽部の構成員の一人の百木ですが、百木らしき人物が後に描かれる事になります。
つまり、このニュースで伝えられた男女5人の遺体の女性というのは要であると考えるのが妥当です。
また、純は要の遺体を持ち出す事はせず、その場に放置して逃走したという事にもなります。
感想
という事で白川要の紹介(まとめ)でした。
個人的には可愛らしいし、漆間と同じ5人集によるいじめの経験もあって、数少ない漆間と共通点持ちの重要なキャラクターだったと思っています。
ただ、根が引っ込み思案なのか、その虐めの事を他言しなかった事や、唯一の理解者である兄に対しても真相を言えなかった事が、この悲劇を迎える事になった原因ではないかとも思えます。
少なくとも兄に伝えていれば変な誤解はされず、京に連れ出される事もなかったと思います。
とはいえ、要の気持ちも考えると素直に打ち明けるのも難しい問題です。
最初の虐めの段階で誰かに相談していればもしかしたら事態は良くなっていたかもしれませんし、もちろん伝えるべきですが、ただそれで京の行動が止まるとも思えませんので、物語が大きく変わる事は無かった事でしょうか。
その後の円にオカされた件とそのサツ害を漆間がした件も、人に言うにはあまりに事が大きすぎます。
兄に伝えれば、結果を見れば、シぬ事はなかったかもしれませんが、思春期の一人の女性を思えば、円にオカされた事などそう簡単に言えるものではありません。
漆間がその円をサツ害した件も漆間の事を思って他言しない方がいいという考えの元だと思います。
その全てが最悪な結果へと繋がった訳ですが、胸糞を描く漫画なので、そうなると、どう転んでもこうなっていたんじゃないかと思わせますね・・・。
面白いのが同じように東千鶴も漆間とその5人集と関わりましたが、五体満足で健全に暮らしているんですよね。
2人の違いを挙げるなら、兄貴の存在となるのですが、そうなると兄貴の存在が一番の原因なのかな?とも思えてきます。
なぜ、妹を疑わず、信じてあげれなかったのか?
なぜ京に打ち明けてしまったのか?
今後は兄の純が生きているので、作中で登場するでしょうが、どういう想いを胸に秘めているかが気になりますね。
引き続き漆間を憎むのか、或いは要をシなせる原因となった革命倶楽部に憎しみを向けるのか。
改心して漆間の味方に付くもよし、闇堕ちして敵キャラとして登場するもよしです。
今後の登場に期待ですね。
では最後までお読みいただきありがとうございました。
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