今回は「七つの大罪」のキングの紹介です。
ウラ話や小話も含めながら、読者が気になっている点をピックアップして良さを語っていきます。
※なお、 「七つの大罪」1巻~41巻のネタバレが含まれるので、未読の方は要注意です。※
そして、完読されている方は自分の情報と照らし合わせながらお楽しみいただけたらと思います。
キングとは!?
鈴木央先生/七つの大罪/5巻引用
・プロフィール
身長:160㎝
体重:48㎏
誕生日:4月1日
年齢:約1400歳
特技:ごろ寝
好きな食べ物:チーズ
チャームポイント:寝ぐせ
キングとは <七つの大罪>の一人、「怠惰の罪(グリズリー・シン)」の罪を背負う人物。
「クソデブ」、「妖精王」、「ハーレクイン」、「泣き虫」、「仕入れ係」など肩書や愛称は様々あります。
見た目
TVアニメ「七つの大罪神々の逆鱗」公式サイト引用
見た目は童顔で茶色の目をしています。
髪型は茶髪でクセ毛が目立ちますが、公式ファンブック曰く、寝ぐせらしく、そこがチャームポイントだそうです。
服装は青緑と黄色が目立つパーカーの格好で枕に変身させた「神器」を抱いていたり、その上に載って浮遊している姿が目立ちます。
なお、服装に関しては自作で、“妖精王の森”の外で人間が作っているのを見て真似たそうです。
これに対しエレインとヘルブラムは、
ヘルブラム「…人間が作る服って工程が面倒な上に時間もかかるよなぁ」
エレイン「……で それをずっと眺めていたわけ 兄さん?」
(鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用)
と、突っ込まれています。
この“服を作れる”というのはキングの特技の一つで、公式ファンブックでは特技が“ごろ寝”となっていますが、個人的にはこちらの方が特技っぽいかなと思っています。
鈴木央先生/七つの大罪/36巻引用
本編ではその他にもジェリコがエレインにあげた大き過ぎた服を、キングが仕立てたという話しもあります。
なので、買った服が「うわっ…サイズが合わねえ…どうしよう」となった時にはキングに言えば直してくれるので、身近に一人 居てくれたら助かる存在ですね。
おっさん
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
こちらはキング曰く“正装の姿”です。
<七つの大罪>に再び入る際には、エリザベスと対面し、エリザベスが女王様である事を受け、「なら正装したのに!」と発言しています。
キング「そうとわかってたらキチンと正装したのに!!」
キング「ほっ!(デブ化)」
メリオダス「おおっ服が変わった。すげー」
バン「そこじゃねぇ♪」(鈴木央先生/七つの大罪/4巻引用)
なお、キング曰くこの姿を維持するのには気を張る必要があって、ちょっとしんどいようです。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
また、リオネスの聖騎士時代では基本的にこの姿をキープしていたために、“童顔”のキングはバンやゴウセルから認識してもらえませんでした。
公式ファンブックにはコンプレックスが「幼顔」ともあるので、それを気にして常に気を張っておっさんの姿で戦っていたみたいです。
更に、ゴウセルはこの時に「体臭」でキングを判別していたようで、大罪メンバーがキングの体臭を嗅ぐシーンも確認できます。
バンは「すっぱ臭くなった」と語り、ホークは「汗臭ぇ」と語り、ディアンヌは「懐かしいニオイ」と語り、エリザベスは「きっと見た目のイメージだよ」とキングを擁護しましたが、キングは泣き崩れることになりました。
エリザベスでも庇いきれなかったので、きっと…臭いのでしょう…。
因みに見た目の印象もあまりよくなく、キングを探し始める際にはバンから「クソデブはシんだって話じゃ?」と言われていたり、バイゼル大喧嘩祭りでも、この姿に変身してたディアンヌに「嫌っ」とはたかれています。
コンプレックスといえど、この姿にはあまりならない方が良さそうですね。
マーリン作
TVアニメ「七つの大憤怒の審判」公式サイト引用
現世での聖戦前には新衣装で登場しました。
色合いは白と深い青緑色がベースでこちらも以前着ていた服同様にパーカーとなっています。
また、“試練”を経て生えた羽が出ているのも特徴的です。
ディアンヌの「マーリンがみんなに作ってくれた」という台詞からマーリン作だと考えられます。
こちらは“堕天使マエル戦”にて“沈黙の大鎌”を受けた際に、背中の呪印を見るために脱ぎ捨てています。
覚醒
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
こちらはキングが変貌を遂げた姿。
見た目は青年の姿となり、それと同時に髪も伸びています。
服はスーツ姿となっていますが、首元の「ジャボ」と言われる17世紀頃造られたとされる胸飾りが特徴的。
鈴木央先生/七つの大罪/36巻引用
因みにこの服はキングがその場の生えてきた木の葉っぱから即席で作ったものですが、それにしては完成度が高く、これだけでも「魔力」が洗練されている事が分かります。
なお、この姿には賛否両論あって、ネットで検索をかけても「ダサイ」というワードが頭に来るように元の姿の方が人気のようです。
鈴木央先生/七つの大罪/36巻引用
因みにこの姿でも「おっさん化」出来るようで<お喋り騎士団>の間のコーナーでは鈴木先生が読者の要望に応えているコマから確認できます。
興味津々のディアンヌでしたが、変身後の反応を見ると、そんなに気に入らなかったみたいです。
おっさん姿よりは流石に元の覚醒キングの見た目の方がいいですね。
性格
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
キングの性格と言っても色々ありますが、今回は主に3つに分けて紹介します。
一つは妖精族特有ののほほ~んとした性格。
もう一つは、しっかり者で、優しく、礼儀正しい性格。
最後に、“人を信頼しない”性格です。
のほほ~ん
キングの性格の一つに“のほほ~ん”としているのがあります。
これは“妖精族”全体のイメージに近いです。
“妖精族”はそもそも欲求が少ない。
鈴木央先生/七つの大罪/15巻引用
ヘルブラムとかけっこをした番外編でも「かけっこで一番だと何かイイコトでもあるの?」、「順番をつけることに何の意味があるの?」と一番になる事を疑問視していました。
妹のエレインも欲求が少なく、“番外編/永遠の刹那”では「必要以上のものを欲しがる人間族の考えが分らない」と話していたり、「平穏に暮らせればそれで満足」と言っていたりもします。
なぜ欲求がそこまでないのか?
これは妖精族の特徴を一つ一つ見ていくと分かります。
鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談」
そもそも妖精族の寿命は五種族の中でもかなり長く、「答えてばっちょ!のコーナーQ.79」からは平均寿命が千歳から千五百歳であるとも分かっています。
鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談引用
また、妖精族は花や自然から生まれるので、子孫を繫栄させる必要もありません。
鈴木央先生/七つの大罪/25巻引用
更に“妖精王の森”には結界があり、悪意を持った人は侵入すら出来ません。
寿命が長く、安全面が担保されていて、子孫の繁栄をする必要もない。
そうなんです。
妖精族は生きる上で何も焦る必要がないんです。
そりゃあ、作中でも言われている“のほほ~ん”とした性格にもなります。
キングはその象徴として描かれており、ふわふわと漂って、欠伸をして、暇そうにのんびりしている様子が多めです。
公式ファンブックを見ても趣味や日課がディアンヌの観察だったりしますが、一日中グータラしてても嫌悪感に苛まれる事がないのでしょう。
ただ、悪く言えば“怠惰”であり、ヘルブラムからは、
ヘルブラム「妖精族は怠惰だった 自分たちで困難や脅威に立ち向かおうともせず義務を押しつけてきた 何があっても王が解決してくれるものだとね」(鈴木央先生/七つの大罪/15巻引用)
といった話しもされた事があります。
実際、“妖精王の森”はイレギュラーが起きる事もあって、作中だとバンを通した事や、それに伴い“赤色の魔神族”が侵入したことがあります。
“アルビオン”が襲撃してきた事もありました。
そういう、いざという時には、対応できないので、そこが“妖精族”の問題であり、課題でもあったと言えます。
また、これはあくまでベースの性格であり、人間に興味津々なヘルブラムもいるように、個性は様々です。
優しい、しっかりもの、礼儀正しい
そんな妖精族のキングですが、しっかり者で、優しく礼儀正しい性格です。
鈴木央先生/七つの大罪/3巻引用
バンとの昔話では、バンが盗んだぬいぐるみを全部返したと話されています。
キング曰く、“ぬいぐるみ”には持ち主の思い出や気持ちが沢山詰まってるからそれを盗むなんて酷すぎるとの事でした。
エリザベスはこの話からキングを「心の優しい方なんですね」と話しています。
鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用
余談ですが、14巻の<お喋り騎士団>の間では、この時にキングがぬいぐるみに“狼を紛れ込ませる”イタズラをしたそうですが、バレて、バンに10倍返しで「狼の群れに放り込まれた」事があったそうです。
また、バイゼル喧嘩祭りでは、本来の目的を忘れて祭りに参加しようとするメリオダスを止めようとしたりと、“しっかり者”な面も描かれています。
鈴木央先生/七つの大罪/15巻引用
ヘルブラムとの番外編でも「“妖精界と妖精王の森”、“妖精族のみんな”、“たった一人の妹のエレイン”、“大切な親友のヘルブラム”、全部を守れたらそれが一番素敵じゃないか」と言っているように、“王様としての職務”はしっかりと果たそうとしている“しっかり者”です。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
その他には、ゴウセルがエリザベスを「お前」と呼んだシーンでは呼び方を訂正するよう注意したり、
鈴木央先生/七つの大罪/11巻引用
新王アーサーに対する「お前」呼びも注意しているように、礼儀を重んじる姿勢もあります。
このように、キングは優しく、しっかりもので、礼儀正しい良い性格の持主です。
しかし、一方では深い闇も抱えています。
人を信用しない
キングの性格に関しては、“人を信用していない”面も作中ではよく描かれます。
鈴木央先生/七つの大罪/3巻引用
ギルサンダーと情報交換していた時には、ギルサンダーから「私の信頼を裏切らないでくれ」と言われ、「そーゆーのは人間同士でやって」と冷たくあしらっていました。
また、外伝“まちぼうけの妖精王”では、「年中 同族同志のもめ事や戦を起こしているのは人間くらい」、「信用しすぎるといつかヒドイ目に遭う」とヘルブラムやディアンヌに警告していたりします。
メリオダスの魔神族疑惑でも問い詰めるシーンがあります。
鈴木央先生/七つの大罪/17巻引用
「何年経っても変わらない姿」、「禍々しい負の魔力」、「三千年前に封印された<十戒>と顔見知り」である点から“メリオダスが魔神族で奴らの仲間なんじゃないか?”と疑いをかけた事もあります。
その後もメリオダスを疑い続け、エレインが復活した際には「正体が分からず、素性を明かそうともしない奴をよく信じられるね」と話しています。
鈴木央先生/七つの大罪/29巻引用
過去に<怠惰の罪>で捕まった時も、メリオダスの善意を「人間に何がわかる」と言ってあしらっていました。
心優しいはずのキングがなぜここまで人を疑うのか?
これは、過去の出来事を振り返っていくと、おのずと分かってきます。
悲劇
外伝でも分かる通り、キングは王としての義務感もあり、人間の持つ強すぎる欲求を危険視していました。
そして、その疑念が確信へと変わる出来事が2つ起こります。
キングにはヘルブラムという“親友”がいました。
ヘルブラムは“妖精族にない人間の文化や考え方”を尊重し、番外編では“かけっこ”の真似事をしたりと、“人間が好き”な人物として描かれます。
そんなヘルブラムはある日、仲間を連れ、人間族の行商のガラクタを見に行きました。
しかし、“人間族”の間では、“妖精族の羽は長寿の薬になる”という話しがあり、“妖精族の羽”は“良い金”になりました。
ここからは悲劇の幕開け。
鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用
行商の人達はヘルブラム達を襲おうと計画していたのか、「アルドリッチ」という眼帯の老戦士を雇っていました。
そうして、「アルドリッチ」にヘルブラム達を襲わせ、仲間もろとも虐サツしたのです。
ヘルブラムは言いました、
ヘルブラム「目の前で一人一人 羽を引き裂きもがれるんだ!!ゆっくりゆっくり時間をかけて…羽を傷つけないようにだとさ!!今もあの音と仲間の悲鳴が頭にこびりついてるよ!!」(鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用)
キングは知らせを受け、ヘルブラムを助けに行きますが、到着した頃には、無惨にコロされた仲間の遺体が転がっていました。
安否を確認するキングでしたが、眼帯の老戦士「アルドリッチ」に背後から不意を突かれ、記憶を失う程の重傷を負わされてしまいます。
ヘルブラムはこの隙をつき、なんとか「アルドリッチ」をサツ害することに成功します。
それからヘルブラムは五百年間 人間をコロし続けましたが、恨みは晴れなかったと言います。
鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用
キングはこの一件に終止符を打つため、“親友”のヘルブラムをサツ害します。
この一件は、“人間を信頼しすぎたヘルブラム”と、その“親友”を止めるために、“親友”を手にかけたキングの身に起きた悲惨な事件と言えます。
また、10年前には王都転覆の容疑でキングは追われる身となります。
行くあてもなかったキングは“妖精王の森”へと帰っていきます。
しかし、故郷があるはずの場所には、“焼き尽くされた跡地”が広がっていました。
キングは“一人の賊が聖杯を狙って起こした惨事”だと聞かされます。
これ以降は“その賊”を追うために復讐に燃えることになります。
このようにキングは、大切だった“親友”をコロし、唯一の“妹”であるエレインをコロされ、更に守るべき“国”を焼き尽くされたという悲惨な過去を持っている人物でもあるのです。
これでは“人を信頼できない”性格になっても仕方がないと言えます。
しかし、キングは周りの人に支えてもらったおかげで、闇堕ちする事はありませんでした。
本当の悪なんてそう在るものじゃない
“シ死者の都”でバンを石化させたキング。
復讐が果たされるかと思いきや、エレインがバンにキスをする形で石化を解き放ちます。
エレインからは「バンはキングが思うような人ではない」と話されます。
鈴木央先生/七つの大罪/7巻引用
それ以降はキングがバンの気持ちに触れる中で、バンが「エレインを復活」させようとしている事を知り、バンがエレインや森を焼き尽くした犯人ではないと知ります。
メリオダスに関しても、ドロールとグロキシニアの三千年前の試練を経て、メリオダスが昔から変わらない性格で仲間想いな人物であった事を知ります。
それを受けキングは、
キング「メリオダスにだってーー…団長にだって複雑な事情があるんだろう それをオイラは…魔神族ってだけで頭から彼を否定してしまっていたんだ…」(鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用)
と深く反省する事になります。
試練では、この反省を受けて、最後の選択で見事にロウをコロすこともありませんでした。
キングはグロキシニアにこう語っています。
キング「本当の悪なんてそう在るものじゃないでしょう?少なくとも今まで戦ってきた相手はそれぞれに事情を抱えていました…オイラにとってはクズみたいな男でも妹にとってはかけがえのない存在なんです…それはあなたも同じでしょう…? もしかしたらロウだってゲラードにとっては——…そんなことを考えたら…殺せなかった」(鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用)
キングは大切な人のシも経験しているので、疑り深い性格になるのは仕方のない事ですが、しかし“表面でしか物事を捉えない”ことが間違いである事に気付いたのです。
それ以降はバンにプロポーズの仕方や結婚の仕方を聞いたりと、人に近寄っていく姿勢が見られるようになりました。
現代の聖戦では、魔神族に対する偏見も減っており、協力する姿勢を見せたデリエリを認め、仲間に迎え入れてもいます。
鈴木央先生/七つの大罪/29巻引用
こうした経験を経たキングは、いつかメリオダスが話した、“誰かを想って泣ける立派な王様”に近づけたのではないかと思えます。
こういった未熟な面もありながら、それに屈する事なく、成長していった姿も、キングの良さの一つと言えます。
⇒【マーリンとは!?】
⇒【エスカノールとは!?】
覚醒戻る
覚醒を遂げたキングですが、その姿は元に戻るのでしょうか?
こちらも気になっている方が多いようなので、まとめていきます。
結論から言うと“魔力を限界まで使う”と元に戻ります。
キングが覚醒したの堕天使の姿となったマエル戦ですが、魔神王メリダス戦で元に戻る姿が確認できます。
鈴木央先生/七つの大罪/34巻引用
覚醒したキングは「霊槍シャスティフォル」を複数に同時展開したり、遠隔操作で「霊槍シャスティフォル」を使ったりしました。
遠隔操作に関しては、
キング「少し掴めてきたな…遠隔からの操作だと一度に一つの形態しか取れないか……何より魔力消費量が大きすぎる…」(鈴木央先生/七つの大罪/36巻引用)
と語られ、
そして、魔神王メリオダス戦では、
キング「まずいな…連戦続きでもう魔力が限界だ…」(鈴木央先生/七つの大罪/36巻引用)
と語り、「魔力の限界」が近づいている事を仄めかしていました。
その後、魔神王が発生させた負のエネルギーの嵐から皆を「花粒園(パレン・ガーデン)」で守るのですが、限界が来て一瞬ふらっとしたのか、浮遊も難しくなり空中から落ちていきます。
鈴木央先生/七つの大罪/36巻引用
ディアンヌが心配して「キング!!」と叫び、キャッチするのですが、その手の中に居たキングは元の姿に戻っていました。
つまり、「魔力を限界まで使う」と、元の姿に戻るようです。
その他にも最後の魔神王戦でも<七つの大罪>合技“不俱戴天”で魔力を使い切り元の姿に戻っているのが確認できます。
その後のキャス戦でも魔力切れだったので、いつもの姿です。
鈴木央先生/七つの大罪/37巻引用
そして、新<豚の帽子>亭の初開店では「魔力が回復」したようで、また青年の姿に戻っていました。
それ以降も基本的にはこの青年の姿で登場します。
アニメ&ゲームキング=Netflix映画『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』12月20日(火)より独占配信(12/15枚)引用
時系列的に最も話しが進んでいるNETFLIXで公開された「七つの大罪 怨嗟のエジンバラ(前編) 」でもこの姿のキングが確認できます。
なので、「魔力を使い過ぎる」か、或いはディアンヌから「前の姿に戻って」とか言われない限りはこの青年の姿が基本となりそうです。
ディアンヌ子供
ディアンヌとキングの子供に関しても気になっている方が多いので触れていきます。
キングとディアンヌの子供は既に生まれています。
鈴木央先生/七つの大罪/41巻引用
それは最終話で話されたキングとディアンヌの台詞「オイラたちの子に比べたら・・・」から分かります。
この時は、トリスタンの10歳の誕生日祝いに来ていたのですが、恐らくキングとディアンヌの子供の年齢を揃えると思うので同い年だと思います。
ただ、見た目の情報などは「七つの大罪」では確認できていません。
なお、2人の子作りに関しては、ディアンヌが人間サイズとなった際の、
ディアンヌ「今なら団長とボクの子供がつくれるよっ!!」(鈴木央先生/七つの大罪/5巻引用)
と言う台詞から、巨人サイズのままでは恐らく出来ないので、行為に関しては魔神ヘンドリクセン戦撃退後にマーリンから貰った魔法具No.172「ミニマム・タブレット」が活躍していそうです。
そうなると数に限りがあるんですが、それ以降は巨人サイズでも楽しくやっているか、或いは“妖精界”でならワンチャン普通に出来るかもしれません。
“妖精界”というのは、
鈴木央先生「妖精界は、妖精王の森のさらに向こうにある。妖精族しか入れない世界です。ディアンヌはキングの導きで入れますが。」(鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談)
鈴木先生曰く、“妖精王の森”の奥にある場所で妖精族しか入れない所なんだとか。
ディアンヌだけはキングの許可を貰って入れるらしいですが、そもそも妖精族しか入れない点を考えると、人間サイズになっている可能性はあります。
それなら問題解決です。
鈴木央先生/七つの大罪/40巻引用
因みにこの“妖精界”は神樹が造った特殊な聖域の事で、魔神王や最高神が造った魔界や天界と同じ聖域です。
キングはこの“妖精界”と“妖精王の森”を守るのが仕事です。
それほどに重要な場所ですが、しかし作中ではまだ出てきていません。
鈴木央先生/七つの大罪/9巻引用
因みに、オスローはこの妖精界の狭間に住む妖精の一種だと紹介されていたり、妖精族にも見えないデスピアスで連れているインビジブルという存在もいますが、この辺も詳細がないため、妖精族にはまだまだ秘密がありそうですね。
この辺の詳細も気になります。
技
キングは技が多く全てを把握していない方もいるようなので、分かりやすくまとめていきます。
魔力は「災厄(ディザスター)」。
神木から造られた“霊槍シャスティフォルの力”を引き出す事が出来ます。
その前に本来の魔力に触れます。
なおマーリンが言うに、災厄の本来の魔力は、
マーリン「キング本来の魔力「災厄」だ かすり傷を重症化させ 毒を猛毒に変え 小さな腫瘍を増大させる 木々や植物を成長・繁栄させる一方 間引くことで森を維持し 統べる妖精王ならではの魔力だろう」(鈴木央先生/七つの大罪/17巻引用)
とのことです。
鈴木央先生/七つの大罪/17巻引用
作中では、キングがメリオダスにかすり傷を負わせ、“状態促進(ステータスプロモーション)”で重症化させていました。
鈴木央先生/七つの大罪/5巻引用
バイゼル喧嘩祭りでもケイン・バルザドに対しリウマチを刺激し、反撃を喰らった事もあります。
リウマチとは関節に出来る炎症の病気で、その腫瘍を魔力で増大させていたようです。
こちらの本来の魔力もかなり強力ですね。
鈴木央先生/七つの大罪/17巻引用
更に“養分凝縮(コンデンスパワー)”という技で、水滴を鉄の玉に変え、攻撃する事もできます。
鈴木央先生/七つの大罪/5巻引用
因みに、コップグラスを遠くから動かして落とした事もあります。
その他にも神器の説明では、湖の水を手を触れずに浮かせたこともありますが、“念動力(サイコキネシス)”のような能力も常備しているのかもしれません。
“養分凝縮”で動かしていた水の玉や「霊槍シャスティフォル」を空中で自在に操る仕組みが同じなら合点がいきます。
この辺は鈴木央先生もイメージで描いていそうですが。
「霊槍シャスティフォル」
そして、キングの技と言われたら“霊槍シャスティフォルの力を引き出す”、霊槍シャスティフォルの形態変化です。
設定集Ⅱにも書いてある通り、形態変化は10通りあり、“それぞれに異なる力”があります。
「七つの大罪」で確認できるのは第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8までです。
第9と第10は不明で分かっていません。
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~twitter引用
・第一形態「霊槍(れいそう)シャスティフォル」
第1形態は「槍」の姿で、名前もそのまま「霊槍シャスティフォル」。
そのまま振り回す“飛び回る蜂(バンブルビー)」が万能で作中ではバン戦に始まり、最後の方のインデュラ戦でも使っているのが確認できます。
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~
また、「神器解放」によって「“真”・霊槍シャスティフォル」に変貌を遂げた“巨大にな黄金の槍”の姿も特徴的です。
この状態で振り回した“暴君の嵐(タイラント・テンペスト)”では“アルビオン”を瞬サツしています。
七つの大罪/鈴木央先生/33巻引用
更に、「真・霊槍シャスティフォル」の状態で、そのまま相手に投げつける“裁きの槍”も非常に強力で、インデュラ戦や魔神王戦で活躍しました。
モンコレ|商品情報|ポケットモンスター – タカラトミー引用
・第二形態「守護獣(ガーディアン)」
第2形態は緑色の巨大なクマのぬいぐるみ姿となります。
自由に動かせるので、パンチも出来ますし、4本の腕でバンを拘束したこともあります。
キング曰く、
キング「神樹は外的から身を守るため 自らに生える苔に形を与え戦わせるんだ 苔から作られた体はあらゆる打撃をいなし水分を多く含む体は炎に強い耐性を持つ—」(鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用)
と、苔でできた体は打撃に強く、水を多く含むため、火に強いようです。
しかし、この後の魔神デールの“氷結停止(フローズンブレス”では、凍って粉々にされています。
バンからも「凍結には弱かった」と話され、弱点も明らかになりました。
TVアニメ「七つの大罪-戒めの復活-」引用
“真”の姿になると、可愛らしいクマがムキムキのクマに変化し、戦闘力が爆増します。
バイゼル大喧嘩祭りでは、それまで苦戦していたドロールの土人形をボコしています。
TVアニメ「七つの大罪-戒めの復活-」引用
因みにキングが抱えている“枕”はこの第二形態の簡易型だとも公式から発表されています。
第十形態が「枕」という情報が出回っていますが、ソース(情報源)がなく、信憑性は薄めです。
鈴木央先生/七つの大罪/7巻引用
・第三形態「化石化(フォシライゼーション)」
第三形態は矛先が二又で柄頭がフックのような形となっています。
作中ではバンの胸に刺し、全身を「化石化」させていました。
また、<暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)>戦ではヒューゴの腕を斬っただけで、腕が石化しています。
斬っただけで相手を石化させる非常に強力な技です。
「ウラ話大放談」では鈴木先生はこの化石化については“一発で戦闘を終わらせる技のため、漫画で使うのは難しい技でもある”と語っています。
実際、「よっしゃあ!キングvsバンだ~!楽しみ~」となった所にキングが第三形態「化石化」でグサッっと戦いを終わらせては面白くないですからね…。
今後も目にかかる事は少なそうな技です。
なお、“真”の状態は「七つの大罪」では未確認です。
TVアニメ『七つの大罪』引用
・第四形態「光華(サンフラワー)」
第四形態は巨大なひまわりのような植物の中心から、光線が放たれる非常に強力な技です。
広範囲な技で、バイゼル喧嘩祭りではジェリコとギーラ相手に使っており、ギーラからは「かわしようがない」と話されています。
高威力で広範囲なので、対処できないと絶望的です。
また、作中では、ヘンドリクセンの禁術“シ者使役”で蘇ったヘルブラムを葬った技でもあります。
鈴木央先生/七つの大罪/28巻引用
そして、真の姿になると、地面から生え、触手も使うようになります。
作中では城塞都市コランド戦で使われ、触手で叩き上げた怨霊達を空中で狙撃し、しとめています。
TVアニメ「七つの大罪」引用
・第五形態「増殖(インクリース)」
第五形態は神器がクナイのような形に大量増殖します。
作中ではギーラの“ブリリアント・デトネーション”を全て撃ち落としたり、バイゼル大喧嘩祭りでは、花人形のツタを切ったりしています。
小型のミサイルのように大量に飛んでいくので、対応は困難。
作中だと「炸裂する刃飴(ファイトファイア・ウィズファイア)」という技名でも使用されています。
鈴木央先生/七つの大罪/21巻引用
また、“真”では鋭利な形となり、攻撃性が増します。
本編では下位の魔神族を一気に撃退したりしています。
鈴木央先生/七つの大罪/29巻引用
なお、「増殖」は見た感じ物理攻撃に見えますが、チャンドラーの「全反撃」で返されているので、れっきとした“魔力による攻撃”のようです。
TVアニメ『七つの大罪-憤怒の審判-』引用
・第六形態「神樹の衣(ユグドラ・クロス)」
第六形態は霊槍が鎧のような形となって、胴、手、足に装着されます。
見た目通り手の鎌で攻撃します。
また、足がジェットになっていて、俊敏な移動も可能です。
因みにこちらは初出しの時から“真”の状態だったので、「素」の状態はまた違うのかもしれません。
TVアニメ『七つの大罪-戒めの復活-』引用
なお、グロキシニアも同じような技「神樹の鎧(ユグドラ・アーマー)」も持っていますが、見た目で言うとグロキシニアの方が断然カッコイイですね。
鈴木央先生/七つの大罪/12巻引用
・第七形態「導苔(ルミナシティ)」
第七形態は神器が木星のような形となって光を灯してくれます。
王都奪還編のヘンドリクセンが魔神研究をしていた場所で使用しており、メリオダスからは「お前の神器って本当便利な」と、羨ましがられていました。
十通りに形態変化する神器ですが、攻撃のみに特化しているワケではないようですね。
TVアニメ「七つの大罪」引用
・第八形態「花粒園(パレン・ガーデン)」
第八形態は球体の形となり、対象者を守ります。
個人的にはキングを代表する技だと言ってもいいくらい印象深い技で、作中では王都奪還編でディアンヌを守る際に初めて使用されました。
また、「花粒園」の中はキングの花の匂いがするのか、ディアンヌからは「この…ニオイ…覚えてるよ」と話されています。
鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談引用
因みにキングのニオイは、「答えてばっちょ!のコーナー」より“キンモクセイ”だとも分かっています。
キンモクセイは“優しい匂い”がするそうですが、気になる方はお花屋さんに行ってみましょう!
鈴木央先生/七つの大罪/34巻引用
・覚醒したキング
キングの羽が完全な進化を遂げた後は、神器の見た目も一新されました。
第一形態は花のような形となり、第二形態はクマの腕が何十本にも生え、第五形態は長めの剣になり、第八形態は色濃くなっています。
鈴木央先生/七つの大罪/36巻引用
その後のゼルドリス&原初の神では第四形態も見せており、かなり禍々しい姿となっていました。
このように、覚醒したキングは、神器の形も威力も爆増し、強力になっています。
なお、作中では覚醒後はこの覚醒後の“真・霊槍シャスティフォル”の形が基本となります。
鈴木央先生/七つの大罪/37巻引用
ただ、“魔力切れ”が起こり、キングが童顔の姿に戻った場合は、神器も元の形に戻るようで、魔神王メリオダス戦では、いつも通りの「花粒園」を使用しているキングが確認できます。
思い出補正もあるので、たまにはこっちも使ってほしいですね。
闘級
キングの闘級に関して気になっている方が多いようなので、明記していきます。
鈴木央先生/七つの大罪/16巻引用
キングの闘級が明らかになったのは、<十戒>復活時。
マーリンからは「4190」だと語られました。
この時は、マーリンの次の2番という位置でした。
また、闘級というのは、変化します。
キングがアルビオンを撃退した際には神器を解放しましたが、この時にグロキシニアからは、
グロキシニア「西北西は一瞬だけど アルビオンの倍近い闘級反応があったっス」(鈴木央先生/七つの大罪/15巻引用)
こう語られました。
アルビオンの闘級は5500なので、その倍となると1万越えになります。
なので、神器を解放した時のキングの闘級は1万越えだと分かります。
なお公式ファンブックから魔力3370、武力0、気力820だとも分かっていますが、キングの闘級の大部分は魔力と結びつきが強いとも言えます。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
その後、試練を終え、ゴウセルの前に現れた時には、闘級が4万1600と爆増。
これは試練を経て、羽が生えたために、魔力が底上げされました。
この状態で神器解放した場合は、先ほどの理論で倍になると考えて良いなら、8万近い闘級になります。
かなり強いです。
その後チャンドラー戦でも闘級4万と言う情報が出ていますが、4万1600と比べると特に変化はありませんね。
チャンドラー「闘級4万の妖精…!!ほうすごい!」(鈴木央先生/七つの大罪/29巻引用)
一応、上位魔神であるチャンドラーが驚いている点を考えると4万という闘級は凄いようです。
因みに初代妖精王のグロキシニアは公式ファンブックの情報より5万だと分かっていますが、妖精族はこの辺の4万~5万が一つの壁なのかもしれません。
そして、キングの闘級に関する記載は実はこれで終わりです。
覚醒したキングの魔力に関しては触れられた事があるも、闘級値は誰も見ていません。
鈴木央先生/七つの大罪/34巻引用
ただ、作中では闘級20万以上になった堕天使マエルをボッコボコにしています。
しかもこの時キングは「花粒園」でディアンヌとエリザベスを守りながら戦っています。
余裕の勝利という事を考えると、闘級20万以上は確定と言ってもいいでしょう。
グロキシニアからは、
グロキシニア「キミを買ってるんスよ…?生え初めで私と同等に霊槍の力を引き出せるんス…羽が完全な進化を遂げた時 おそらくキミは歴代最強の妖精王になれる」(鈴木央先生/七つの大罪/30巻引用)
と言われた事もありますが、更に「神器解放」を考えると、伸びしろがあります。
倍になるであれば40万近い闘級になるとも考えられます。
もちろん、単純に倍になるのが強すぎるので、20万前後になってからは、「神器解放」しても1万~10万くらいの上昇値かもしれませんが、何しても20万~30万の間はあると言っても良いかと思います。
鈴木央先生/七つの大罪/36巻引用
後は、霊槍シャスティフォルの形態変化を二つ残している点や、遠隔操作にまだ慣れていなかった点を考えると、まだまだ上昇するのではないかと思います。
最終的には20万~30万前後あっても不思議じゃないかなと思います。
感想
という事でネットで読者が気になっている点を中心にキングの情報を書いていきました。
実はキングは個人的にも<七つの大罪>の中で一番推しているキャラクターで一番好きですね。
というのもキングの戦闘シーンって“誰かを守る”シチュエーションが多くて、その戦う姿勢が好きなんですよね。
特に王都奪還編でのディアンヌを守ったシーンは今見ても鳥肌モノです。
また、その大切な人を失っている背景もあって、クヨクヨしたり、泣いたりと、落ち込んだりもするんですが、そこがまた人間臭くて良いんですよね。
正直、闇堕ちしなかったのが不思議なくらい壮絶な人生を送っています。
それもこれもエレインやヘルブラムのおかげなのでしょうが、キングの芯の強さもまた重要な要素だったと思えます。
という事で、「七つの大罪」の魅力はこれだけに留まらないので、ぜひ本作と続きの「黙示録の四騎士」にも触れてみて下さい。
では最後まで読んでいただきありがとうございました。
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