今回は「七つの大罪」ゴウセルの紹介です。
ゴウセルの良さをウラ話や小話も含めてネットで読者が気になっている点を中心にお話ししていきます。
※なお「七つの大罪」1巻~41巻までのネタバレが含まれるので未読の方は要注意です。
そして、完読されている方は自分の知識と照らし合わせながらお楽しみいただけたらと思います。
目次
- 1 ゴウセルとは!?
- 2 かわいい
- 3 性格
- 4 魔術士ゴウセル
- 5 <十戒>
- 6 技
- 6.0.1 ・「侵入(インベイジョン)」
- 6.0.2 ・”神器”「双弓(そうきゅう)ハーリット」
- 6.0.3 ・“詮索の光(サーチライト)”
- 6.0.4 ・“瘡蓋の記憶(リライト・ライト)”
- 6.0.5 ・“悪夢語り(ナイトメア・テラー)”
- 6.0.6 ・光矢伝達(ブロードキャスト)
- 6.0.7 ・“大停電(ブラックアウト)”
- 6.0.8 ・“傀儡返し(ハイ・ジャック)”
- 6.0.9 ・“消えゆく彼岸(ロストワールド)
- 6.0.10 ・“傀儡縛り(ジャック)”
- 6.0.11 ・“傀儡乱れ撃ち(ガトリング・ジャック)”
- 6.0.12 ・“大停電の矢(ブラックアウト・アロー)”
- 6.0.13 ・“心象鏡(プレイバック)”
- 6.0.14 ・「侵入(インベイジョン)」②
- 6.0.15 ・神経切断(ブレーカーオフ)
- 6.0.16 ・合技“天空の光弓(セレスティアルアロー)”
- 6.0.17 ・“声帯模写(ボイスミミクリィ)”
- 6.0.18 ・“感覚の目醒め(センス・オープナー)”
- 6.0.19 ・“幻影庭園(カレイドスコープ)”
- 6.0.20 ・魔力切断(キル・スイッチ)
- 7 感想
ゴウセルとは!?
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
・プロフィール
身長:175㎝
体重:61㎏
誕生日:6月2日
特技:姿を変える 人の心を読む
趣味:読書
チャームポイント:鎖骨
ゴウセルとは<七つの大罪>の一人、<シキ欲の罪(ゴート・シン)>の罪を背負う人物です。
「クソメガネ」、「空気読めない」、「人形」、「赤子」、「大きな赤ちゃん」など愛称や肩書は様々あります。
かわいい
TVアニメ「七つの大罪」引用
ゴウセルはかわいいと評判のキャラクターです。
作者の鈴木先生曰く、特殊な層にファンが多いんだとか。
髪は濃い桃色で首元まで伸びるサラサラヘアーをしています。
目の色は黄色で、エキゾチックな雰囲気があります。
服装はチャームポイントである鎖骨が出ている紫調の色合いが印象的。
なお、ゴウセルの着る服は女性の服に近いデザインとなっています。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
バンからは「女装癖」と言われていますが、その発端は幼少期にバルトラに無理やり着させられたからだとも話しています。
ただ、この言い方は語弊があって、バルトラはゴウセルを城に招く際に、怪しまれないように侍女の姿をさせたのであって、好きで女装させた訳ではありません。
この誤解は作中で解かれたシーンもないので、<七つの大罪>からはバルトラが女装癖を持っている人だと思われていそうです…。
鎧巨人(アーマージャイアント)
TVアニメ「七つの大罪」引用
こちらはゴウセルがリオネス聖騎士時代に来ていた鎧です。
“鎧巨人(アーマージャイアント)”なんて呼ばれています。
基本的に脱ぐ事もなかったため、バンは「でっかいオヤジが入ってるかと思った」と思っていたそうです。
鈴木央先生/七つの大罪/13巻引用
なおこの鎧には魔力の暴走を抑止する効力があって、マーリンがゴウセルに与えたものです。
鈴木央先生/七つの大罪/16巻引用
作中ではこれを魔神化したデールに着させ壊しています。
途中からは代わりにマーリンの魔法具No.174「沈静の護符(アミュレット)」という腕輪をするようになります。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
因みにこれ以降はゴウセルの服装が長袖で腕輪が確認できませんが、<十戒>の容疑で釈放されて以降は腕輪がないため、恐らく捕まる際に外されたと思われます。
ギーラが選んだ服
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
<十戒>復活編では新衣装で登場します。
ゴウセル曰く「かわいい恋人」が選んだ服ですが、この服はその時 恋人であったギーラが選んだものです。
鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用
しかし、恋人と言っても実はゴウセルがギーラの魔神化の暴走を止めるために記憶をいじった結果 恋人になったのであって、本当の恋人となった訳ではありませんでした。
ゴウセルがギーラの記憶をいじった理由は、“愛情”を理解したかったからだそうです。
ゴウセル「本には書かれている お互いを認め高めあう感情こそ 友情であると俺は団長とバンに友情を学ぼうとしたが先日の戦いの最中 それを超えるものを目のあたりにした…」
ゴウセル「バンはその感情から団長をコロそうとし 団長はその感情からバンに全力で応戦した—驚くべきはこの二人の闘級の上昇した値だ 団長は負傷状態でありながら430の上昇 バンに至っては650の上昇が見られた この引き金となった感情こそ——愛情だ」
ゴウ「俺は友情よりも愛情を学習すべきだと判断した それには彼女が好都合だった」(鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用)
結果的に、この一件は、ディアンヌが止めに入ったことでギーラの記憶は元に戻っています。
鈴木央先生/七つの大罪/15巻引用
この時ギーラからは、「偽りの記憶でも救おうとしてくれた」、「父の記憶を見せてくれた」ことに対し「ありがとう」と言われ、そして「さよなら」と言われ、フラれています。
因みにゴウセルは「心があれば心から謝りたい “お前は汚したこと”」と語っており、その際にはディアンヌとエリザベスとギーラが頬を赤らめるシーンがあります。
鈴木央先生/七つの大罪/13巻引用
ヘンドリクセン撃破後の王国誕生祭の前夜と思われるシーンでは、キスをしただろうという描写があるので、恐らくキスはしています。
そうなるとギーラのファーストキスはゴウセルになりますが、その後どこまでいったかは御想像にお任せしますスタイルのようです。
人形ゴウセル
鈴木央先生/七つの大罪/15巻引用
こちらはゴウセルが人形となった時の姿で、ゴウセルの正体が人形だと明らかになった瞬間でもあります。
15巻にて、マーリンが“絶対強制解除(アブソリュート・キャンセル)”をゴウセルにかけた際に描かれました。
鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談
因みに「答えてばっちょ!のコーナー」から人形ゴウセルの大きさは23~24cmだと分かっています。
『日本寸法協会』引用
分かりやすい例でいうと1000mlの牛乳パックと同じサイズなので、飲む際に意識してみると面白いかもしれません。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
また、このゴウセルの正体は、ゴウセルが語った「同じ種族が一人もいない」という台詞の伏線の一つだったとも言えます。
なお、人形であるために、ゴウセルの身体は頑丈な造りで、“ちょっとやそっとでは壊れない仕様”になっています。
作中では首を折られたり、切り落とされてもシなず、体を“羅貫(らかん)”で貫かれてもシぬ事はありませんでした。
ただ、限度はあるようで、一定のダメージを与えると流石に動けなくなります。
鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用
“羅貫”を受けた後はしばらくハウザーが運んでおり、ある程度時間が経った後に「もそっ」っと起き上がり復活しています。
十戒
鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用
こちらは<十戒>時代のゴウセルの服装です。
三千年前に活動していた時の格好で、基本的には回想だったり、ディアンヌ&キングの試練で確認できます。
ピンクと赤が合わさったような色のロングコートを羽織っており、白い矢印の入ったデザインが特徴的です。
鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用
なお、人形ゴウセルは生みの親である魔術士ゴウセルが外の世界と接するために造られた存在でもあるので、基本的には操作された状態です。
人形ゴウセルの自我は、“同調切断(シンクロオフ)”並びに“自動起動(オートアウェイク)”で起動させないと、目覚めない仕様となっています。
マーリン作
TVアニメ『七つの大罪-憤怒の罪-』引用
こちらは現代の聖戦前に着て登場した衣装。
左は長袖で右は袖なしのアシンメトリーな服で、髪色よりちょっと濃い色合いとなっています。
また、服はへそ出しで、ズボンも半ズボンのため、露出度は高めです。
更に、首からぶら下がったキング作の“心の魔法”のペンダントも目立ちます。
なおディアンヌの「マーリンがみんなに作ってくれた衣装」と言う台詞からマーリン作だと考えられます。
<七つの大罪>とお別れをする344話までこの格好となります。
性格
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
ゴウセルの性格は色々ありますが、三つに分けて紹介していきます。
一つは合理的で冷徹かつ無感情な性格。
もう一つは“大きな赤ちゃん”のような純粋無垢な性格。
そして、最後に両方の性格が合わさった性格です。
合理主義者、冷徹、無感情
ゴウセルの性格は、合理主義で感情のない冷徹な人物として描かれています。
鈴木央先生/七つの大罪/7巻引用
淡々とした喋り方で、正体を明かした回では喋り方だけでバンやメリオダスから認識された程です。
そんなゴウセルはかなりの合理主義者で、<暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)>と<七つの大罪>がぶつかりそうになった時には、鎧巨人(アーマージャイアント)の首を即座に切り落とし、スレイダーにその首を献上しました。
ゴウセルは、
ゴウセル「一番平和的解決方法だ…<七つの大罪>と“鎧巨人”それに<暁闇の咆哮>の三つ巴の戦いが起これば その余波で「オーダン」と村人の全滅は必至 それに これでシんだ騎士も多少は報われよう」(鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用)
と語り、最善の策を瞬時に実行する頭の回転の速さも見せています。
鈴木央先生/七つの大罪/13巻引用
また、空気を読まず何でも話すところがあり、ホークが身を挺して魔神ヘンドリクセンの攻撃を喰らった際には、「結果的に幸運だった」、「団長があの場面でシんでいたら勝率は低くなっていた」、「残飯長がシんでも戦力に支障がない 」などと話し、バンを怒らせました。
ゴウセルは「なぜ怒る?」と感情が理解できない様子でした。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
その他にも、王女であるエリザベスや新王アーサーに対して「お前」呼びしたりと、無礼な面もあり、度々キングに注意されています。
総合的に見ると“終わってる”性格です。
しかしその原因は、自分に感情が無いと主張する事にあり、道中では“感情が欲しい”と主張し続けています。
王都奪還編でメリオダスとバンについて行くと決断したのも、二人の関係を観察したいという理由からでした。
ゴウセル「よく喧嘩する団長とバンを見ておぜひ俺も学んでみたい」(鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用)
ギーラの記憶をいじったのも、“愛情”が知りたかったから。
バイゼル大喧嘩祭りに参加したのも“心を手に入れたい”からでした。
また、ギーラとの一件からも分かる通り、ゴウセルは“見境ない所”があり、仲間や身近な人であっても危害を加える事があります。
鈴木央先生/七つの大罪/16巻引用
作中では暴走するゴウセルを止めに来たディアンヌの記憶を消去した事もあります。
これにはキングも怒り、ゴウセルをぶん殴った程です。
<七つの大罪>から追放されないのが、不思議なくらいの悪行ですが、しかし、感情を持った“素”のゴウセルはまた違う性格で描かれています。
大きな赤ちゃん
ゴウセルには感情のあった時代があります。
一言で表すなら、作中でも言われたように“大きな赤ちゃん”です。
感情が敏感で、寂しがり屋で泣き虫です。
鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用
魔術士ゴウセルからは“感情面は赤子同然”と言われており、お別れの言葉のシーンでは泣く様子が描かれました。
ナージャとの対面シーンでも、置いて行かれそうになると「置いていかないで」と不安そうに袖を引っ張っているシーンがあります。
親が側から居なくなると泣く、まさに赤子のような描写です。
また、すごく純粋で、言われた事は素直に受け入れます。
鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用
ナージャとの会話シーンでは、悲しい表情をするゴウセルでしたが、「またすぐに来る」と言われると今度は満面の笑みを見せてくれました。
これにはナージャも思わず笑ってしまい“大きな赤ちゃんみたい”だと話されました。
その後も汚れのない純粋無垢な性格がずっと描かれ続け、
①自分が魔法使いに造られた人形である点や
②髪や見た目を変身させられることや
③心の魔法”が埋め込まれていることなどを、
惜しみも無くナージャに伝えています。
なんでも話す辺り、純粋無垢だと感じさせます。
その他にもナージャの胸にプニプニと触ったり、城でナージャと再会した時には喜びのあまり抱きついていたりします。
しかし、現代では感情のないゴウセル。
この頃のゴウセルは一体どこへいったのか?
こちらは、ゴウセルの外伝に目を通すと真相が分かります。
ナージャと罪
ゴウセルの感情を語る上ではナージャとの関係を知る必要があります。
TVアニメ『七つの大罪-神々の逆鱗-』引用
ナージャとは、ゴウセルの外伝“人形は愛を乞う”に登場した人物です。
ゴウセルは三千年の時を経て、リオネスの地下空洞で目覚めることになり、そこでナージャと出会う事になります。
ナージャは弟のバルトラの能力である「千里眼(ビジョン)」の予兆が本当に当たっているのか、探査に来ていました。
鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用
二人は出会ってからすぐに惹かれ合いました。
一緒に本を読んだり、花飾りを作ったり、踊ったりと、人生を謳歌します。
二人を見ていたバルトラとデンゼルからは“姉(ナージャ)がすごく明るくなった”ように見えたそうです。
しかし、日に日にナージャの容態は悪くなっていきます。
実はナージャは心臓の病気で余命がもう残されていなかったのです。
とうとうナージャにとって最後の日が訪れます。
ゴウセルも自体を把握し、「心拍が日に日に弱くなっていること」を悟ると、「キミは……いなくなるの?」と震えながら声をかけます。
ナージャは「ごめんね」と返すと、ゴウセルとそっと抱き合います。
ゴウセルは自分の生みの親も自分の前から居なくなったこと。
生みの親のゴウセルが自由ではなかったこと。
自分を作り出したこと。
自分を通して外の世界を見ていたこと。
そして、言い残した言葉の「俺の叶えられなかった夢を叶えてくれ」が結局“何だったかわからない”と話します。
ナージャは、
ナージャ「…だとしたらあなたはもう彼の夢を叶えてあげているじゃない あなたは彼の代わりに あなた自身の目で見て…耳で聞いて…手で触れて…感じているわ」(鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用)
と、話してあげます。
二人はそのままキスをして、服を脱ぎベッドに向かいます。
鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用
ナージャは自分の夢が「最後の刻(とき)をゴウセルと一緒に過ごすこと」だと語ると、遂には心拍が止まってしまいます。
ゴウセルはこの別れを受け入れることができませんでした。
ゴウセル「まだ一緒にいたいんだ!!!」(鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用)
ゴウセルは、「自分はどうなってもいいから」と自分の“心の魔法”をナージャに施します。
しかし、ナージャが目を開けることはありませんでした。
そこに護衛兵が到着し、ゴウセルは捕まってしまいます。
ゴウセルは“王女をカンインし、サツ害した容疑によりで火炙りの刑に処されることになります。
ゴウセルは語ります。
ゴウセル「こんなにも辛いものなら——心なんていらない もう何も思い出したくない 俺はただの人形でいたい」(鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用)
こうして、ゴウセルは自身の記憶を消し、感情を感じなくなったのです。
心の魔法
自ら望んで感情を失くしたゴウセルですが、一方では感情を強く求める欲求もあります。
それはナージャに対する“愛情の深さ”の表れだとも言えます。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
現代では、バルトラの予兆により、マーリンから「かつてのゴウセルには心が存在した」ことが語られ、またバルトラが“心の魔法を持ってきた”事で、ゴウセルの“心を取り戻す”話しになります。
そこではゴウセルがナージャの事を思い出しそうになるたびに“消えゆく彼方(ロストワールド)”で自分の記憶を消去していた事が判明します。
ディアンヌはゴウセルの手を取り、これを阻止します。
そこにマーリンがやってくると、ゴウセルの精神が不安定だった理由がナージャとの思い出を消去していたからだと説明されます。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
また、マーリンは“心の魔法”などそもそも存在しないと話し、ゴウセルには元々 心があったと話されます。
ゴウセルは自分の感情をしまい込むための言い訳が“まやかし”だったと知り、遂に吹っ切れ、感じるままに心に従うことにします。
そうして、ナージャとの思い出を受け入れたゴウセルは、魔力が跳ね上がり、ディアンヌにお礼を言うのでした。
長い時間が掛かりましたが、ゴウセルはようやく前進できたと言えます。
鈴木央先生/七つの大罪/28巻引用
これ以降は笑う事の少なかったゴウセルのニコニコした表情が描かれるようになり、ペリオを献身的に救う様子や、「友達を救いたいけど、解決できない問題の場合どうすればいい?」と友達を想う様子が描かれるようになっていきます。
その他にもディアンヌ、マエル、メリオダス、ゼルドリスを「侵入(インベイジョン)」の魔力で助け出すために活躍しています。
ゴウセルが話した「皆に好かれるいい人形になりたい」という言葉通り、行動に移せている印象です。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
一方で、エスカノールから「切れ味が増してない?」と言われたように、以前の性格の“空気が読めない所”は健在のようです。
魔神王戦でも、
メリオダス「お前らには関係のねえ戦いだ!!! 今すぐ帰れ!!」
バン「てめえは煉獄から姫さんと心中するために戻ってきたのか?違ぇだろ 一緒に生きていくためだろーが♬」
ゴウセル「そうだよ 団長が負けたら結局 魔神王を止めるのは俺たちになるんだし☆」
ディアンヌ「ププッ やっぱりゴウセル空気読めないよね」(鈴木央先生/七つの大罪/39巻引用)
と、ディアンヌに突っ込まれています。
ゴウセルらしいと言えば、ゴウセルらしいですけどね。
後は、サリエルから、
サリエル「あのゴウセルはどうもかつての冷血無情の<十戒>とは別人のようだ」(鈴木央先生/七つの大罪/34巻引用)
と言われているように、傍から見ても印象は変わっています。
なので、純粋無垢が故に空気の読めない発言も時々しちゃうけど、悪気が無く、良いことをしようとしているので、素直で可愛らしい、明るい性格のゴウセルになったのではないかと思います。
⇒【マーリンとは!?】
⇒【エスカノールとは!?】
魔術士ゴウセル
生みの親である魔術士ゴウセルにも触れていきます。
【TVアニメ『七つの大罪 神々の逆鱗』第5話先行カット】引用
魔術士ゴウセルとは、人形ゴウセルを作った人物です。
メリオダスやマーリンとも関係がある人物で、メリオダス曰く、“友人”で、“魔神王も一目置く程の魔術士”だったそうです。
マーリンとは師弟関係(マーリンが弟子)だった人物で、相当腕のたつ魔術士だとも分かります。
しかし、魔神王に「無欲」の“戒禁”を与えられてしまい、牢獄に収監される事になります。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
というのも、「無欲」は非常に強力で、「欲を抱く者全ての記憶と感情を奪う」効力があったそうです。
それから魔術士ゴウセルは五百年幽閉されますが、この時に人形ゴウセルを作り、外の世界と接するようになります。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
なお、人形ゴウセルは恋人と瓜二つの見た目に作っており、しかし情欲しないために男の見た目になったそうです。
これが人形ゴウセルの見た目がかわいい理由ですね。
因みに「ウラ話大放談」では、人形制作で一番こだわったのは“中世的な身体つき”だそうで、“フェチの領域”にあったそうです。
大好きな恋人の人形を作っている訳ですから相当気持ちもこもったのではないかと思います。
鈴木央先生/七つの大罪/34巻引用
そんな恋人ですが、名はグラリーザと言い、三千年以上も前に<四大天使>のマエルにコロされています。
なお「ウラ話大放談」では魔術士ゴウセルの叶えられなかった夢について、
鈴木先生「これは、愛するグラリーザと共に居たいということです。」(鈴木先生/七つの大罪/ウラ話大放談引用)
と、語られています。
そうなると、ナージャが語った、「もう彼の夢を叶えてあげているじゃない」という台詞もしっくりくるものとなります。
後は、この時の若々しい魔術士ゴウセルの見た目と、車椅子で登場した老いた魔術士ゴウセルを比べるとかなり歳を取っている印象です。
鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用
ガランの台詞から、魔神族の寿命が大体1000年前後だと解釈できますが、魔術師ゴウセルが牢獄に居たのは五百年です。
つまり、魔術士ゴウセルは人生の半分を牢屋で過ごしたことになります。
作中では本人から「もう限界だ」と言われ、“聖戦を終わらせるため”に命を賭けた禁呪を発動させ、命を落とすことになりますが、それは残された人生の退屈さに対する“失望”だったり。
魔神王と最高神のくだらない戦で恋人を失った“悲しみや怒り”だったり。
戒禁のせいで“幽閉暮らし”となった事への“虚しさ”だったり。
色んな感情があっての決断だったと思えてきます。
鈴木央先生/七つの大罪/33巻引用
因みに禁呪とは本編でも語られた通り、魔術士ゴウセルが全生命と引き換えに発動させた魔力。
内容は、<四大天使>のマエルが<十戒>のエスタロッサに書き換わりました。
これにより、最強の<四大天使>を失った女神族は聖戦の敗北を危惧し、力を失う代わりに魔神族を封印しざるを得なくなります。
そうして、聖戦が終わったと語られています。
つまり、魔術士ゴウセルは三千年前の聖戦を終わらせた重要人物でもあるのです。
でなければ、メリオダスの裏切りによるゼノ&アラナクのサツ害を含めた<十戒>3人が失われた戦力差が埋まらず、魔神族は滅びていました。
なお、モンスピートとデリエリもインデュラ化をした後だったので、更に戦力差は広がっていたと言えます。
鈴木央先生/七つの大罪/26引用
また、人形ゴウセルはこの魔術士ゴウセルと同じ知能を持っているとも描かれています。
そうなると、人形ゴウセルは作中でもマーリンに並ぶか、或いはそれ以上に賢いキャラクターだと言えます。
ただ、「ウラ話大放談」では、鈴木先生から、
鈴木先生「本体は色々使えた。人形は「侵入」のみ受け継いだ。代わりに何もない限り半永久的に動き続ける。」(鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談)
と、語られています。
なので、魔力の大半は半永久的に動き続ける方に注がれているようで、「魔力」面で見ると魔術士ゴウセルより出来る事は少ないみたい。
半永久的に動き続けるだけでも凄いんですが、魔力も同等だったら個人的には最強キャラでしたね。
<十戒>
<十戒>時代のゴウセルの活動も気になっている方が多いようなので、こちらも記載していきます。
因みにゴウセルの<十戒>に関する情報は、リオネス防衛戦で明らかになった新事実でした。
鈴木央先生/七つの大罪/19巻引用
<十戒>編のリオネス防衛戦当たりでは、フラウドリンの発言から、ゴウセルに<十戒>の容疑がかけられます。
この時フラウドリンからは、「自分が真の<十戒>ではないこと」、「本物が別にいること」、「その人は三千年前に<十戒>の一員だったが行方知らずになっていたこと」、「本人が戒禁の呪いで記憶と感情の全てを失っていること」が語られました。
鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用
実際、三千年前の聖戦でも<十戒>ゴウセルが登場したように、魔術士ゴウセルは人形ゴウセルを通して行動していました。
鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用
因みに、フラウドリンとゴウセルの関係ですが、フラウドリンはゴウセルの部下でした。
また、設定集Ⅱの“フラウドリンがゴウセルを信奉していた”という説明やフラウドリンがゴウセルを見た時に「内心 小躍りした」といった台詞から魔術士ゴウセルが慕われていた事も分かります。
ウラ話大放談でも鈴木先生から、
鈴木央先生「<十戒>の中でも普通にいいやつですね。人格者ですし。」(鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談)
と語られいる通り、性格は良い人です。
鈴木央先生/七つの大罪/24巻引用
作中だとフラウドリンがメリオダスの裏切りの理由を問いただすシーンが確認できます。
魔術士ゴウセルは「愛する存在のため」だと語りますが、フラウドリンは理解を示していませんでした。
フラウドリンには“愛情”について諭そうとしていたようです。
鈴木央先生/七つの大罪/24巻引用
結局、フラウドリンに関して言うと、ドレファスの身体を通して、グリアモールと生活する中で“愛情”に芽生え、その尊さに気付きますが…。
時、既に遅しで、最後の最後ではメリオダスに仕留められています。
もう少し早く気づていたら生きていたかもしれません。
悲しい最後です。
そして、<十戒>時代のゴウセルが何をしていたのかというと、“ウラ話大放談”から明らかになっています。
質問「<十戒>としてゴウセルが行っていたことはあるのでしょうか?」
鈴木先生「いや、特にないですね。戒禁を持つこと自体が彼らの役目であって、<十戒>としての任務があるわけではないので。」(鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談)
と語られています。
なので、直属の部下であったフラウドリンにたま~に指導をしていたくらいなのかもしれません。
そもそも戒禁のせいで自由はほとんどありませんでしたからね。
それにしても、戒禁を持つこと自体が役目とは…「無欲」は相当 嫌な役割だったと言えます。
技
ここからはゴウセルの技について書いていきます。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
・「侵入(インベイジョン)」
ゴウセルの魔力は「侵入(インベイジョン)」。
英語で「invasion」でそのまま「侵入」という意味です。
基本能力はファンブック情報から引用すると「記憶や認識を操作する」といったものとなっています。
初出しは魔神デール戦にて。
この時は魔神デールに「最も戻りたかった遠い日の幻」を見せ、動きを止めています(技名は不明)。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
なお、デールの場合は“幻の中”で娘のギーラと息子のジールに「お別れ」を告げており、長い間“幻”の中にいました。
“幻”に対する想いが強ければ強い程、長い間 とらわれるようです。
TVアニメ『七つの大罪』引用
・”神器”「双弓(そうきゅう)ハーリット」
またゴウセルは初登場時から神器を使用しています。
こちらもファンブック情報ですが、神器は腕の中に埋め込まれており、それを発現させる事が可能だそうです。
発現させると光る弓の形となります。
なお、実体もあって、攻撃を受け止める事もできるそうです。
そして、“光の弓”が出ている場合は、神器を使用している証で、強力な技が発動されます。
更に、この“双弓ハーリット”には何個か特性があり、エスカノール戦では“自動追尾モード”が、堕天使マエル戦では特性「範囲拡大」が確認されています。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
・“詮索の光(サーチライト)”
こちらは相手の記憶を盗み取る事が出来る技。
作中ではバンとディアンヌの記憶を覗き、ディアンヌが身長を偽っていること。
バンが12年前のエジンバラで“身体狩り”でキングとディアンヌの体力を奪い苦戦する様子を見て笑っていたことが暴露されます。
相手の秘密を知る事が出来るので強力な魔力です。
なお、戦況をすぐに把握する上でも万能で、エリザベス奪還編ではギーラの記憶を見て、すぐに状況把握をしています。
ゴウセル「ディアンヌを庇って戦ってくれたこと 礼を言うぞ ギーラ」
ギーラ「え…そのことをなぜ?私の名前まで…」
ゴウセル「お前とドレファスのここ数分の記憶から状況は全て把握した」(鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用)
その他には飲み席で、酔っ払ったキングに使用し、キングが心の中で謝った「ごめんね」と言う言葉を読み取ってもいましたし、マエル戦ではデリエリの考えを読み取ってもいます。
TVアニメ『七つの大罪』引用
・“瘡蓋の記憶(リライト・ライト)”
対象の記憶を上書きする技で、作中では、エリザベス奪還編で使われました。
ゴウセルは聖騎士相手にこの技を放ち、メリオダス→息子、バン→兄貴、ゴウセル→恋人へと記憶を上書きさせました。
これにより、相手は敵意がなくなり、難なく突破することに成功しています。
なお、“矛盾に気がつけば”いずれは元に戻るそうですが、かかっていた時の記憶は残らないそうです。
相手を好き放題に出来る上に記憶も残らないという普通にヤバイ技です。
鈴木央先生/七つの大罪/9巻引用
・“悪夢語り(ナイトメア・テラー)”
こちらは相手に悪夢を見せる技で、本編ではゴウセルが頭に直接触れる形で技を使用しています。
確認できる対象者はドレファスとエスカノールの2名。
ドレファスの場合はコロしてしまったザラトラスが登場し、「贖罪しろ」と罪を償うよう語りかけてきました。
エスカノールの場合は、マーリンに「生涯 誰にも愛されずに孤独にシぬがよい」と、罵倒させていました。
なお、これを受けたドレファスは思ったよりもダメージを受けたようで、膝から崩れ落ち、ギルサンダーの肩を借りないと歩けないほどになっていました。
鈴木央先生/七つの大罪/13巻引用
・光矢伝達(ブロードキャスト)
これはゴウセル自身の考えを対象者に伝達する技です。
作中ではVS魔神ヘンドリクセンと、VSマエルで使用されています。
VS魔神ヘンドリクセンでは、メリオダスの「リベンジ・カウンター」を成功させるために、全員にメリオダスを攻撃させました。
マエル戦ではデリエリの考えを周囲に伝達する為に使っています。
また状況を説明する際にも便利で、堕天使マエル戦では、急遽参加したディアンヌに使い、すぐさま状況を把握させていました。
ディアンヌ「今はどんな状況なの?」
ゴウセル「こんな状況」
ディアンヌ「え~!!!」(鈴木央先生/七つの大罪/34巻引用)
鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用
・“大停電(ブラックアウト)”
こちらは10分間、ゴウセルを中心とした半径3マイル以内の「気力400」未満の全生物の思考を停止させる技。
魔神ヘンドリクセン撃退後のVSディアンヌで使用され、範囲内にいたギーラ、ジール、バルトラ、ディアンヌ、ホークなどが気絶しています。
騒ぎになるのが面倒な時に使うと便利な技です。
鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用
・“傀儡返し(ハイ・ジャック)”
こちらは傀儡を操る事が出来る技。
ディアンヌ戦で使用され、ディアンヌ戦の“双子の巨象(フィレアンドロース)”を奪っています。
ゴウセル相手には土人形(ゴーレム)や花人形(サーバント)は通じないと言えます。
鈴木央先生/七つの大罪/16巻引用
・“消えゆく彼岸(ロストワールド)
相手の記憶を消去する恐ろしい技です。
消去範囲は好きに選べるようで、ディアンヌに使った際には<七つの大罪>に入団してからの記憶を全て消しています。
また、ギーラにも使用しており、この際には暴走を止めています。
ゴウセル「魔神の血を暴走させる原因は他者への劣等感と弱い自分への怒りそれらの記憶を消去した」(鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用)
なお、消した記憶はゴウセルの魔力で戻すことも可能なようで、ギーラの場合はゴウセル本人が直接戻し、ディアンヌの場合は魔術士ゴウセルの方が記憶を戻しています。
その他には、ナージャの事を思い出しそうになる毎に、自分に使い、記憶を消していたが分かっています。
鈴木央先生/七つの大罪/17巻引用
・“傀儡縛り(ジャック)”
こちらは相手の身体を支配できる技。
ドルイドの修練窟で使用され、この時は魔動人形(ゴーレム)に使いましたが、既に“何者かの指示で動かされていた”ため、支配権を奪えず、首を切り落とされています。
なお、この時に魔道人形を動かしていたのはキャス説が濃厚です。
洞窟を出た後にアーサーの頭にキャスが乗っていた点と、後にキャスが使用した“念動力”の点からほぼ確定かなと思います。
また、エスカノール戦でも使用され、エスカノールを側まで近づけてもいます。
その他にはオーダンの村を再び訪れた際の魔神族相手にも使用したと思われ、この時には自分(魔神)に自分を殴らせています。
鈴木央先生/七つの大罪/28巻引用
そして、「城塞都市コランド戦」では“傀儡縛り”の原理が相手の神経を動かしていることが判明しています。
この時はメラスキュラの召喚したシ霊相手に技を試みましたが、失敗に終わっています。
それ以降もチャンドラーの攻撃をそらしたりと活躍しています。
鈴木央先生/七つの大罪/21巻引用
・“傀儡乱れ撃ち(ガトリング・ジャック)”
こちらは光の矢を乱れ撃ちする技で、作中ではバイゼル大喧嘩祭りでゴウセルのメガネが外れた際に使われています。
ジェリコからは「無茶苦茶だ」と言われ、避けるのに必ッシでした。
当たった場合の効力は謎です。
鈴木央先生/七つの大罪/21巻引用
・“大停電の矢(ブラックアウト・アロー)”
こちらはバイゼル大喧嘩祭りにてエスカノールに放たれた技です。
これを受けたエスカノールはしばらく動けなくった後に、その場に倒れています。
また、体を貫通させた技ですが、特に傷跡はなかったので、精神的ダメージがメインの技のようです。
以前に使用した“大停電(ブラックアウト)”の応用版であるなら、相手の思考を停止させる技なのかもしれません。
その他には主恩のインデュラ戦でも使用しています。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
・“心象鏡(プレイバック)”
こちらはゴウセルが、バルトラに無理やり女装させられた時の映像を皆に見せる際に使った技。
自分の記憶を光の魔力によって映像化できるようです。
“光矢伝達(ブロードキャスト)”でも良さそうですが、こちらの方が味があっていいですね。
鈴木央先生/七つの大罪/28巻引用
・「侵入(インベイジョン)」②
こちらはディアンヌの暴走を止めようとした際に使った魔力です。
本来の魔力である「侵入」がそのまま技名となっており、相手の精神世界に入る事が出来ます。
ディアンヌやマエルとメリオダスに使用しており、ディアンヌの時は怨霊を取り払おうとしました。
マエルの時はマエルが禁呪に選ばれた理由(魔術士ゴウセルの恋人グリラーザをコロしたこと)を語り、マエルの闇落ちを阻止しています。
その他にもVS魔神王(メリオダス)では<七つの大罪>をメリオダスの精神世界に連れて行ったり、ゼルドリスの精神世界に侵入したりもしています。
万能な技で作中では何度か活躍をしています。
ただ、精神世界では直接相手に干渉出来ず、想いを伝える事しか出来ません。
鈴木央先生/七つの大罪/39引用
干渉すると、強制的に排除される仕組みとなっていて、ゼルドリスの時にはゴウセルがゼルドリスに触れたことで排除されています。
慎重に動く必要がある技です。
鈴木央先生/七つの大罪/28巻引用
・神経切断(ブレーカーオフ)
蛇化したメラスキュラ相手に使った技で、相手の神経を10秒だけ完全に切断させました。
作中ではメラスキュラの動きを止め、エリザベスがトドメをさしています(“安らかなれ”でメラスキュラの瘴気を取り払った)。
“傀儡縛り(ジャック)”と似たような技なのかな?と思いますが、魔力消費量的にはこっちの方が都合が良さそうです(永続的でない)。
鈴木央先生/七つの大罪/29巻引用
・合技“天空の光弓(セレスティアルアロー)”
こちらはチャンドラー戦で使った技でキングとの合技です。
二段階の攻撃が可能で、チャンドラー戦では幻覚の矢を最初に放ち、チャンドラーを惑わしていました。
その後の、本体の矢がヒットした時には、チャンドラーの魔法防御壁が一発で消し飛び、チャンドラーは肉体と精神にダメージが入り、魔力の消耗が激しくなっていました。
結果的にチャンドラーの魔力を半分以下にまで減らすことに成功させています。
この時は相手が悪かったですが、魔術士相手でなければ、一発で倒せる程の大技だったと言えるでしょう。
鈴木央先生/七つの大罪/31巻引用
・“声帯模写(ボイスミミクリィ)”
声を真似る技で、作中ではマーリンの声を真似て、エスカノールに話しかけました。
エスカノールはマーリンに話しかけられたと思い、振り返るのですが、その先には居たのはゴウセルで、“イラッ”とさせられています。
シンプルな技ですが、電話であれば見破る事も難しそうです(そもそもこの世界にはないですが…)。
鈴木央先生/七つの大罪/34巻引用
・“感覚の目醒め(センス・オープナー)”
堕天使マエル戦で使用された技で、対象者の感覚を呼び覚ます技となっています。
堕天使マエル戦では、“慈愛の光玉”を食らい、肉体への致命傷が快楽に変換され、眠る技を食らいますが、これを解除しました。
これが無ければ、危うくキングやディアンヌやエリザベスがそのまま寝てシぬ所でした。
鈴木央先生/七つの大罪/34巻引用
・“幻影庭園(カレイドスコープ)”
堕天使マエル戦で使用した技で、双弓ハーリットの特性である「範囲拡大」に上乗せして使用した技。
範囲内に対象者の分身(幻術)を作り、相手を錯乱させます。
作中では、「神樹の衣(ユグドラ・クロス)の状態でキングに使用され、目にも止まらぬ速さで攻撃が繰り出されました。
鈴木央先生/七つの大罪/40引用
・魔力切断(キル・スイッチ)
最後の魔神王戦で使用した技で、相手の魔力をオフにできる最強技です。
<七つの大罪>合技“不俱戴天”で使用され、魔神王の「支配者(ザ・ルーラー)」すらも、“オフ”にしています。
最初からこれ使ってれば色々苦戦しなかったんじゃないの?ってくらい強い技で、闘級が“魔力”と大きく関わっている相手には効果大です。
「全反撃(フルカウンター)」に使ったらどうなるのか気になります。
はね返されるのか?或いは「全反撃」を“オフ”にできるのか?
それとも“オン”、“オフ”を切り替える魔力にのみ有効な技だったのか?
詳細は不明のままです。
感想
ということで、ゴウセルの読者が気になっている点を中心に色々書いてみました。
ゴウセルに関する情報はまだまだあって、実はキャス戦でシぬ予定だったとか、その際にはエスカノールとシ者の都で会う予定だったとか、いろんなウラ話がまだあります。
とはいえ、読者が気になっている点を中心になのと、結構 記事が長くなったのでこの辺にしておきます。
ゴウセルは最終的に「いい人形になりたい」という志を持って、そして<七つの大罪>のラストでは「自分に今何ができるか」を探す旅に出て終わっていますが、本当に今後どうしていくのかが心配になるキャラクターです。
ナージャと結ばれる事もないですし、代わりの恋人を探すのか、或いはボランティアみたいな形で街の人達を救うのか?
魔術士ゴウセルの夢も叶えた訳ですし、特に目標がないキャラクターでもあります。
それを思って、鈴木先生もキャス戦でシなそうとしたのでしょうが、結局 やめたみたいなので、今後の活動が気になります。
後は、マーリンに入れてもらった自爆スイッチもまだ残っていますからね…。
ちょっと不穏な空気感が漂うキャラクターでもあります。
幸せになって欲しいですが、半永久的に生きる事を考えると、相手に困るキャラクターでもありますね。
では、 「七つの大罪」の魅力はこれだけに留まらないので、ぜひ本編と続きの「黙示録の四騎士」にも触れてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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