今回は「七つの大罪」のディアンヌについてネットで読者が気になってる点を中心に、その良さを紹介していきます。
※「七つの大罪」1巻から41巻までのネタバレが含まれていますので、未読の方は戻る事を強く推奨します※
なお、完読されている方は自分の情報とあっているか照らし合わせながらお楽しみください。
目次
ディアンヌとは!?
鈴木央先生/七つの大罪/1巻引用
・プロフィール
身長:915㎝(9メートル15㎝)
体重:非公開
誕生日:12月24日
年齢:約750歳
血液型:0型
チャームポイント:ツインテール
ディアンヌとは<七つの大罪>の団員の一人「嫉妬の罪(サーペント・シン)」を持つ巨人族の女の子です。
「巨人の娘」、「<豚の帽子>亭の呼び込み、大看板娘」、「化け物」「女王」など、肩書は様々。
可愛い
ディアンヌは七つの大罪の中でも「可愛い」と評判のキャラクターです。
瞳は紫色で髪型は茶色のツインテール。
鈴木央先生/七つの大罪/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS引用
服装はオレンジ色がベースで動きやすさを重要視しているのか密着性と露出度の高さを感じさせるデザインとなっています。
登場時から王都奪還編(12巻/101話)までは基本的にこの服装となっています。
鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用
因みにこの服はキングの外伝で登場した服装とデザインが全く同じ。
こちらの外伝の服は黄昏牛(ダスクバイソン)の皮から作ったもので、キングのお手製です。
なお、外伝ではキングが「作り方を教えてあげる」とも語っていますが、ディアンヌは恐らく作り方を教わっています。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
そして、8巻の<お喋り騎士団>の間(Ⅰ)のコーナーでは、ディアンヌから自分の服が自作である事が語られています。
つまり、ディアンヌは幼少期にキングから教わった作り方を覚えていて、成長した後に実際に作った事になりますね。
そういう意味ではディアンヌはキングがデザインした服を幼少期から成長した後もずっと着ている事になります。
相思相愛だからいいですが、そうじゃなかったらヤバイ…
<豚の帽子>亭の制服(人間サイズ)
七つの大罪~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
バイゼル喧嘩祭りでは人間サイズとなって<豚の帽子>亭の制服で登場します。
これは、バイゼル喧嘩祭りで「エリンギ型のチキン・マタンゴ」という「怪物(モンスター)により小さくなった時の姿です。
この時、エリザベスも同時に小さくなっており、ディアンヌはそのままエリザベスの服を着ることになっています。
なので、エリザベスのイヤリングを付けているレアな回でもあります。
セーター(人間サイズ)
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
魔神ヘンドリクセンとの戦いが終わった後はしばらく人間サイズとなってセーターを着ています。
こちらもミニスカートで露出多めで、キングが興奮しそうな服装でしたが、このディアンヌを見たキングは、
キング「大っきくても小さくても ディアンヌはディアンヌだなぁってそう思っただけ」(鈴木央先生/七つの大罪/13巻引用)
と、意外と真剣な感想を語ってくれます。
ディアンヌは嬉しそうにしながらも、「当たり前じゃない!!プププ~」と若干誤魔化す様子が描かれています。
本編ではこの辺から二人の関係がようやく進展していきますね。
マーリン作(キング作)
<十戒>編では、マーリンが作ってくれたという服装で登場。
TVアニメ『七つの大罪-神々の逆鱗-』公式サイト引用
濃いめのオレンジ色がベースで、スカートは短めのワンピースを着ています。
ワンピースの下には黒のインナーパンツを履いています。
鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談引用
因みに作者曰く巨人族は下着の概念があまりない種族なので、それ以前は素肌にダイレクトで着ていた事になりますね。
そして、この服は実はキングが用意したモノ説が濃厚です。
鈴木央先生/七つの大罪/13巻引用
ディアンヌの「用意してあった二つの内こっちにした」という発言と、マーリンの理解に苦しむ様子。
親指を立てるキングの描写を見れば明らかですね。
何より新衣装は初期の服ともテイストが似ているので、キングが用意したもので間違いなさそうです。
鎧
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
リオネス国の聖騎士として活躍していた頃の格好です。
本編だと回想シーンや、城塞都市コランドへ攻め入る際に着ています。
巨人族の鎧を作るなんて骨が折れそうな作業ですが、作ったのは腕の立つ鍛冶屋なんでしょうね。
着ているシーンが少ないのでこちらもレアな格好となっています。
マーリン作
七つの大罪グローバル版2周年フェス公式サイト引用
こちらは現代での聖戦前の新衣装です。
今までとはベースが変わって、緑色となりましたが、初期の服装とデザインは酷似していますね。
ディアンヌ曰く、マーリンが作った衣装で少し破れても元に戻る「魔法具(マジックアイテム)」なんだとか。
鈴木央先生/七つの大罪/31巻引用
これを見たキングは「流石にコレは作れない」と落ち込みましたが、ディアンヌは「今までの服は全部 大切にとってあるよ」と励ましてくれています。
これ以降は最終話まで基本的にはこの服を着ています。
性格
七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~引用
ディアンヌの性格は大きく3つに分けて紹介していきます。
一つは“思春期の恋する乙女”な性格。
もう一つは“未熟で精神が不安定”な性格。
そして、“他人の心配もできる優しい”性格です。
思春期の恋する乙女
ディアンヌを思春期と言う点は、その年齢にあります。
鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談引用
ディアンヌの年齢は「答えてばっちょのコーナーQ.88」から、エリザベスより少し下と分かります。
鈴木央先生「1歳差くらい。エリザベスの方が上です。」(鈴木央先生/七つの大罪/公式ファンブック解体新書引用)
また、「公式ファンブック解体新書」の「答えてばっちょ!のコーナー」より、”人間に換算するとエリザベスと1歳差で年下”である事も分かってます。
エリザベスは16歳なので、ディアンヌは人間に換算すると大体15歳という事になります。
つまり、”中学3年生”くらいなんですね。
まさに”思春期の恋する乙女”です。
宮武朗子 ・鈴木信子松井豊・井上果子/中学生の恋愛意識と行動引用
なお「七つの大罪」とは関係ないですが、「中学生の恋愛に関する論文」によると、中学女子の7割近くは恋愛に興味があり、一方の男性は最大でも3割近くしか興味がないというデータがあるので、この年の女性の多くが恋愛に夢中になるのは事実のようです。
鈴木央先生/七つの大罪/1巻引用
なので、作中の冒頭では恋愛対象のメリオダスにデレデレです。
会うなりメリオダスを抱えて頬ずりしたり、バステ監獄でバンと腕相撲していた時も「子供だよね~」と言いながらも「そんな団長もいい❤」と話したり、「ムキになった顔もカワイイ❤」と終始ラブラブモードです。
というよりかなりストイックで、バイゼル喧嘩祭りでは、チキン・マタンゴの胞子を浴びて体が小さくなった事もありました。
この時にはメリオダスに“飛びついたり”、パンツを見せてながら“イタズラしていいよ”と言ったり、「今なら子供が作れるよ」と大胆な発言もしています。
一方のメリオダスはディアンヌを恋愛対象として見ていないので頭を撫でて落ち着かせていました。
因みにメリオダスを好きになった理由は、
ディアンヌ「ボクが団長を好きだったのは巨人族じゃなく一人の女の子として扱ってくれたから」(鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用)
と分かっています。
作中で描かれますが、ディアンヌは一人旅をしている最中に騎士団と口論(喧嘩)になった事があります。
鈴木央先生/七つの大罪/2巻引用
この時にメリオダスが助けてくれた事がありました。
もちろん、ディアンヌは強いので、騎士団くらいケチらせましたが、このメリオダスの「女の子扱い」してくれたことが何よりも嬉しかったようです。
これがメリオダスとの恋のキッカケとなっています。
鈴木央先生/七つの大罪/5巻引用
因みにディアンヌは巨人族である点からして“女の子扱い”がよっぽど珍しいのか、エリザベスから「たまには女の子同士でおしゃべりしたい」と言われた時も「えへへ…」と照れています。
恥じらう感じが“女の子らしさ”を感じさせますね。
そして、「嫉妬の罪(サーペント・シン)」であるように、嫉妬する描写も激しめです。
鈴木央先生/七つの大罪/1巻引用
エリザベスとエリザベスが一緒に旅をしていると知った時には感情的になって怒って、暴れています。
また、メリオダス以外には冷たい描写が多く、バンを助けに向かうバステ監獄編でも、
エリザベス「私もお供します!!」
ディアンヌ「足手まといはお断り そんな小さな体で そんな細い腕でさ 一体何ができるっていうわけ?」(鈴木央先生/七つの大罪/2巻引用)
とエリザベスに強く当たるちょっとおっかないキャラクターでした。
ホークに対しても口答えされた時に「ギロッ」とにらむシーンもありますし、久々に会ったバンに対しても「もう百年会わなくてよかった」と言っていたりします。
好きな人の事は何でも許せるけど、それ以外は興味ナシの“ザ・恋愛脳”って感じですね。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
また、“女の子らしいコンプレックス”の要素もあって、ゴウセルに身長をバラされた時にはブチギレて、ゴウセルを叩き潰していたりします。
体重も秘密でファンブックですら非公開となっています。
身長や体重を気にする思春期の女の子という感じです。
そんな恋愛モードのディアンヌですが、女の子にしては“行儀が悪い”と感じさせる描写もあります。
鈴木央先生/七つの大罪/8巻引用
ゴウセルと再会した後の雑談会では“あぐらをかいている所”をエリザベスに注意されていたりします。
恋愛に興味深々で“身長を気にする女の子らしさ”もありながら、ただ一方で“女の子扱いに嬉しがる様子”や、”行儀の悪さ”がたまに出たりと、女子に憧れている感があります。
そして、この“女の子扱いに喜ぶ理由”と”行儀の悪さ”は巨人族の里で暮らしていた時代を振り返ってみると、よーく分かってきます。
巨人族とは
巨人族とは、ブリタニアで初めて生まれた種族で闘争心と武力が高く、常に戦いを求める種族。
そして“巨人族の生き方”というのはマトローナ曰く、
マトローナ「我らは巨人族は誇り高き戦士 戦いを求めることが本分であり 戦いの中でシぬのが本懐であり 戦いの中で生を見出すのが本質」(鈴木央先生/七つの大罪/16巻引用)
との事。
つまり、“戦う事しか頭にない、戦闘狂”みたいな一族なワケです。
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
その“戦いしか頭にない”、“巨人族の生き方”をディアンヌは嫌っていました。
そんなディアンヌは他の巨人族からは”異物”として扱われていたと言います。
ディアンヌが想う、戦いとは
ディアンヌ「ボクだっていざとなれば戦う…でもきっとそれは大切な誰かを守るためなんだ…戦いのための戦いなんて…悲しすぎるよ」(鈴木央先生/七つの大罪/16巻引用)
誰かを守るためのものなんだそうです。
ディアンヌは凄く優しい性格の持主なんですが、その”考え方”が里では認められなかったという背景もあるんです。
外伝の少女は叶わぬ夢を見るでも戦争では相手と戦わず、むしろ蛮族達を逃がしていたりします。
この事をマトローナに怒られなぜコロさなかったと詰めらたりもしました。
なので、たまに出る“抜け目”のある性格は“巨人族の戦士”、“男のような育て方”をされた、という背景があるからなんですね。
鈴木央先生/七つの大罪/16巻引用
“あぐらをかいちゃう”のもその一つを現す描写だったと言えます。
だからこそ“女の子らしいことが出来る事”や”女の子扱いされる事”が何よりも嬉しかった訳なんです。
そして好きなメリオダスと一緒に冒険できたことが何よりも嬉しく、猛アタックしちゃう所に“許されなかった愛情表現”が溢れ出ていたとも言えます。
こうしてみるとストイックで押せ押せだった理由がなんとなくわかってきます。
未熟で不安定な精神
“年頃の女の子”という事もあってか、ディアンヌはまだ“精神が未熟で不安定”だと感じさせる描写も幾つかあります。
感情的になって暴れる怒るという事もその一つですし、冒頭でのエリザベスに対する“冷たい態度”もその内の一つです。
メリオダスからすればそもそもディアンヌとは付き合ってもないんですが、気持ちが先行して一人歩きしてる感も“恋愛脳”っぽさが出てます。
そして、それが如実に表れたのが「城塞都市コランド」での一件です。
ディアンヌはメラスキュラが蘇らせた怨霊たちに憑りつかれてしまいます。
鈴木央先生/七つの大罪/28巻引用
この時ディアンヌはエリザベスの呪いが発動したことを気にしていてその”心の隙間”を見抜かれて”怨霊”に入りこまれています。
エリザベスの呪いとは、“エリザベスが前世の記憶を取り戻したら、三日後には絶対にシぬ”というものでした。
メリオダスはこれを気にしてエリザベスの記憶に触れそうな話しは一切せず、話をそらしたり、沈黙を守るという癖がありました。
ディアンヌはそんなこと気にもせず、3000年前の聖戦の試練で女神族のエリザベスを見たと記憶に関する情報を与えてしまいます。
エレインはこのメリオダスに対応に、
エレイン「思い出してほしくない事情がある…とか?」(鈴木央先生/七つの大罪/28巻引用
と鋭い指摘をしますが、恋愛脳のディアンヌは「浮気やHなことをしたとか?」と的外れな発言を連発します。
終いにはマーリンに「口を慎め!!」とブチ切れられた程です。
マトローナからも
マトローナ「言い出すと聞かないのは昔と変わらずか」(鈴木央先生/七つの大罪/20巻引用)
と言われた事がありますが、自分が正しいと思ったら何が何でも行動しちゃう所もあるのがディアンヌなんですね。
それが良いこともあれば、こういう時みたいに悪い事に繋がる事もあるので、注意も必要だと分かる回でした。
他人が心配できる子
ディアンヌの持ち合わせる性格として“人を心配できる”という面もあります。
冒頭ではエリザベスと仲の悪い関係でしたが、ルイン戦を経て、2人は仲良くなります。
この時はメリオダスとディアンヌがルインの洗脳にかかり、エリザベスが身を挺して解いてくれました。
ディアンヌはエリザベスの勇気を認め、それ以降 仲良しになります。
鈴木央先生/七つの大罪/3巻引用
それからはエリザベスの体調を心配する様子が描かれていますし、また、この”人の事を心配する性格”は戦闘シーンで一番目立つ事になります。
鈴木央先生/七つの大罪/6巻引用
バイゼル喧嘩祭りでは、自分の身より一般人を庇うディアンヌを見てハウザーが心を動かされた程です。
これ以降、ハウザーは<七つの大罪>に対して疑問を抱くようになり、
鈴木央先生/七つの大罪/9巻引用
王都奪還編では、ギーラの弟であるジールを守る姿に感化され、協力関係になった程です。
魔神王戦でもメリオダスとエリザベスから、
エリザベス「ディアンヌは自分がどうなろうと他人の心配ができる子よ」
メリオダス「そういう奴を怒らせるのが一番怖いんだぜ」(鈴木央先生/七つの大罪/39巻引用)
こんなセリフが描かれましたが、ディアンヌは“自分より他人を心配できる優しい人物”でもあるんですね。
⇒【マーリンとは!?】
⇒【エスカノールとは!?】
死亡
ディアンヌの死亡に関する記事がちょくちょく目に入ります。
どうやら”シんでいるのか?”が気になっている人がちらほらいるようです。
結論から言うと”ディアンヌはシんでおらず、最終話まで健在”です。
キングのニオイ
そして、道中におけるシんだか?と思える程の一番のピンチと言われれば王都奪還編でのエピソードになります。
これはヘンドリクセンが魔神族の封印を解くために、エリザベスの血が必要でした。
本編ではエリザベスがビビアンによってさらわれてしまいます。
ディアンヌはエリザベスを救出するべく、オスロ―の魔力「呑み込んだものを別の場所に転送する」という方法でリオネス王都内の魔術研究館へ移動します。
鈴木央先生/七つの大罪/9巻引用
ディアンヌは当時 敵対していたリオネス聖騎士の「ドレファス」「ギルサンダー」「ハウザー」「ギーラ」「ジェリコ」「ヘルブラム」と遭遇。
6対1という大ピンチの状況中で、闘いが始まります。
神器を持ったディアンヌは強かったですが、しかし6人相手は流石に無理がありました。
この時にディアンヌが受けた攻撃が痛ましく、
鈴木央先生/七つの大罪/9巻引用
①ギルサンダーとハウザーの合技”雷竜の城(ドラゴンキャッスル)”
②ヘルブラムの“雹弾(ヘイルバレット)”
この二つを受け、全身の服に穴が開き、切傷だらけとなる、出血傷を負います。
鈴木央先生/七つの大罪/9巻引用
そしてここから致命傷といっても攻撃。
③ドレファスの“羅貫(らかん)”
を受けることになります。
ディアンヌは右胸と右腿に受けて、体に大穴が開く深手を負ってしまいます。
鈴木央先生/七つの大罪/9巻引用
最終的にはヘルブラムの、
④“コロしの氷山(キラー・アイスバーグ)”を受け、
遂には意識が朦朧として、動けなくなってしまいます。
ヘルブラムは更に追撃。
もうシぬ…といった所でキングが救出に入ります。
戦いの中では、キングがディアンヌを護る時に使った「霊槍シャスティフォル第八形態「花粒園(パレン・ガーデン)」から”覚えがあるニオイ”を感じることになります。
キングとの出会い
ディアンヌを語るなら、やはりキングとの恋愛物語も語らなくてはなりません。
鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用
キングとの出会いはキングの-外伝-まちぼうけの妖精王で描かれています。
そこでは幼い頃のディアンヌが川辺で倒れていた記憶喪失のキングを見つけて、介抱するところから始まります。
因みにこの時のディアンヌは冒頭でも話した“巨人族の生き方”に嫌気が差し、家出をしていた状態です。
そんな中、ディアンヌは熱を引いてしまいます。
鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用
キングはディアンヌを助けようと二人の居た洞窟を飛び出しますが、ディアンヌは“一人になるのが怖い”からとキングを引っ張り寄せると、自分の胸に抱え込みました。
その際に「花のニオイ」を感じ取っています。
鈴木央先生/七つの大罪/ウラ話大放談引用
因みにキングのニオイは「質問コーナーQ.66」よりキンモクセイのニオイだと分かっています。
“優しく甘い香り”がするそうですが、気になる方はお花屋さんへ行って嗅いでみると良いかもしれないですね。
その他にも、キングとディアンヌで鬼ごっこをしていた時にディアンヌの服が破れるハプニングも起きます。
この時にキングから“黄昏牛の皮で造られた服とヘアゴム”がプレゼントされ、ディアンヌの原型が完成します。
また、人間の里に訪れた際には、人間は寿命が短く、「結婚」をして命を繋いでいく事もキングから語られます。
鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用
視線の先には父と母が子供に愛情を注ぎ、楽しそうにしている姿がありました。
“巨人族の生き方”とは異なる”人間の生き方”にディアンヌは「うらましいなぁ」と本音をこぼします。
そして、鬼ごっこをした際には、“捕まえたらなんでも言う事を一つ聞く”とキングから約束がされていました。
ディアンヌは服が破れたハプニングで不意打ちのような形でキングを捕まえていました。
ディアンヌはこの事を思い出し、キングに「じゃあ約束」。
「…ボクをずっと好きでいて」と告白。
キングは「ずっと側にいるよ!!」と声を大にして約束しますが、しかしディアンヌは“間”を置いて「好きでいてくれればいーの!」と返しています。
この”間”に隠された想いは後でわかりますが、結局、この外伝では最終的にキングが記憶を取り戻し、ヘルブラムの虐サツと妖精王の森を放置した罪により捕まる事となります。
そうして、ディアンヌの傍にいることが出来ないと判断したキングはディアンヌの記憶を消し、ディアンヌに残ったのは“僅かな感覚”だけとなったのです。
鈴木央先生/七つの大罪/10巻引用
そう、ディアンヌが王都奪還編で感じた、“覚えがあるニオイ”は幼少期に感じた“キングの花のニオイ”だったのです。
記憶とゴウセル
王都奪還編が終わり、次の目的地へ向かおうという中で、ディアンヌはエリザベスとバッタリ遭遇します。
この時に、ディアンヌからは“キングに護ってもらった事がきっかけで記憶が全て戻ってた”と話されます。
キングを探すディアンヌでしたが、しかし、あいにくキングはバンと一緒に妖精王の森へと旅立っている最中でした。
鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用
ディアンヌは戻って来なかったらどうしようと涙。
また、当時の事を振り返り、
ディアンヌ「後悔してるんだ ずっと昔…キングが言ってくれたの「キミをずっと好きでいる」って でもボクからキングには何も言わなかったんだ そんなの伝わってると思い込んでいたの だからキングが帰ってきたら——ちゃんと言うの キングが好きって……」(鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用)
つまり、幼少期にキングに「好きでいる」と言われたディアンヌは心の中で「好き」と思ってはいたけど、伝わってるものだと思い、言葉に出来なかったようです。
ここからは、キングに「好き」と伝えるという事がディアンヌの目的でありテーマとなっていきます。
そんな中、ゴウセルと遭遇。
ここからは最悪の展開。
ゴウセルは”心”と”愛情”を求めるあまり、ギーラの記憶を消し、関係を作ろうとしている最中でした。
鈴木央先生/七つの大罪/14巻引用
それに怒るディアンヌ。
意見がぶつかった二人は戦闘になります。
結果、ゴウセルの暴走を止める事は出来ましたが、大きな代償が伴ってしまいました。
それはディアンヌの記憶が再び消されてしまったこと。
王都でキングと再会を果たしたディアンヌでしたが、キングに「キミ誰?」と言う始末。
ゴウセル曰く、
ゴウセル「“自分はキングとの大切な記憶を取り戻した” “それは自分の心に深く刻まれていたから大切な想いを消すことは誰にもできない” だから試した 予想通り 簡単に消えたようだ」(鈴木央先生/七つの大罪/16巻引用)
との事で、記憶が本当になくならないか試したとの事でした。
この事を聞いたキングはゴウセルを神器でぶん殴りますが、その頃にはもうディアンヌが城を飛び出しており、<七つの大罪>全員でディアンヌを捜しに行く旅が始まります。
試練
ディアンヌとキングは“バイゼル大喧嘩祭り”と”メリオダスvs<十戒>”を経て妖精王の森で再会することになります。
ここからはドロールとグロキシニアの試練が始まります。
その時<十戒>だったドロールとグロキシニアですが、2人は元々、それぞれが妖精族と巨人族の王でした。
3000年前には魔神族を倒そうとメリオダスとも協力した仲です。
しかし、3000年前の“ある選択”によって<十戒>入りを果たしています。
ドロールとグロキシニアは当時の選択が正しかったのかどうか、2人に追体験させる事によって、それを確かめるために姿を現したのです。
鈴木央先生/七つの大罪/25巻引用
また試練を受ければ、“大きな成長がもたらされる”という話もあり、“やるか”、“やらないか”を聞かれた二人でしたが、即決で「やる!!!!」と意気投合します。
こうして3000年前の聖戦編として試練が始まります。
3000年前の聖戦
鈴木央先生/七つの大罪/25巻引用
ディアンヌはドロールの姿を借り、キングはグロキシニアの姿を借り、3000年前の聖戦を体験させられることになります。
この試練の中で、ディアンヌはゴウセルの本体である魔術士ゴウセルと遭遇することになります。
魔術士ゴウセルはキングとディアンヌを見て、
魔術士ゴウセル「彼はキミの恋人かな?まるで永い時を共に過ごしたような信頼関係だ…俺の戒禁にかからないのが何よりの証拠だ キミらはお互いに求め合っているのではなく 与え合っているんだろう…羨ましいよ」(鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用)
と話します。
ディアンヌはまだ記憶が失われた状態でしたが、「そうなのかなぁ?」と何処か恥ずかしそうでした。
そして聖戦を終わらせるために命を賭けるつもりでいた魔術士ゴウセルは、自分が創り出した人形ゴウセルを未来で導いて欲しいと頼みごとをしてきます。
ディアンヌはその願いを快く受け入れると、
魔術士ゴウセル「受け取ってくれ 心優しき友人 二人のゴウセルからの感謝の贈り物だ」(鈴木央先生/七つの大罪/26巻引用)
と、魔術士ゴウセルから“感謝の贈り物”がされます。
その後、ドロールの話した“ある選択”の試練の時がやってきます。
実は、ドロールはゼルドリスとの戦いに敗れ、ゼルドリスから<十戒>に入るか、この場でシぬかという2択を強要された事がありました。
ドロールからは、
ドロール「戦いからの逃走をシぬことよりも恥とする巨人族に この時 残された選択はただ二つ シを選ぶか…<十戒>となるか…ただ私は知りたかった <十戒>として生きる残ることと 巨人族としてシぬこと どちらが正しかったのか」(鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用)
と話されます。
そして、最悪な事にこの試練では、“ドロールやグロキシニアと同じ選択”、或いは“シんでしまう“と試練失敗となり、永遠に帰ってこれなくなるという罠がありました。
グロキシニア「当然 向こうの世界でシねばこちらに残った肉体もシぬ…」(鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用)
グロキシニア「キミがあたしらと同じ選択をしていたら——怒りの渦に呑まれて全く同じ道を歩み二度と戻れなかった可能性もあるっス…」(鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用)
つまり、ディアンヌは“どちらを選択しても帰ってこれない”というドロールの畜生のような性格も露わになった、最悪の試練に挑んでいたのです。
そして、ディアンヌも同じようにその試練を体験しますが、ディアンヌはなんと“逃げる”ことを選択。
奇跡的に試練の罠をすり抜け、無事に現代へ帰ってきます。
恋
鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用
現世に帰ってきたディアンヌはキングにいきなりキスをします。
キングはこの時に気絶し、そのあと目を醒ますとディアンヌから「二百年前の約束を守ってくれたお礼」だよと話されます。
また、魔術士ゴウセルの“贈り物”で記憶が全部戻ったとも語ってくれます。
そしてようやく、ディアンヌから“キングに言いたかった言葉”が話されます。
ディアンヌ「ボク…ずっと言いたかったことがあるんだ ボクはキングが今でもこれからも…ずっと大好きだよ…キングは今もボクを好きでいてくれる…?」(鈴木央先生/七つの大罪/27巻引用)
これは、王都奪還編が終わった後にディアンヌがエリザベスに話したこと。
次に会ったら「好き」と伝えるという気持ちでした。
これを聞いたキングは「ずっと好きでいるし側にいるよ」という想いを胸に無言でディアンヌにキスを返してくれます。
これにてようやく、二度も記憶を失くし、何度も想いがすれ違った、キングとディアンヌの恋の物語が実る形となったのです。
結婚
魔神王戦では、ディアンヌから夢の話がされます。
ディアンヌの夢は“キングと子供を作って一緒に楽しく暮らすこと”です。
それはキングと幼少期に見た“人間の家族が楽しく暮らす生活”とも似た光景なのでしょう。
鈴木央先生/七つの大罪/16巻引用
因みにディアンヌの夢については、
①“設定集Ⅳ”の「小さくなってメリオダスと子供を作ること」と、
②“-外伝-少女は叶わぬ夢を見る”の「いつかメリオダスと一緒に暮らして子供をたくさん作って楽しく暮らせたら」
からも分かるように、「好きな人と子供を作って一緒に楽しく暮らすこと」です。
そして、魔神王と戦っている最中には、ディアンヌから「ボクの夢はキングの…」と話された所でキングから、
キング「ディアンヌ!!すぐにでも…魔神王をやっつけたらオイラと結婚しよう!!!」(鈴木央先生/七つの大罪/39巻引用)
とついにプロポーズの言葉が贈られます。
ディアンヌは「ボボ」と赤面しながら「するーっ!!!!」と返答し、めでたくプロポーズが成立します。
その後、魔神王&キャスを撃退すると、<七つの大罪>は散り散りとなって、ディアンヌとキングは妖精王の森に帰っていきます。
鈴木央先生/七つの大罪/41巻引用
キングからは「結婚式はすぐ挙げるつもりだから着てよ」と話されます。
『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』公開カット引用
そして二人の結婚の様子については『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』にて確認できます。
見ていない方はぜひ見てほしいですが、参列者の中には「バン」「エレイン」「ゴウセル」「マトローナ」「ギルサンダー」「ハウザー」「ドレファス」「ゲラード」など数多くのキャラクターが確認できます。
子供
ディアンヌとキングの子供は既に生まれています。
鈴木央先生/七つの大罪/41巻引用
それは、最終話の「オイラたちの子に比べたら」という台詞からも分かります。
また、ディアンヌの「たくさん作りたい」という話しからも、子供は1人でない可能性があります。
2人、3人、4人と、何人いても不思議じゃないですね。
鈴木央先生/七つの大罪/13巻引用
それと二人の子作りに関しては、恐らくディアンヌがマーリンから貰った魔法具No.172「ミニマム・タブレット」が活躍していそうです。
“設定集Ⅳ”からも分かるように、またディアンヌがバイゼル喧嘩祭りで小さくなった際に、
ディアンヌ「今なら団長とボクの子供がつくれるよっ!!」(鈴木央先生/七つの大罪/5巻引用)
と話した通り、多分 小さくないとキングとは子作りできません。
また、“妖精王の森の更に奥にある妖精界に戻る”という話もあったので、安全そうな妖精界で子作りしてそうな所でもあります。
何しても子供は「羽の生えた妖精族風」なのか?
「大き目の巨人族風」なのか?
「或いは妖精族と巨人族のどっちの要素もある見た目」なのか?
どんな子供が生まれてくるか楽しみですね。
個人的には“たくさん作っている”点を考えると、「巨人族風」と「妖精族風」の二人の子供がいるんじゃないかと思ってます。
『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』引用
因みに「NETFLIX」で配信された「怨嗟のエジンバラ(前編)」では妖精族の子供と巨人族の子供が登場したので、「まさか!?」と思ったんですが、どうやら違ったみたいです(笑)
絶対にミスリードを狙った登場だと思いますけど…(笑)
こちらもまだ見ていない方はぜひご覧ください!
感想
という事でディアンヌの物語を個人的に振り返って、ネットで皆が気になってる点を中心にまとめてみました。
因みにキングとディアンヌの恋愛の設定は特に決まってなかったそうです。
つまり、作品を進めるうちに自然とこうなったようなものなので、作者からしても面白く描けたのではないかと思います。
逆にメリオダスとエリザベスやバンとエレインの物語は最初から決まってたそうですから、刺激があってキングとディアンヌには強い思い入れがるんじゃないかと思います。
ディアンヌは戦闘シーンよりは「恋愛」よりのエピソードが多く、その性格も恋愛に興味津々の女子って感じでたまに問題行動もしちゃうキャラクターでしたが、そんな所も全部ひっくるめて魅力的だと思えるので、今後ともイチャイチャ話みたいなものは描いて欲しいですね。
何よりも二人の子供が現時点で登場していないので気になる所です。
そして、「七つの大罪」の魅力はこれに留まらないので、ぜひ本編やその続きである「黙示録の四騎士」も手に取ってみて下さい。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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