講談社発行『週刊少年マガジン』、「黒岩メダカに私の可愛さが通じない」の漫画紹介&評価です!!
今回は第3巻の感想ですが、旭の参戦もあって怒涛の展開が繰り広げられました。
徐々にモナの大阪弁の本性も出るようになってきたので、さらなる展開にも期待が高まります。
では、キャラ紹介も兼ねて感想を書いていきます。
※3巻までの内容が含まれていますので、ネタバレが嫌いな方は要注意です※
⇒【モナと黒岩は結ばれるのか!?】
⇒【1巻感想!!設定が面白い!!】
目次
キャラ紹介
今回の主要人物は3人!
川井モナ(かわい もな)
・概要
黒岩メダカをオトすためにアプローチを続けるモナ。
『文化祭限定の伝説』「愛の架け橋」を通じて二人の距離は更に縮まった。
今では会話が出来るまでになった。
黒岩メダカ(くろいわ めだか)
・概要
仏門に入った身として煩悩を払う修行の生活を続けるメダカ。
しかし、モナに対する冷たい態度を見かねて、翔と譲に詰められることになった。
黒岩は、「惚れなきゃいい」、「教えの中に優しさはないの?」といった二人の言葉を受け、モナに歩み寄るようになる。
湘南 旭(しょうなん あさひ)
・概要
黒岩の後輩にあたる高校1年生の人物、旭。
黒岩に想いを馳せており、モナに強い対抗心を見せる。
黒岩の前では態度がかたくなり、上手く話せなくなるが、黒岩のハートを射止めるためならば本来の強気な性格も表に出す事をじさない。
⇒【2巻の感想!!新キャラ登場!!】
⇒【旭エンドもあり得る!?】
見どころ紹介
本編の見どころ(重要シーン)を三つだけ紹介!!
お見舞い編
3巻の見どころはやっぱりお見舞い編!!
黒岩は風邪を引き家で寝込んでおり、モナと旭がお見舞いをすることになります。
一人暮らしの黒岩は、同級生と後輩の二人を家に上げる事になるんですが、このあまりの展開の過激さに熱が悪化する事態に…。
チャンスとばかりに二人は黒岩の看病をしますが、最終的には黒岩も疲れて寝る事になります。
そして、ここからがモナにとって最重要となる会話が繰り広げられることになります。
ここでは、黒岩をオトそうと必死だったモナは旭に単純な質問をぶつけます。
「なんでそんなに頑張るの?」(久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/3巻引用)
と。
これに対し旭は、「好きだから」とシンプルな返答をしました。
また、「付き合いたい」、「手を繋ぎたい」、「キスもしたい」などと話し、モナは「好きってそういう事なんだ」と思うようになっていきます。
結局、モナは「好き」という感情ではなく、「オトしたい」という感情を優先して黒岩にアプローチしていますが、この旭の言葉を受けて、
“好き“という感情にようやく意識を向けるようになります。
主人公モナがハッピーエンドを迎えるためにいは、この一件はかなり重要な出来事だったと思います。
旭、モナの本性を知る
お見舞い編の最後の方では、旭が買い出しにいき、モナが看病をしていました。
この時、事故的に黒岩が一度は目覚め、モナに覆いかぶさる事になりますが、結局 寝ていたようで、モナは黒岩を寝かしつけています。
しかし、旭から「キスもしたいし」という言葉を受け、“キス”に意識が向いていたモナは、ふと寝ている黒岩の口に目がいくと、目が離せなくなり…
遂にはキスをしようとまでします。
…が、理性を取り戻すと自分のやろうとしていた事のヤバさに気付き、後ずさり…。
しかしこの一件は旭が見ており、遂には詰め寄られる事になります。
ここが第3巻の最大の見せ場。
旭は、先ほどのモナの顔が“恋する乙女”の顔であった事を言及し、また友達というのは嘘に過ぎないと問い詰め始めます。
トドメの一言として、「やっぱり黒岩先輩が好きなんだ」と言い放ちます。
しかし、これを認めたくないモナは、ムキになって大阪弁で「オチないからオトそうとしているだけ」だと本音を口にしてしまいます。
この発言を受けて、旭は、モナが自分の気持ちに気付いていない事を悟り、また本来の性格(キャラ)が全然違う事に勘付く事になります。
この一件は「黙っててあげる」と言う旭でしたが、最後はそれでも
「負けないから」久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/3巻引用
と言い放ちお見舞い編は事なきを得ます。
木戸ハウスでハロウィンパーティー
三つ目の紹介するのは木戸(譲)の家で行われたハロウィンパーティー。
どうしても黒岩とのツーショットを撮りたいと思っていたモナは、ハロウィンも近い事から、ハロウィンパーティーをしようと提案をします。
これにクラスのおおよそ全員が賛成となり、場所は家が広めな木戸(譲)の家で執り行われる事になります。
このハロウィンパーティーでは、『ミイラゲーム』が行われ、モナと黒岩はペアとなり、ゲームに勝てば記念写真が撮れる予定でしたが…
過激するゲーム内容に黒岩は作業を放棄。
更に、その後にはクラスの女子とは写真を撮ってあげたのに、モナの番になると、なぜか拒否をしてしまう事になります。
この二つの件を受けて、流石のモナはお怒りモードとなり、「……あほ」と本性をあらわにしてしまいます。
驚く黒岩でしたが、モナの本性の片鱗を見た数少ない人物の一人となるのでした。
⇒【旭エンドもあり得る!?】
⇒【モナと黒岩は結ばれるのか!?】
感想
・旭が良い
3巻の感想ですが…旭のキャラがめちゃくちゃ良いですね!!
モナと黒岩の進展をかなり後押ししています。
仮にこの物語がモナと黒岩が結ばれるというラストになるなら、モナは表に見せているぶりっ子キャラをやめて、本来の大阪弁キャラになりたいといけませんが
その化けの皮を剥がすのに最高の手助けをしています。
黒岩を狙う旭にとっては、それは不毛な事かもしれませんが…(笑)
後はモナの本性を知った旭の塩対応が面白いですね…(笑)
呼び方も「湘南さん」ではなく「旭」で良いと言って、どうせ心の中じゃ呼び捨てなんでしょと図星をついていましたが、
流石はバスケット部のエースですね。
心理戦においては一枚上手という印象です。
そういう意味ではかなりの強敵です…。
しかしまぁ…今までのモナのアプローチと、後はモナの後ろにいる翔と譲と春野の3人を思えば…
旭が優勢になるのは難しそうですよね。
旭もサポートしてくれるようなキャラか、モナがやってない何かをしないと今後は厳しいそうです。
旭もキスの一件は黙っててあげると言いましたが、もしかしたらこれが切り札となっていて、最終的にはモナが好きという気持ちで迫ってるんじゃなく、
オトしたいだけという事を暴露するのかもしれませんね。
それでようやく五分になりそうなところです。
或いは先に取っちゃうとか…?(笑)
・黒岩メダカがやばい…(笑)
続いてメダカにも触れていきますが、今回から、メダカの煩悩に悩む展開が増えたような…?
そんな気がしますね。
翔のイタズラで待ち受けを変えられた時なんかは、水着のお姉さんの写真を即消さずに、最後に一度くらいは見ておこうと思っちゃってましたし、
「ミイラゲーム」の時なんか欲求が駄々洩れでした…(笑)
“楽しい”という感情が煩悩に含まれるかもわかりませんが、仮装についても
黒岩「楽しいな これなんて全身隠れるし まるで別人になったような…」久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/3巻引用
と言ってましたよね。
なので、着実に東京色に染まってきているなと…そう思える描写が増えていた印象です。
あと2~3巻と回数を重ねたら別人になってるんじゃないかと思えてきます(笑)
また、1巻や2巻で描かれてきた、黒岩の活躍シーンみたいなものは今回なかったので、
モナからの「あほ」発言を受けて、黒岩がどう思うのかが楽しみですね…!!
今後の展開からも目が離せません…!
では、以上3巻の感想でしたが、紹介したのは一部のシーンに過ぎないので、全部 気になる方はぜひ本編を購入して一緒に楽しみましょう!