『講談社発行/週刊少年マガジン』で連載中の『黒岩メダカに私の可愛さが通じない』の漫画紹介(2巻の感想&レビュー)です!!
今回はから新キャラや、黒岩メダカとモナの関係に進展もあったり、後はモブと思っていたキャラの名前が判明したりと、新情報満載でした。
という事で、キャラ紹介も交えながら感想を書いて行きます。
考察要素は項目から飛ぶと快適に見れます。
※2巻までの内容が含まれますのでネタバレが嫌いな方はバックブラウザで戻る事を推奨します※
登場人物
主要キャラ3人に+でもう3人キャラが増えています(実質)のでプチ紹介していきます!!
川井モナ
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/1巻引用
・概要
本作のメインキャラクター『川井モナ(かわい)』。
見た目、スタイル、性格が完ぺきで、これまでモテ街道まっしぐらだった人物。
大阪出身で、東京でもモテまくりのチヤホヤされる生活を送る予定だった。
しかし、2週間前に転入してきた黒岩メダカだけは、どんな手を尽くしてもオトせないでいる。
川井モナは黒岩メダカを「絶対振り向かせてやる」と攻略する事を決意する。
・進展
モナは猫ポーズ、色香、図書館で手が触れ合う、脚をツンツンさせたりと積極的にアプローチした。
しかし、ことごとく黒岩メダカに上手い事かわされていた。
また、黒岩メダカにアプローチしている内に彼に少しずつ惹き込まれるようになっていった。
モナは相手をオトすためなら“好き”とさえ言えたのに、気付けば、黒岩にだけは“好き”と言えなくなっていた。
また、黒岩の視線を意識するだけで顔が火照って、その場から立ち去らないといけなくなる程になっていた。
黒岩メダカ
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/1巻引用
・概要
モナがオトそうとしている人物、本名『黒岩メダカ』。
寺の子であり、仏門に入った身なので色恋は禁じられている。
東京へは修行僧としての修行の一環で共学に入った。
そして、モナのアグレッシブなアプローチに、東京のその過激さにたじろぐことになる。
・進展
モナの事は可愛いと思っていた黒岩だが、しかし戒律で煩悩に支配される色恋などは禁じられているため、そのたびに心を無にする“心頭滅却のポーズ”を取っていた。
また、モナの過激なアプローチに対しては、モナを気遣う姿勢を幾度も見せた事で、反対にモナが「キュンキュン」する展開が増えていった。
春野つぼみ
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
・概要
入学時にモナを見てモナのファンになった人物『春野つぼみ(はるの)。
それ以降はモナの写真を撮るようになるが、モナの黒岩に対して見せる“見たこともない乙女な表情”から、二人の関係を察するようになる。
そして偶然にもモナと春野つぼみが『文化祭委員』に選ばれると、つぼみは待ち受けにしていたモナと黒岩の写真を、モナに見られたら嫌われるという気持ちから、咄嗟に携帯を隠す挙動を取ってしまう。
モナは前々からつぼみが自分と黒岩の後ろでコソコソ隠れて何かしている事に勘づいていたので、このつぼみの行動を怪しんだ。
そうして、モナが携帯を取ろうとすると、事故的に二人は地面に倒れ込むことになった。
モナは遂につぼみの携帯の待ち受けを見る事になる。
そこでつぼみは涙ながら、モナのファンだった事を告白した。
モナはつぼみを許し、仲が深まることとなった。
・進展
つぼみはモナが黒岩に好意を寄せていると思い、二人を応援するようになる。
だが、モナは黒岩が好きなのではなく、オトしだいだけなのだと心中で強情を張っていた。
小早川 翔(こばやかわ しょう)
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
・概要
小早川 翔(こばやかわ しょう)。
今までモブのような立ち位置で登場していた人物。
2巻で名前が判明した。
モナファンの一人であり、モナに冷たくする黒岩に対して怒りを覚えていた。
口が悪く、黒岩に対しては「テメェ」と言ったり、黒岩の態度に対して「クソ対応」と言っていたりする。
が、本人的にはモナが心配なだけである。
ある日、我慢ならなくなった翔は黒岩を呼び出す事になる。
譲(ゆずる)
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
・概要
譲(ゆずる)。
小早川翔と同じ立ち位置でモブキャラのようなポジションにいた人物。
2巻で名前が判明した。
彼もモナファンの一人であるが、しかし性格は面倒臭がりで、また黒岩の対応については、ライバルが増えないならそれに越した事はないといった心持でいた。
しかし、翔が黒岩を呼び出した際には、黒岩に対して核心をつく一言を浴びせる事になる。
湘南 旭(しょうなん あさひ)
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
・概要
湘南 旭(しょうなん あさひ)。
黒岩に想いを寄せる高校1年の女子。
関係としては黒岩の後輩にあたる。
1年生にしてバスケット部のエースで、勉強も出来て、スタイルも良い。
また、周りに媚びない強気な性格が人気となっていてファンも多い。
・進展
旭は黒岩にくっついてい歩くモナに強い対抗心を覚えるようになる。
モナを問い詰めた際には、「どういう関係なのか」、「彼女なのか」、「好きなのか」を聞いたが、モナは付き合っておらず、好きでもないと返してみせた。
しかし、それでもなお黒岩と一緒にいるモナに対する疑惑を消えず、危機感を覚えた旭は、遂に自分も行動に移すことになる。
見どころ
第2巻の見どころを3つだけ紹介!!
①周りのキャラの恋のガーディアン活動が熱い!!(春野つぼみ)
第2巻の見どころは周囲のキャラの助太刀です。
まずは春野つぼみ!!
つぼみは、『文化祭委員』となっており、モナとメダカの関係を進展させるために実に二度に渡って二人を助ける事になります。
・宣伝担当
モナのクラスは『文化祭』で『うさぎカフェ』を開いていました。
モナは外で呼び込みをし、メダカは中で料理を作っていましたが、これでは二人の関係が進まないと思ったつぼみは、
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
二人を宣伝担当として、学園内を歩き回るよう『文化祭委員』として命令をします。
「ナイスアシスト」と思うモナは、『胸キュンコース』を考え、実行に移していきます。
・長机返却
次が長机返却のシーン。
『文化祭』終わり間際、例の如く、黒岩に対し手応えを感じずにいたモナの表情には疲れが見えるようになっていきます。
この事を勘付いたつぼみはまたしても二人を恋のガーディアンとして導こうとします。
そして、この一件では第2巻 最大の見せ場と行ってもいい『愛の架け橋』で最高の展開が訪れることになり、二人の関係が深まる事になります。
これはナイス恋のガーディアンといった具合でした!!
※真相は本書でお確かめください。
①翔と譲のアドバイスも熱い!!
本作で名前が明らかになった翔と譲ですが、この二人の鼓舞も激熱でした。
・翔の後押し
メダカのモナに対する冷たい対応を見ていられなくなった翔はある日、メダカを呼び出す事になります。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
この時、翔はメダカの冷たい対応に対して毎度ションボリするモナが見ていられないと話し、戒律って言っても「恋愛しちゃダメってことなんだろ?」、「惚れなきゃいいだけの話しじゃね?」と翔から後押しが入る事になります。
・譲の核心的一言
続いて、譲も嫌々ながら、翔に煽られた事でメダカにアドバイスをすることになります。
この一言が個人的には革新的だったと思っていて、譲は「会話しただけで戒律を破る事になるのか?」と聞き、メダカはそれに対し「それくらいじゃ別に」と返してきます。
これを聞いた譲は
「じゃあさ 教えの中に優しさって入ってねぇの? 転入生のお前を一番世話してたのモナちゃんだぜ そういう恩をさ~…」(久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用)
というんですが、これにはメダカもハッとした表情をしているんですよね。
これを機に通称『戒律バカ』のメダカもちょっとはモナに歩み寄る姿勢を見せるようになりますが…この二つがメダカにとっては革命的な助言となります。
②文化祭編『愛の架け橋』
第2巻の見どころは流行りこの『文化祭編』です。
特に『愛の架け橋』は見逃せないですね。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/1巻引用
これはこの学校の『文化祭限定』で起こる伝説の一つで、運命の渡り廊下、通称『愛の架け橋』で手を繋いだカップルは、永遠の愛で結ばれるというものです。
例のごとく、ここにモナと黒岩は訪れ、モナは戦略を閃きます。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
これが中々あくどく、わざとコケたフリをして引っ張って起こしてというんですが…
男、黒岩メダカとしても放っておく訳にはいかないので、手を貸すんですが…どうなったかは本書を手に取って見て見て下さい…(笑)
個人的に面白かった印象に残ったシーンの一つでしたね。
また、モナの考えた『胸キュンコース』では、王道の「クレープ作戦」、「ライブ作戦」、「バルーンアート作戦」なども見られるので、これも見逃せません。
③ライバル旭参戦!
また、モナのライバルとして新キャラが増えたのも見逃せませんね!
そのお相手は1年生の後輩の湘南 旭(しょうなん あさひ)。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
クール系で強気な性格で、頼れるバスケット部のエースなんですが、ただメダカを前にすると別人になって、もじもじし出すのが特徴です。
これが二人の恋愛バトルを助長することになる訳ですが…純情の旭がメダカを射止めるのか?
それともオトす事が出発点だった、完璧女のモナがハートを射止める事になるのか?
メダカはどっちを選ぶ!?と、どうなるのか気になるので、今後の盛り上がりに拍車がかかりましたよね。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
また、メダカの前ではもじもじしちゃう旭なんですが、第2巻のラストでは、モナの積極的なアプローチを見かねて、負けじと旭も積極的にアプローチする様が見られました。
今後は、二人のダブルコンボも見られそうなので、メダカがノックアウトとなる瞬間も見られそうです…(笑)
旭エンド
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
モナが自分の気持ちに素直にならない以上はこの旭エンドでも良いかなと思いました。
純情な後輩の気持ちを無下にしてまで、戦略女のモナを選ぶ事もないでしょう。
この状態のモナとメダカが付き合っても、釣った魚に餌をやらない系女子になりそうですし。
また、そうなると、どちらにせよ、どちらかはメダカに選ばれない事になるので、そういう意味でも回を増すごとに、どちらを応援すべきか悩むことにもなりそうですね。
そういう意味では、最悪の場合には、メダカが修行僧の道を選んで、誰も選ばないエンドもありなのかもしれません。
というか元々はその体できてますし…(笑)
メダカ目線で言えば、二人はその戒律を侵そうとしてくる小悪魔的存在ですよね…(笑)
この禁忌な感じが良いんですが……。
感想
という事で、第2巻からつぼみと翔と譲の声掛けもあって、だんだんメダカがモナに歩み寄るようになっていきましたね。
特徴としては、眉間をキュッとする動作をやめる要素が見えるようになりました。
そしてモナとも会話をするようになっています。
これは、譲のアドバイスが効いていますよね。
一方のモナも手探り状態で懐に忍び込む術を探している状態でした。
で、描写としては、机をガーンっと急接近させた動作にはメダカもビックリして引いてましたが、
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
相合い傘をしたシーンで肩をトンと当てるくらいだったら許していましたよね。
逆に密着しすぎや刺激的すぎるシーンでは、メダカがただの「発〇男子」になって息を荒げたり、お得意の「わ~」と叫ぶ展開になりますが、距離感が大事って感じがしますよね…。
これをモナが徐々に詰めて行って、もうメダカも拒否しきれない状況になった時にどうなるかが見ものですが…
って考えるとやっぱり、結果も知りたいですが、この過程の積み重ねが一番面白いのであって、
そういう意味でも『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』の動向を追っていきたい所です。
後、思ったのが、元気ハツラツキャラのモナですが、落ち込むシーンが今回から二回くらいありますよね。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用
バニーガールの服装に対して落ち込んだ時と、文化祭のラストのシーン。
その度にメダカはモナを励まそうとしていたので、こういう過程の中では、必ずしもいい事ばかりじゃなく失敗とかも必要なんだな~と思えますよね。
失敗という点で言えば、モナが教科書を忘れた事も近づくための一つの道でしたし。
まあ…この全てのシーンにおいてその度にメダカも輝きを見せるので、モナが本気で恋をするのも時間の問題って感じがしますがね…。
というよりはその気持ちに気付くまで時間の問題ですか…。
これは、どうなるのかに期待ですね。