講談社発行『週刊少年マガジン』の「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」4巻の感想&レビューです!!
4巻からモナの地元の幼馴染(親友)が参戦します!!
キャラも立っていて可愛いので、人気キャラになる事間違いなしです。
また、4巻からメダカを取り合う競争が1巻~3巻では予想も出来なかったほどに激化してきているので、正直、かなり盛り上がってきています(笑)
という事で、キャラ紹介も兼ねながら感想を書いて行きます!!
※4巻の内容が含まれるのでネタバレが嫌いな方は戻る事をお勧めします※
⇒【3巻でモナの本性がバレる!?】
⇒【2巻の感想!!新キャラ登場!!】
目次
登場キャラ
主要キャラは3人!新キャラは2名です!
川井 モナ(かわい もな)
・概要(簡単な振り返り)
本作のメインキャラクター『川井もな』。
メダカをオトそうと画策し続けるモナだったが、その恋には無自覚なままでいた。
しかし、お見舞い編を経て、遂には旭に黒岩を好きであることを指摘される。
が、それでもなおモナは好意がある事を認めず、オトす事にこだわっているんだと否定して見せた。
モナからこぼれた思いもよらない本音を旭はたじろいだが、結局やる事は変わらないからと「負けないから」と言い放つのだった。
黒岩 メダカ(くろいわ めだか)
・概要
仏門に入った人物「黒岩メダカ」。
東京には修行の一環で共学に入った。
メダカをオトそうとするモナに続き、旭が二人の争いに加わった。
湘南 旭(しょうなん あさひ)
・概要
メダカに好意を寄せる1年生の後輩『湘南 旭』。
黒岩は一目惚れで好きになった初恋の人物である。
本来強気な性格の旭だが、黒岩の前ではどうしても弱気になってしまう。
しかし、恋のライバルであるモナを思うと性格すらも克服し、モナ以上にアグレッシブになる。
白浜 美波(しらはま みなみ)
・概要
旭の友人で同じクラス(1-B)の1年生『白浜美波』。
黒岩に恋する旭を応援しており、陰ながら旭を支える事となる。
難波 朋(なんば とも)
・概要
モナの地元(大阪)の幼馴染(親友)『難波朋』。
かなりアグレッシブな性格で、モナと待ち合わせした店内ですら逆ナンをしていた。
大阪の高校時代では、無双するモナがフッた男達を刈っていたとのこと。
朋は愛に無自覚なモナの事を察し、自覚させるために献身する事になる。
⇒【旭エンドもあり得る!?】
⇒【モナと黒岩は結ばれるのか!?】
見どころ
見どころを3つだけ紹介!!(見どころは他にもいっぱいあります!)
①恋のキューピットが増えた(新キャラ)
まず4巻の見どころは何と言っても魅力的な新キャラの登場です!!
モナ側からは幼馴染の朋が参戦しています。
父親の転勤で引っ越してきた朋は、大阪時代でも彼氏がいっぱいいた事から、東京でも彼氏を作って、人生を謳歌するつもりでしました。
しかし、モナの様子を見てその目的は一変します。
モナは“人を好き”になった事がなく、彼氏もいた事がありませんが、朋は、黒岩と絡むモナを見て、恋している事に勘付く事になります。
つまり、モナにとってこの恋は初恋であり、
それを知った朋は親友の恋を何としても成功させたいという想いに目覚め、新たな目的を持つ事になります。
そうして、最終的にはモナのクラスに転入となり、席もモナの前の席にやってきていますが、
これは心強いですね!
①旭側にも加勢!!
続いて旭側にも友達として白浜美波が加勢となっています!
美波は、黒岩の前だとどうしてもモジモジしちゃう旭の口のような存在となって、黒岩との恋をリードしてくれます。
それは、恋のライバルがモナであり、かなりの美人である事からも、頑張らないといけないと負けるよという事情も察しての事です。
そうして、本編では、黒岩が旭の落とし物(学生手帳)を届けに来ますが、美波はぜひお礼がしたいから(旭が)と言って、二人を二人っきりにさせる事に成功させます。
旭はお礼として黒岩に食堂のパンを買ってあげ、二人で屋上へ行き、ランチをする事になります。
ハロウィンパーティーの一件で焦りを感じていた旭は、黒岩に急接近しなきゃと思っていました。
旭は恥ずかしさを紛らわすために、まずは黒岩の目をタオルで隠し、その視線を浴びないようにしました。
こうして恥じらいは克服。
また、美波にモナに勝つために「唇の一つでも奪っちゃえば」と言われていた旭は、その事を意識し始めます。
そうして、旭はハロウィンパーティーでもっと一緒に遊びたかった事を語ると、
旭「トリックオアトリート お菓子くれなきゃ イタズラしますよ」(久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/4巻引用)
と、言い出します。
お菓子がないと言う黒岩に対し、じゃあイタズラですねと言った旭は、黒岩のほっぺにキスをして見せました。
旭はこの事は内緒ですと言い、黒岩は何が起こったのか分からない始末でした。
こうして、美波のおかげもあって、旭がモナを追い抜き、一歩リードする事に成功となります。
②焦りを感じるモナ
4巻の他の見どころは加速していく旭とモナの恋のバトルですね…!!
旭はバスケット部のエースという事もあってか、正々堂々と戦うのが好きなようで、
黒岩のほっぺにキスした一件について
旭「私 黒岩先輩にキスしましたよ」(久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/4巻引用)
と、暴露する事になります。
これを受けて大混乱するモナでしたが、別に黒岩をオトのが目的だし、仮に二人が付き合ったって構わないと言い訳を自分にし始めます。
しかし、実際にその場面を想像したら、モヤモヤが止まらなくなり、結局、鈍感なモナはその気持ち気付く事が出来ず、朋の「歓迎会」の日を迎えることになります。
鈍感なモナといい…鈍感な黒岩といい…鈍感ペアです(笑)
③バチバチのデットヒート遊園地バトル
本書、最大の見どころはこの遊園地デートですね!!
旭のキス発言を受け、モナは相変わらず無自覚なまま黒岩に対してアプローチしようと必死でしたが、
黒岩を見るとつい唇に目がいったりと、もう頭の中はゴチャゴチャの状態でした。
そして、当日の遊園地デートでは、モナ、春野、朋、翔、譲、旭、美波、メダカの8人で訪れる事になり、
モナを応援する朋と旭を応援する美波が水面下で動く事になります。
まず訪れた「ジェットコースター」では、旭から仕掛ける事になり、怖いという理由で黒岩を隣に誘うのでした。
翔が安心させてやるとと言わんばかりに、「俺は?俺は?」と邪魔をしますが、美波が華麗にサポート。
「私とです」と言って、無事に二人を隣の席に乗せる事に成功させます。
一方で、まずいと思った朋は、自分がジェットコースターが苦手であることを告白し、このままだとモナが一人で乗る事になると言い始めます。
そして、それは流石に可哀想だから黒岩にもう一回 モナと一緒に乗ってくれない?と提案してきます。
これを了承した黒岩は結局2回ジェットコースターに乗る事になります。
こうして、モナも旭も、共に距離を離す事なく、「遊園地デート」が続くのでしたが、まさに激熱バトルといった感じでした。
感想
4巻は恋のライバルの助っ人も増えたことで、盛り上がってきていて面白かったですね!
しかし、恋のガーディアンの春野が若干ポンコツになりつつあるのが悲しい…(泣)
当初二人の恋を応援していた春野はどこへいったのか…(笑)
ジェットコースターでもモナと一緒に乗ろうとしてました(笑)
まぁ…黒岩と旭が確定していたからしょうがないのかな…。
・朋について
一方でモナの助っ人として参戦した朋はかな~り強力で、恋愛経験も豊富で、
ジェットコースターでの一件なんて、頭の回転の速さが光っていましたよね。
結構、頭がキレるキャラのようです。
何よりモナの親友で、モナをよく知る事から、その応援の本気度が違います。
また、「こっちにいる間に自覚させたる」という目的もあって、実に親友らしい一面もあります。
親友なら、その人の初恋を成功させたいのは誰でも思う事ですよね。
因みにこの台詞の「こっちにいる間」という言葉が引っ掛かるので、そのうち地元に帰るのかもしれませんね。
そういう意味ではこの強力な助っ人の援助も時間が限られていそうなので、それまでにモナが自覚するのかが見ものです。
・美波について
一方での美波もかなりの策略家…(笑)
旭と黒岩を二人っきりにさせたのもそうですし、キスを意識させて、結果的に進展させたのもそうですし、
ジェットコースターでの翔をいなした徹底っぷりも流石でした。
こちらも心強いですね(こんな友達欲しかった笑)。
・譲について
後は、この主要でない面々でのカップルとかも今後は誕生するんですかね…?
譲は春野としゃべりたかったと言って二人でジェットコースターに乗る場面もありましたが、何気にお似合いのカップルだったり…?
ただ、これは一見 春野に興味がありそうで、でも春野とモナが乗るのを回避させたようにも見えますよね。
譲はモナファンの一人ですが、「モナちゃんの笑顔の為なら」と言っていた人物でもあるので、モナと黒岩の関係性に勘付き、実は陰で応援していたりするかもしれません…。
だとしたら良い奴過ぎますが…(笑)
お見舞いに行くのもそういえば、譲が言い出してましたが、全部 モナと引き合わせるためにやっていたとしたら、こちらもかなりの策略家…(笑)
・モナについて
モナは「あほ」の一件でお互いに謝る姿勢が見られてもう本命コースまっしぐら感しかないですが、
ただ、まだ無自覚なのが面白いですね(笑)
でもまぁ…モナが恋に自覚して、告白したら、黒岩の様子を見る限りだとOKしそうですし、それでハッピーエンドになりますよね。
せっかく朋や美波という魅力的なキャラも出だしたのに、その展開はあまりに勿体ないので、この無自覚モナはまだまだ続きそうですね。
一応、今後の展開としてはやけにキスを意識しているので、この遊園地辺りでキス展開も起こりそうですが、
旭とはどういう違いのシチュエーションで描かれるのかが楽しみです。
旭は「屋上」、「二人っきり」、「お昼」、「目隠し」という状態でしたが…
モナの場合「遊園地」と後何がセットになるのか見ものです。
・メダカ
最後にメダカについてですが、「あほ」発言もあって、モナを意識する頻度が増えた印象ですよね。
ただ、4巻では朋や旭の攻撃もあって、メダカが常時振り回されてる印象もありました(笑)
後は相変わらずのこちらも鈍感っぷりが凄くて、ジェットコースターでの会話で、「東京トーク」を頑張ろうとしている姿には笑いました。
水面下では怒涛の恋愛バトルが繰り広げられているのに…全く気付いている気配はありませんね…。
これがメダカの良さなんですが…(笑)
では、以上で4巻の感想を終わりにしますが、見どころはこれだけではないので、気になる方はぜひ本書「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」を手に取ってみる事をお勧めします。
また、37話がめちゃくちゃ気になる終わり方だったので、続きも気になりますね(笑)