講談社発行『週刊少年マガジン』で連載中の「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」の7巻の紹介と感想を書いていきます!
6巻では、モナと旭のそれぞれのアプローチが加速し、展開もドンドン盛り上がってきてますが、今回からは王道バトルならぬ『ミスコン』が始まります。
この結果次第で、黒岩の心境も変わりそうなので、見逃せない展開となっています。
では、7巻のキャラ紹介も交えながら感想を書いて行きます!
※7巻までのネタバレが含まれていますので、嫌いな方は要注意です※
⇒【遂にモナとメダカが初デート!?】
⇒【遂にモナが恋に目覚める!?】
目次
登場キャラ
今回の主要キャラは『ミスコン』もあって6人!!
川井 モナ(かわい もな)
・概要
メダカへの恋心を認め、二人きりのデートも出来たモナは順風満帆な生活を送っていた。
その幸せ具合は顔からも溢れ出ており、春野や朋に悟られるほどだった。
また、全員から可愛いと言われたいと思っていたあの頃のモナも何処かへ消えていた。
今、可愛いと言ってほしいのはメダカだけ。
モナは今日も頑張り続けるのである。
黒岩 メダカ(くろいわ めだか)
・概要
モナとのデートを終えたメダカだったが、それをデートとは思っていなかった。
あんな可愛い子が自分にそんな好意を向けるはずはないと、そう思っていた。
そいて、それは全て親切心なんだと思っていた。
しかし、だとしてもその恩を返したいと思うのが人間であり、黒岩からモナを気遣う場面も増えていた。
モナが誤って自分と黒岩のプリクラが貼られたスマホケースを持ってきた際には、それが鳴ってしまい、皆にバレそうになったが、黒岩が庇ったりもした。
二人の距離は着実に縮まってきていると言える。
湘南 旭(しょうなん あさひ)
・概要
モナと黒岩がデートしたことを知り、旭も黒岩と距離を縮めるために二人きりの勉強会を行った。
そこでは黒岩に質問攻めをし、黒岩の趣味などをノートにまとめた。
黒岩の価値観を知った旭は次にどう出るのか。
黒岩の近くにはいつもモナがいるので、うかうかしていられない。
春野 つぼみ(はるの つぼみ)
・概要
モナの古参のファンであることに強いこだわりを見せる人物『春野つぼみ』。
モナに近づく人物には全員と関係を持ち、先を越されないようにする。
3巻ではモナと旭の関係が深まり、モナが旭を下の名前で呼んでいる事にジェラシーを覚えていた。
また、モナが恋に自覚したことを話してきた時には「よかったねぇ」と一緒になって喜んだ。
なお、モナの幼馴染である朋には秘蔵の写真がないか聞いていたりもする。
難波 朋(なんば とも)
・概要
モナの親友で幼馴染『難波朋』。
クラスに転入してからはモナの初恋を手助けしている。
「遊園地」では、モナと黒岩を二人きりにさせたり(ジェットコースター&甘いモノを買いに行かせる)、ビデオ通話を通して二人で会話させたりもした。
しかし、モナと黒岩がデートを終えた後には、モナが「浮かれている」と語り、そのままではライバルの旭に黒岩を取られることを危惧した。
白浜 美波(しらはま みなみ)
・概要
旭の友達『白浜美波』。
旭の恋を応援しており、黒岩とくっつけようと頑張っている。
二人を屋上へ誘導させるのに成功させていたり、「遊園地」でも協力プレイが光り、黒岩と旭が絡めるように多くの時間を作っていた。
図書室での密会も美波の協力があってのことだった。
また、旭のライバルが強敵のモナである事もあって、独断で動く事もある。
⇒【朋、参戦で盛り上がりがヤバい!!】
⇒【3巻でモナの本性がバレる!?】
見所
7巻の見どころを3つだけ紹介します!(他にもいっぱいあります)
ミスコン
最大の見どころはやはり今回から始まった『ミスコン』!
『ミスコン』は翔が委員を務めるビッグイベントで、女性達が輝ける大舞台。
最終審査では参加女性は審査員に疑似的に告白をしなくてはならず、これを知ったモナは黒岩を審査員に置くことで参加を決意しています。
ただし、最終審査ではポイントが高いものが告白相手を選べる権利があり、1位を取らないといけないという条件があります。
モナは黒岩に告白をし、意識させるために頑張ることになります。
上手くいけば、鈍感な黒岩でもモナの恋心に気付くかもしれないので、まさにどうなるのか見ものといったビッグイベントです。
朋の闇
次は見所は朋ですね。
7巻からは朋にスポットライトが当てられるようになったんですが、何か深い事情を持っているという感じでした。
アグレッシブで逆ナンも平気でしたり、黒岩に胸を触られても一切動じず、笑いで返したり、他人の告白の場面も平気でじっと目を離さず見つめていたりと…
余裕があって大人な雰囲気が漂っていますが…
しかし、このことを黒岩に指摘された時には、珍しく暗い表情をすることになります。
また、『ミスコン』での途中経過のシーンでは、キラキラするモナや春野を見て羨ましがる場面も描かれました。
黒岩からは、もしかしたら自分の知らない一面が難波さんにもあるのではないかと疑念を抱くシーンもあった訳ですが…
つまり、7巻だけで実に3回も朋の裏側の部分に触れられたことになります。
これは何か事情があるに違いありませんね。
なので、これも7巻を読む上で見逃せないシーンとなっています。
ミスコンで頑張る女性達!!
7巻の最大の魅力は『ミスコン』ですが、しかし結局は、その中で頑張る女性5人が輝いているイベントと言えます!
参加者は、モナ、つぼみ、旭、朋、美波の5人ですが、構図的には、
モナに協力するつぼみと朋の図と、旭に協力する美波の図の実質3vs2の構造となっています。
それぞれが黒岩と応援する人をくっつけようとしており、争いは熾烈になっていると言えます。
また、『ミスコン』では、それぞれが自己アピールをしたり、茶道をしたり、水着になったりしますが、
それぞれのキャラのファンの人達にとっても嬉しい回となっています。
初々しさが目立つつぼみに、度胸のある美波と朋に完璧女子のモナに体育会系の旭と続く形ですが、
個人的にはつぼみに軍配が上がっています…(笑)
そういう意味でもこの『ミスコン』の見所は決して主役のモナだけではない訳です。
また、つぼみに関しては、大舞台で全校生徒から可愛いと言われて…
それがキッカケとなって自分の可愛さに自覚したようでした。
何かに変な嗜好に目覚めていないと良いですが…(笑)
いや、むしろ目立って欲しいので、覚醒してほしいですね(笑)
恋のライバル役に参戦しないかな…。
感想
という事で7巻は『ミスコン』がメインとなっています。
注目所は、黒岩に告白する権利を得ようとしているモナと旭です。
また、モナに至っては朝のニュースで告白の際にキスをした事で告白が上手くいったというニュースを見ていたので、
『ミスコン』で告白相手に黒岩を指名した日には、キスしそうな伏線も残っています。
そういう意味でも『ミスコン』の終幕は見逃せません!
・メダカについて
また、メダカについても動きが見られました。
メダカは戒律もあって、自発的に成長することは難しいですが、ただ友達の譲が超優秀なんですよね…(笑)
モナファンで黒岩とはライバルのはずなんですが、めっちゃ適格なアドバイスをくれます。
今回は黒岩が女子をガワだけで見ているんじゃないかという事を指摘し、モナの中身も見てあげるようアドバイスをしました。
黒岩はこの言葉をしっかりと受け止めていました。
結局、前回の
譲「教えの中に優しさって入ってねぇの?」(久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/2巻引用)
という発言にしたって、これのおかげで、黒岩は普通に会話をするようになった訳ですし…
もはやモナが送ってる刺客なんじゃないかとさえ思えてきます(笑)
そうでないなら、モナは早くこの譲の優秀さに気付いて、もっと黒岩と仲良くさせるべきですね…(笑)
で、この「モナ自身も見てあげろ」というアドバイスが入った事で、今後は黒岩のフィルターが2個ほど外れる事になります。
まずは「戒律」というシガラミから外されます。
更にいちいちエ〇脳になっていた思考回路も外されることになるので、これでようやくモナと向き合える準備ができる事になります。
モナはもう自分の恋に自覚していますので、次は黒岩の番ですが、この『ミスコン』でそれが一歩前進しそうなので、どうなるのかが楽しみですね。
という感じでモナと黒岩が結ばれてるための準備が着実に進んでいますが…
それを阻止したい旭もその分だけ頑張ることになるので、こちら側の進撃にも期待ですね。
では7巻の感想は以上ですが、他にも面白いシーンがいっぱいあるので、買っていない人はぜひ「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」を買って、一緒に楽しんでいきましょう!
⇒【朋と黒岩に新展開!?】
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