講談社発行『週刊少年マガジン』で連載中の「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」の8巻の感想&漫画紹介です!!
7巻から始まった『ミスコン』ですが、結末はどうなるのか?
モナは無事に告白権を獲得できるのか?
それとも旭が先を越されるのか?
こちらまた見逃せない展開でした…。
という事でキャラ紹介も兼ねながら見所を紹介していきます。
気になる情報だけ読みたい方は項目から飛ぶと快適に読めるかと思います。
※8巻までの内容が含まれているのでネタバレが嫌いな方はブックブラウザで戻る事をお勧めします※
⇒【遂にモナとメダカが初デート!?】
⇒【遂にモナが恋に目覚める!?】
目次
登場キャラ
前回に続き主要キャラは6人!!
川井 モナ(かわい もな)
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/6巻引用
・概要
朝のニュースで、振り向かなかった男を振り向かせた方法が告白+キスだったことを知ったモナは、それを『ミスコン』で実行しようと考えた。
最終審査では、得点上位であれば審査員を選び告白が出来た。
翔に頼み、黒岩を審査員に置くことが出来たモナは、全身全力で『ミスコン』に挑む。
黒岩 メダカ(くろいわ めだか)
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/1巻引用
・概要
『ミスコン』開催に当たって審査員に選ばれていたメダカ。
世の中には凄いものがあるな~なんて思いながらも東京のレベルの高さに驚いてもいた。
修行僧を目指すはずの黒岩だが、もはや煩悩だらけで、徐々に東京色に染まってきたと言える。
なおモナと黒岩のデートを知った譲と翔は、モナの好意にも何となく気付きかけようとしていた。
しかし、黒岩はありないと否定し続けた。
これを受けて譲は、黒岩には女子を外面だけで見る所があるから、たまには中身も見てあげろよと助言されることになる。
こうして、黒岩は審査員という役柄もあって、モナの中身の事も考えるようになっていく。
春野 つぼみ(はるの つぼみ)
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/7巻引用
・概要
モナを優勝させるために『ミスコン』に参加した。
声が小さく、声を張る事さえ珍しい恥ずかしがり屋の春野だったが、全校生徒の前で立って行った自己PRではその初々しさが高評価を得た。
この経験を経て春野は、自分が本当は可愛いのではないかと思うようになっていた。
湘南 旭(しょうなん あさひ)
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/3巻引用
・概要
『ミスコン』に黒岩先輩が審査員として出ると知った旭は、『ミスコン』で優勝する事を心に決めた。
自己PRでは、制服のスカートを履いた状態で二重跳びをし、下着が見えるか見えないかのギリギリのラインを攻めたことで高評価を得た。
しかし黒岩だけは下品として、点数は低く評価された。
旭は強敵モナを前に、自分だって好きな想いでは負けてないとし、『ミスコン』の優勝を狙う。
白浜 美波(しらはま みなみ)
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/5巻引用
・概要
旭を優勝させるために『ミスコン』参加を決めた。
自己PRではモノマネが得意と言って猫ポーズと猫言葉「にゃん」を交えた可愛らしいPRをし、高評価を得た。
中々 肝が据わっている白浜だが、全校生徒の中から数人のファンを掴んだに違いない。
難波 朋(なんば とも)
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/4巻引用
・概要
モナに優勝させるために『ミスコン』に参加し、サポートをしている。
その前には、『ミスコン』の看板作成に取り込む黒岩を見かけ、黒岩がどんな人か知るのにいい機会と思い、作業を手伝っていた。
その中では、「モナから言い寄られてもなびかないなんて変わってる」、「真面目でええ人」、「面白い人」などと時間を過ごし事で認識が変わっていった。
しかし、黒岩からその堂々としていて、何にも動じない様から「大人」、「余裕を感じる」、「落ち着いている」と言われて暗い表情をした。
朋は自分の性格の何か気にしているようだった。
⇒【朋、参戦で盛り上がりがヤバい!!】
⇒【3巻でモナの本性がバレる!?】
見所
見所を三つだけ紹介します!(他にもいっぱいあります)
『ミスコン』大詰め!
最大の魅力はやはり『ミスコン』も大詰めまで来ている所でしょう!
水着姿に着替えた5人は、ペイントカラーの入った水風船を当て合って、戦うことになります。
しかし、モナの優勝を支える春野と朋はあくまでモナの仲間であり、また旭の優勝をサポートする美波もあくまで旭の側でした。
つまり、この戦いは3vs2の構図。
所が、開幕で美波が水風船に爪を立て、水風船を割ってしまい、ペイントを被ってしまったため、早くも脱落となっています。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/7巻引用
急遽、3vs1で始まった水風船対決ですが、バスケット部のエースであった、旭は強力で、早々とモナ以外の二人の、春野と朋を撃退してしまいます。
そうして、始まったモナvs旭ですが、これに勝てば優勝となり、見事 黒岩の告白権を得る事が出来ます。
勝敗の行方がどうなったのかは、ぜひ本書を手に取って確認してみてください!(笑)
①朋の闇
続いては朋の闇についてもスポットライトが当たっていました。
これは前回から少しずつ描かれていた描写ですが、これも見逃せないポイントとなっています。
そんな朋ですが、『ミスコン』の最終結果での展開を見て、どこか「心ここにあらず」状態でした。
また、頑張るモナの姿を見て、恋がここまで人を変えるなんてと思うようになっていきます。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/8巻引用
朋はモナの幼馴染でその恋に奥手な性格を知っており、陰で支えてきた人物ですが、恋一つで変わっていくモナを何処か遠い存在に感じ始めます。
今の朋はもう…モナになんて声を掛けたらいいか分からなくなっていました。
そこで朋はいったんモナと距離を離し、とりあえず家に帰って寝て…
また起きて、気持ちをリフレッシュさせたら、再びモナの応援をしようと思っていました。
が、ここで運命のイタズラが起きます。
②朋の闇
朋は帰り道(学校の階段)で偶然 同じように帰りの道中だった黒岩と遭遇します。
看板の一件もあって、話す仲になっていた二人は、無言になる間柄でもなく、また普段からアグレッシブだった朋の性格もあり、普通に会話をすることになります。
朋は黒岩に審査員お疲れ様と声を掛けますが、黒岩は朋がモナの応援のために『ミスコン』に参加していた事を知り、「偉い」、「凄い」とほめ始めました。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/8巻引用
しかし、朋としては、凄いなんて事は一切ないと返し、心の中で、自分はいつだって一歩引いていて冷めている。
だから「凄い」とか「落ち着いている」とか「大人っぽい」って言われるけど、でもそれは朋からすれば冷たいと言われているようで、
朋は「そんな自分が嫌いだ」だと心の中で語っています。
そんな朋に対し、黒岩は禁断の言葉「大人だな」という言葉を再び浴びせる事になります。
これを聞いた朋は珍しく感情を荒げ、「それ言われるの嫌い」と怒り始めました。
驚いた黒岩は、朋をなだめようと、そういう意味で言ったんじゃないと言葉を何度も言い換え始めます。
真剣に考えた結果、黒岩は、朋が大人っぽいというのは、心に余裕があって、だから周りが見えていて、だからこそ人に優しくできる事から、
黒岩「大人っぽいっていうのは君が優しいって意味で言ったんだ」(久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/8巻引用)
と、言葉をまとめて再び言葉を贈っています。
これを受けて、朋はトキめいた表情をすることになるのですが…
朋と黒岩
8巻のポイントはこの朋と黒岩の新たな関係ですね。
黒岩の真剣な言葉を受けて、朋は心がなびき始めていました。
そして、黒岩を前にした朋はなぜかドキとし、モナに声を掛けられただけでビクッと敏感になっていて、
しまいには黒岩から顔を隠すようになっていました。
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/5巻引用
その顔はまるで、恋に自覚したモナのようでしたが…
この顔を見たモナは変な顔といって、黒岩はこの前の事絶対怒ってると思い…
結局、鈍感ペアが朋の真相に気づくことはありませんでした…(笑)
が、いつもの日課で、教室の外で黒岩を見ていた旭は、この朋の表情を見てあることに気が付きます…。
そして、偶然にも旭と朋は鉢合わせることになり、その日にバッティングセンターに訪れたことで、その真相に迫ることになりますが…
それが何だったのかはぜひ本書でご確認下さい!
感想
ということで8巻は進展がモリモリで面白かったですね!
モナと黒岩は着実に距離を縮めて行っていますし、このままだともう結ばれるんじゃないか?という所まで来ていますが、
このタイミングでしっかり次の盛り上がりポイントを作っていて、それが朋に焦点を当てられたのですが、
この展開の持って行き方が抜群でした。
もう続きが気になってしょうがないですが、まだまだ盛り上がっていきそうなのは間違いないですね。
・メダカについて
メダカについてですが、譲の言葉もあって、審査員を終えた段階では、モナについて色々考えを巡らせていました。
そして、普段はモナの気持ちだったり、性格だったり、何を考えているのかという事まで思考を巡らせる事はなかったんですが、
今回の『ミスコン』ではそれを考える事になり……
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/8巻引用
頭がパンクしてしまうシーンが描かれています(笑)
これも面白い新描写でしたね。
もう煩悩が大勝利した瞬間です。
黒岩は思考放棄したみたいですが、これでも気付かないって鈍感すぎるっていうか…戒律のパワーすさまじき?って感じですね。
黒岩としては、それに気づいたら修行失敗みたいな事にもなるので、絶対 回避したいんでしょうが、
久世蘭先生/黒岩メダカに私の可愛いが通じない/8巻引用
次の日にまたモナに対していつも通り所か…より一層 素っ気なくなっていたのも面白かったですね(笑)
と思わせて~実は『ミスコン』を経て、
モナに変に構ってると迷惑になるんじゃないかと思った黒岩の考えあっての行動だとも分かったりして…
余計にモナが黒岩に惹かれるようになります…(笑)
この辺の構成も素晴らしく面白いです!
また、今回の『ミスコン』を経て、黒岩はモナをより強く意識するようになったようで、
春野や朋からの「いい感じ」じゃない?、と言われるほどになっていましたね。
結ばれるまであと少し~?って気もしますが、ただ、「戒律バカ」の一面があるので、ここをどう突破するかが肝ですよね…。
起こり得るとしたら、黒岩の実家や地元に一回 旅行がてら帰って、お許しを貰う展開とかですが…ここをどう面白く描いて行くかが見ものですね。
では8巻の感想を終わりますが、他にも見所や見逃せないシーン、描写、表情もいっぱいあったので買ってない方はぜひ本書「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」を手に取って見て下さい!
⇒【遂にモナとメダカが初デート!?】
⇒【遂にモナが恋に目覚める!?】
⇒【朋、参戦で盛り上がりがヤバい!!】
⇒【3巻でモナの本性がバレる!?】
⇒【2巻の感想!!新キャラ登場!!】
⇒【旭エンドもあり得る!?】
⇒【モナと黒岩は結ばれるのか!?】
⇒【1巻感想!!設定が面白い!!】