講談社発行『週刊少年マガジン』で連載中の「シャングリラ・フロンティア」の6巻の感想です!!
5巻では墓守のウェザエモン戦も終わり、新章へ突入という流れですが、
次はどんな冒険が待っているのでしょうか?
ではキャラ紹介も兼ねながら6巻の感想を書いて行きます!
伏線の考察要素も書いてあります(項目から飛ぶと快適に読めます)。
※6巻までのネタバレが含まれますので、先バレが嫌いな方は戻る事を強くお勧めします※
⇒【七つの最強種は全員顔見知りか!?】
⇒【セツナの情報(伏線)がヤバすぎる!!】
目次
主要な登場キャラ
今回の主要キャラは3人です!
陽務 楽郎(ひづとめ らくろう)/サンラク
・概要
本作の主人公。
ウェザエモンの第3段階に対したった一人で対処し、見事 特殊勝利条件をクリアした。
その際には『シャングリラ・フロンティア』のワールド全体にアナウンスが流れ、全プレイヤーにその事が知らされた。
もはやサンラクの名を知らぬものはいなくなった。
継久理 創世(つくり つくよ)
・概要
『シャングリラ・フロンティア』の生みの親。
ゲームを開発するユートピア社を創業し、多くの社員を抱える。
しかし、運営スタッフの中枢として彼女の実態を知る者は少ないようだ。
当の本人も引きこもりガチで、1日風呂に入らないのは当たり前で、かなり癖のある性格をしている。
ビィラック
・概要
ヴァッシュの長女でエムルのお姉ちゃんにあたる。
オヤジの跡を継ぎ鍛冶師の道を行く。
ウェザエモン戦で得た戦利品を修理するために一役買って出る事になる。
⇒【ラビッツの国、伏線満載!!】
⇒【祭衣・打倒者の長頭巾が怪しい!?】
見所
個人的に面白いと思ったところや見所を三つだけ紹介していきます!(他にもいっぱいあります)
ユートピア社
まず最初の注目ポイントは、ユートピア社ですね。
こちらは実際に『シャングリラ・フロンティア』を開発し、運営するスタッフのいる会社ですが、
6巻でその実態が明かされることになっています。
そして、その中身ですが…
まずは創設者の継久理 創世(つくり つくよ)がいて、またゲームのバランス調整を行う天地 律(てんち りつ)が描かれたんですが、
この二人が犬猿の中でした…(笑)
喧嘩の原因は「墓守のウェザエモン」が倒された事が発端なんですが、
創世は律にバランス調整をミスって弱体化したからこうなったと喚いていて、
一方で律は、創世がこの調子じゃ10年は攻略されないと言った点や倒せない程のキャラバランスにしたのがそもそもおかしい…
という事を引き合いに出すんですが、結果 大喧嘩です(笑)
ただ一つ分かるのはどちらも『シャンフロ』愛が強いという事ですね。
喧嘩になるくらいかけている想いが本気ってことなんでしょう。
なお、貴重な話しとしては、創世から、ウェザエモンが“神代最強の英雄”だという話しも出ていました。
そういう意味では、あのペンシルゴンが編み出したゾンビ戦法と「対価の天秤」による強化バフ戦法を用いれば、
大体の「七つの最強種」は倒せることになりますよね…!
だって、それで最強のウェザエモンを倒せたんですから…。
なお、その最強のウェザエモンが最初に倒された事が何より異常だとも語られましたね。
それは、犬猿の中の二人の止めに入った「木兎夜枝 境」という人物からも、本来なら中盤から終盤にかけて倒されるはずだったとの話しです。
これが本編にどう影響してくるのか見ものですよね。
このままいくとサクサククリアできてしまう可能性もある訳です。
それを阻止すべくバランス全体の強化のアップデートとか入るんでしょうか?
今後の彼らの動きにも注目したいですね。
ウェザエモンの戦利品
続いての見所はウェザエモンの戦利品ですね…!
これがあまりにもロマンの詰まったヤバすぎる内容でした(笑)
それが戦利品の一つである、「格納鍵イベントリア」というアイテムを使用していける「格納空間」で確認できるんですが、
そこには「規格外戦術」という名の、ウェザエモンが扱った【麒麟】の友達みたいなのがいっぱい飾ってありました…!
更にはウェザエモンが来ていたパワードスーツみたいなモノや、刀といった武器もあって、
まさに“ウェザエモンになれるセット”みたいなものが陳列されていました。
これにはサンラクも大興奮となりましたが、いつかこれらの武器や防具や、【麒麟】のような戦機が使えると思うと、
戦いの幅がめっちゃ広がるので、先が楽しみですよね。
流石は……
本来なら中盤か終盤で倒されるはずのユニークモンスターですよね(笑)
これだけの恩恵が得られるなら、もう序盤で出会うはずの敵は全員 屁でもないですよね。
しかし、問題も一つありました。
それが、これらの魅力あふれる装備を使うには、「規格外エーテルリアクター」というモノが必要だという点です。
いわゆる装備を動かすためのエネルギー源みたいなものっぽく、結局これはカッツォが持ってたんですが、
しかし破損状態でした。
つまり、修理が必要という事で、これにはペンシルゴンも、「そんなアイテム見たことも聞いたこともない」と言って行き詰まりか…
と思ったんですが、しかしここでサンラクからアテがある話されます。
そう、兎御殿にはいるのです。
どんなものでも修理できそうな「神匠」の名を持つ鍛冶師。
ヴァッシュ兄貴が…(笑)!!
って感じで、結局 サンラクがこの「規格外エーテルリアクター」を一旦 預かる事になります。
⇒【結末はヒロインと恋愛エンド!?】
⇒【バサシムサシが怪しい!?】
ビィラック育成計画
こちらが恐らく6巻で最大の重要イベント!
それがビィラックの育成計画です!
結局、兎御殿に戻ったサンラクでしたが、ヴァッシュの姿はありませんでした。
なんでも、最後にサンラクと話して以降 姿を見なくなったとか。
因みにその話しとは、「世界の真実」を知りたいかという話しで、
その後には結局、必要なアイテムとして「受信装置Δ(でるた)、座標装置Δ、送信装置Δ」が要求され、
この「世界の真実」の話しは聞けなかったんですが、
これ以降 姿を消しているってのも中々意味深ですよね。
本当にこの事をサンラクに伝えていいのか、誰かと相談でもしているんでしょうか?
結局 困ったサンラクは、ビィラックが「古匠」の鍛冶師になればいいんじゃないかと閃き、
それをビィラックに提案したら、ビィラックも乗り気になってくれました。
そして、「古匠」になるためにはと二つの“あるアイテム”が必要になると話されます。
一つが「遺機装(レガシーウェポン)」で、もう一つが「魔力運用ユニット」でした。
そして、ウェザエモンを倒していたサンラクは「格納空間」から神代の武器を取り出して見せると、
それが「遺機装(レガシーウェポン)」だったという事実が分かり……(笑)
これにはビィラックも仰天していました(笑)
結局、残るのは「運用ユニット」だけとなり、彼らはそれを求め「去栄の残骸遺道」を目指す事になります。
これにはビィラックも同行することになったのですが…
この調子だと…ウェザエモンの武器や装備が扱える日も近そうですよね…!!
あまりに順調(笑)
いやぁこれは『シャングリラ・フロンティア』をクリアする日も近いかぁ~?
⇒【エムルとリュカオーンの伏線が凄い!!】
⇒【神代、神人達とは!?】
伏線考察要素
続いて本巻の伏線や考察要素にも触れます。
今回は気になったのが一つだけでした。
・世界の真実
それが上でも触れた「世界の真実」という内容です。
これはサンラクがウェザエモン討伐をヴァッシュに話したら、
ヴァッシュがから「育み 拓く…そろそろ…かもなぁ」と意味深な事が話されました。
そしてその後に「世界の真実を知りたいか?」と語り掛けられ、「え?いいんですか?」って感じでサンラクも聞く気満々だったんですが…
結局、喋ってもらえませんでした…(泣
理由は上でも話した通り、一旦 お使いクエストが要求されたからですね(「受信装置Δ、座標装置Δ、送信装置Δ」の入手がいる)。
しかしながら、この「世界の真実」は、
『シャングリラ・フロンティア』の真意に迫りそうな話題です。
ウェザエモンの戦利品で言うと「世界の真理書“墓守編”」というウェザエモンの設定が書かれた書みたいなものが手に入りましたが、
この中身は、
ウェザエモンとセツナが“秘匿の花園”に居る事になった経緯や、
「千紫万紅の樹海窟」がウェザエモンの所業によってできたエリアである事などの真実が書かれてありました。
つまり、この『シャンフロ』における事象は大体が原因や理由ちゃんと設けられているようです。
そうなると、この世界が誕生した理由や、人やモンスターがいる理由、
またなぜモンスターの中にヴォーパルバニーみたいな喋れるモンスターがいるのかもある程度の設定があることになってきます。
結局、神代を生きた神人達は宇宙移民団という話しもありますが、なぜ宇宙を冒険し、星に降りては文明を残しているのか?
彼らの残した遺志とは?
その遺志を継いだものとは誰で何がしたいのか?
開拓者とは何のか?
気になる要素は満載です。
結局のところ、全てはこの始祖みたいな神人達に答えが辿り着くようになってると思いますが、
最終的に全「七つの最強種」を倒して何をさせたいのかも重要ですよね。
単に最強の開拓者を誕生させたいってだけなのか。
それとも最強の開拓者が誕生する事で、この世界を統べる王を生み出したいってことなのか?
そうして、人間とモンスター間での世界平和でも成し遂げようというのか?
話題が大きすぎるので的を得ないですが、結局 そういったところに落ち着きそうではありますよね。
まぁ…まだまだヒントが足りない印象なので、今後ともこの“世界の真実”というビッグテーマの内容には期待ですね。
⇒【2号計画?アリスとは?】
⇒【ヴォーパル魂とは!?】
感想
という事で6巻はウェザエモン討伐が終わり、その戦利品で盛り上がる展開が目立ちましたね。
まあ…その遺産が凄すぎたんでね…(笑)
まさか【麒麟】みたいなのがあんなにいっぱいいるとは…
しかもウェザエモンの使ってた技が載ってる「晴天流奥義書」もゲットしてましたからね…(笑)
今後、擬似的にウェザエモンになれるってことですもんね。
ヤバすぎます。
流石にその辺は「七つの最強種」撃退をする中でも後半の方で起こりそうな展開ですが…でもビィラックの育成計画が上手くいけば、それもすぐ訪れそうですよね。
何しても何処かでロボット漫画みたいになっていきそうですね(笑)
・ビィラック
また、本編ではビィラックの育成計画も始まった事で兎達がまた登場しだしたので個人的に大満足でした…
兎成分が足りていなかったんです…
そして、このビィラックがえげつねぇくらいつえぇ…(笑)
サンラクはウェザエモン戦を経てまさかのLv51からLv78までとんでもない飛び級をしていたんですが、
しかしビィラックはその上をいく98レベルでした…(笑)
可愛くて強くて鍛冶出来て…ってもう言うことない…
なんならこのファッションセンスも良い。
広島弁も良いし…ヴァッシュの跡を継ごうとするその前向きでひたむきな所も良い…
でもNPCってシんだらもう復活しないっていう設定もあるので、連れまわすのは見ていて面白いんですが、不安も大きいですね。
サンラクはプレイヤーなのでシのうが復活しますが、本当にヴォーパルバニーのエムル達がシぬ展開だけはやめて欲しいですね。
・新章「旅する狼よ 大志を抱け」
後はそういえば今回から新章にも入っていました。
タイトルは「旅する狼よ 大志を抱け」でした。
これは、サンラク、ペンシルゴン、カッツォが結成したクラン名が「旅狼(ヴォルフガング)」である点にもかかってそうですが、
ただ、この時にはリュカオーンも映し出されたので、「え?次もうリュカオーン?」っていう驚きもありました。
もしくは、サンラク達はユニークモンスターを求め、世界中を旅する狼という意味を込めて「旅狼」というクラン名にしたんですが、
それぞれが違うユニークモンスターに挑むような物語になるってことかもしれないですね。
“旅する狼”という事なら、個々で動く事なりそうです。
では、まずは「魔力運用ユニット」をゲットし、ビィラックを「古匠」にするところからですが、
そうなった暁にはウェザエモンセットが手に入るので、どうなっていくか今後も目が離せませんね。
それでは6巻の感想でした!
⇒【七つの最強種は全員顔見知りか!?】
⇒【セツナの情報(伏線)がヤバすぎる!!】
⇒【ラビッツの国、伏線満載!!】
⇒【祭衣・打倒者の長頭巾が怪しい!?】
⇒【結末はヒロインと恋愛エンド!?】
⇒【バサシムサシが怪しい!?】
⇒【エムルとリュカオーンの伏線が凄い!!】
⇒【神代、神人達とは!?】
⇒【ヴォーパル魂とは!?】
即死するかも