講談社発行『週刊少年マガジン』で連載中「シャングリラ・フロンティア」の8巻の感想です!
前回は個人的にもお気に入りとなった新キャラのアラミースが登場したり、クランのトップが集まり結成された連盟の誕生と、
色々と進展がありましたが、8巻ではどんな盛り上がりを見せてくれるのでしょうか?
では、キャラ紹介も兼ねながら感想を書いていきます。
考察要素にも触れています(項目からジャンプ可)。
※8巻までのネタバレが含まれるので、先レが嫌いな方はご注意下さい。※
⇒【旅狼が全クランを手玉に取る!?】
⇒【ウェザエモンの戦利品がヤバすぎた!!】
目次
登場キャラ
今回の主要キャラは2名!
陽務 楽郎(ひづとめ らくろう)/サンラク
・概要
本作の主人公。
サンラクは、ペンシルゴン首謀の「蛇の林檎“水晶街支店”」で行われた会議に出席した。
そこではサイガー100とアニマリアから情報提供を求められた。
サイガー100には“リュカオーンの呪い”の解呪を条件に、リュカオーンの行動パターンを提供した。
アニマリアから「ラビッツの国」のフリーパスを求められ、サンラクはエムルに相談した。
エムルは兄のエードワードおにーちゃんなら知っているとし、「ラビッツの国」へ帰っていったのだった。
ビィラック
・概要
ヴァッシュの長女で鍛冶師をしている。
サンラクに協力し、「古匠」を目指す。
「古匠」になれば、神代の装備を製作・修理できるようになり、破損状態の「規格外エーテルリアクター」も直す事が可能。
そうすれば、格納鍵イベントリアで行ける格納空間内の装備も扱えるようになる手筈だった。
そして、「古匠」になるには、「魔力運用ユニット」が必要だったが、それも手に入った。
後はビィラックが鍛冶場で作業を進めるだけとなった。
⇒【2号計画?アリスとは?】
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見所
ここでは個人的に面白いと思ったところや見所を3つだけ紹介していきます!(他にもいっぱいあります)
金晶独蠍
本巻で押さえておくべき展開は、この「金晶独蠍(ゴールディ・スコーピオン)」戦がまずは入ってきます。
こちらは「奥古来魂の渓谷」の上空にある隠しエリア「水晶巣崖」でたまに遭遇するレアエネミーです。
従来の「水晶群蠍」の中から誕生する“偏食個体”であり、同胞を喰らう希少種です。
同胞喰らいを繰り返した事で、甲殻はより頑丈になり、機動力もより向上し、戦闘に特化した変種となっています。
特筆すべきは、「自己再生能力」持ちである点で、サンラクの推理では、月の下に身をさらす事で、魔力により“自己再生”も可能でした。
これにより撃退は難航しますが、しかし最終的には、
サンラクが「針(尻尾)」を切断し、目つぶしで視界を奪い、更に“水晶群蠍”の同胞に襲わせ、そこを再度 襲撃した事でようやく撃退しています。
この際サンラクはlv79から一気にlv99(20lvUP)にもなるので、これでだけでどれ程の難敵だったか分かります。
ウェザエモンの時ですらlv51からlv78の27lvUPでしたが、
ゲーム性で言えば、レベルがあれば上がるほどレベルというのは必要経験値が増えるものですから、
そういう意味では「金晶独蠍(ゴールディ・スコーピオン)」はウェザエモン級の強さだったとも言えます。
サンラクからも、
「金蠍 “格納空間”が無ければ お前には勝てなかった ウェザエモンに匹敵する強敵だったぞ」(原作/硬梨菜 漫画/不二涼介/シャングリラ・フロンティア/8巻引用)
と、言われています。
実際の戦闘は見応えバッチシなので、ぜひ本書でご確認下さい。
⇒【セツナの情報(伏線)がヤバすぎる!!】
⇒【ラビッツの国、伏線満載!!】
ビィラック「古匠」になる
続いての注目ポイントが、ビィラックが「古匠」になった点ですね。
これは、今思えば6巻の49話から始まったお話でしたが、8巻の71話で遂にその偉業を達成する事になります。
結局「去栄の残骸遺道」のラボでゲットした「魔力運用ユニット」ですが、
「魔力運用ユニット」とは、「遺機装(レガシーウェポン)」の深奥を学び取るための装備品だったらしく、
ビィラックはこれを使いサンラクの持つ「遺機装(レガシーウェポン)」を分析する事になりました。
そうして、翌朝また来いというビィラックでしたが……
翌朝訪れるとちゃんと「古匠」になっていました!
めでたい!
これにて、「規格外エーテルリアクター」も修理されます。
つまり、いよいよサンラクが“格納空間内にある装備品”に触れる事になるのですが…。
⇒【祭衣・打倒者の長頭巾が怪しい!?】
⇒【結末はヒロインと恋愛エンド!?】
規格外装備
続いての最大の期待ポイントがこちらの「規格外装備品」ですね。
これはウェザエモンの戦利品で手に入った「格納鍵イベントリア」でいける格納空間内にあった装備品ですが、
ウェザエモンの装備していた防具や武器や、扱っていた【麒麟】のような「戦術機獣」がズラっと並んでおり、
「規格外エーテルリアクター」さえあれば使用可能でした。
そしてビィラックが「古匠」になった事でようやく、使えるようになった訳ですが……
サンラクには装備品を装備出来ない制約があり、その事にここで改めて気づかされることになります。
それが「リュカオーンの呪い」。
リュカオーンの呪いが科せられた部位にはそもそも装備品をつける事ができないのでした。
つまり…
「規格外装備」がつけられると夢中だったサンラクですが、結局 、装備不可だったために、
ロマン装備の装着の夢は、一旦 潰える形となりました……(笑)
いや~ま~そりゃあそうだわな~って感じですよね。
とはいえですよ?
武器と頭と腰の装備は出来るでしょうから、こちらはまた別個で使用するシーンが見られそうですよね。
戦角兜【四甲】も結局、頭だけの装備で登場しましたしね。
まあ…不格好である事に変わりはないですが…(笑)
武器の方も楽しみです。
⇒【祭衣・打倒者の長頭巾が怪しい!?】
⇒【結末はヒロインと恋愛エンド!?】
考察&伏線要素
次に本巻の伏線や考察要素も見ていきます。
・武器種
今回気になったのは一点。
サンラクが作ると決めた武器ですね。
双剣使いのサンラクですが、今回作る武器は“戦闘の幅を広げるため”の武器なので、恐らく違う種類になります。
現状だと、双剣が3本。
「湖沼の短剣」、「帝蜂双剣(エンパイア・ビーツイン)」、「兎月【上弦】&【下弦】」と、
大剣の「焔将軍の斬首剣」が一本って感じです。
後は「ゴブリンの手斧」もまだ持っている疑惑がありますね(笑)
「セカンディル」で一度 鍛冶屋に売ろうとした事がありますが、ゴミは買い取れないと言われて却下されてるんですよね。
まあそれはいいとして、結局、幅を広げるための武器を選んだサンラクですから、これ以外となるのは確実でしょう。
なお、それ以外だとカッツォの素手やペンシルゴンの槍や、アニマリアの杖や玲の特殊な大剣などもありますが、
新鮮味を出すという意味でもそれ以外になりそうです。
結局、サンラクは近距離メインですが、幅を広げるなら、中距離や遠距離でも戦えるような武器になるんじゃないかと思えます。
或いは、8巻だとネフィリム・ホロウという別ゲーもプレイするんですが、ここに出てきた機体のような、
一撃で部位破壊が出来るタイプの武器となるやもしれません。
右手のカニばさみのような手はこの機体の武器の一種ですが、“極大な一撃”をお見舞いすることが可能です。
「ネフィリム・ホロウ」では、対戦相手の腕を一撃でもぎ取っていたりします。
サンラクの別ゲーでの展開は『シャンフロ』で後に光る伏線となりガチなので、
あながちありえなくもないんじゃないかと思えます。
⇒【バサシムサシが怪しい!?】
⇒【エムルとリュカオーンの伏線が凄い!!】
感想
という事で8巻の感想としては、ちょっと進展自体は遅い印象でしたが、
ただ、重要な展開も描かれているので、結局 読破は必須ですね(笑)
特にビィラックと格納空間絡みの話しは重要です。
・ビィラックが可愛い
後はビィラックの反応集もいっぱいあのって、兎成分に毒された私自身からすると、これだけでも満足できるくらいです(笑)
他にもいっぱいありますが、どれも可愛いですね。
後は、この巻でビィラックが「古匠」になっちゃったので、今後 はシナリオにも絡む事が減るのかなーと思うとちょっと寂しいですね。
装備製作とかではちょっと出るでしょうが、同行する事はもうないでしょう。
・エードワードの返事
その他だと、アニマリアの件を確認するためにエムルが長男のエードワードにその件を確認中ですが、
“まだ返事は考えている”という感じでした。
仮に「OK」が出たらアニマリアが「ラビッツの国」に常駐する事になっちゃうので、
ここもどう進展するか気になりますね(笑)
アニマリア一人くらい増えても害にはならないと思いますが、「SF-Zoo」のクラン全体が常駐することになったら、ちょっと騒ぎになりかねないですかね…?
個人的には兎達との絡みが増えるならぜひ進展して欲しいですがね(笑)
では、8巻の感想でした!
⇒【ウェザエモンの戦利品がヤバすぎた!!】
⇒【2号計画?アリスとは?】
⇒【七つの最強種は全員顔見知りか!?】
⇒【セツナの情報(伏線)がヤバすぎる!!】
⇒【ラビッツの国、伏線満載!!】
⇒【祭衣・打倒者の長頭巾が怪しい!?】
⇒【結末はヒロインと恋愛エンド!?】
⇒【バサシムサシが怪しい!?】
⇒【エムルとリュカオーンの伏線が凄い!!】
⇒【ヴォーパル魂とは!?】