この記事は講談社発行『週刊少年マガジン』で連載中の「ブルーロック9巻」の感想を書いたものです。
前巻では、馬狼がチーム内で喰い合う形で成長する邪道の王道という覚醒を見せました。
そうして、レオチームから、誰が選ばれるか?って所で終わりましたが、
その先で待つ4vs4での試合も気になる所です。
ではどうなったのか?
キャラ紹介も兼ねながら感想を書いていきます…!
※9巻までのネタバレが含まれるので、先バレが苦手な方がご注意下さい※
⇒【馬狼の悪の覚醒シーンが熱い!!】
⇒【千切の無減速ドリブルがチート】
目次
主要な登場キャラ
今回の主要キャラは8人です!!
潔 世一(いさぎ よいち)
・概要
本作の主人公。
自身の武器である“ダイレクトシュート”と「空間認識能力」に加え、
“オフ・ザ・ボール”状態で死角から飛び出す技を身に着けた。
なお馬狼がチームに加わった際には、どうにかして馬狼の能力を活かそうと考えていたが、
途中から馬狼を餌にする判断を下した。
こうして、チームメイトを仲間として活かすのではなく、敵として活かすコトで、相手チームから読まれづらい行動が可能となった。
⇒【潔の覚醒武器がヤバい!!】
蜂楽 廻(ばちら めぐる)
・概要
幼いころから寝ても覚めてもサッカーばかりしていたサッカー大好き少年。
特にドリブルが好きで幼い頃から誰とやっても一番うまかった。
しかし、友達達は強すぎる蜂楽とのサッカーから興味が削がれ離れていった。
蜂楽はそれでもサッカー欲が尽きなかった。
そして母の優からはこう言われた。
それは、蜂楽が持つ、
サッカーをし続けたいと信じる心は素敵なコトであり、
それは、大人になると次第に消えていくものなんだと。
そして、蜂楽が信じているモノは言い換えれば、自分の心の中にいる“かいぶつ”の声であり、
それを信じ続けることが大事だなんと言うのだった。
これ以降、蜂楽はサッカーでしか感じられないこの楽しさを信じてサッカーを続けた。
この頃、蜂楽はイメージ上の“かいぶつ”と二人でサッカーをするようにもなる。
“かいぶつ”は常に蜂楽のイメージ上のあり、サッカーの試合でも、時折出て来るものだった。
そしてブルーロックでは遂にこの“かいぶつ”と重なる人物と出会う事になる。
それが潔世一だった。
⇒【“かいぶつ”とは⁉】
⇒【潔は蜂楽の屍を超えていく⁉】
千切 豹馬(ちぎり ひょうま)
・概要
50m5秒77の俊足を持つ男。
打倒 潔チームを掲げていたが、返り討ちにされた。
⇒【千切の無減速ドリブルがチート】
⇒【千切の覚醒が熱い!!いつか足が壊れる!?】
馬狼 照英(ばろう しょうえい)
・概要
自分をサッカーの王様(キング)だと信じており、ピッチ上ではワンマンプレイにこだわる。
しかし、“青い監獄(ブルーロック)”で上に上がるに連れ、周りのレベルも急激に上がっていった。
もはや馬狼一人では突破出来ない強さになっていた。
そして、試合の中では馬狼は、禁断としているパスを潔に出してしまうのだった。
それは自分がフィールドの主役ではない事を認める行為であり、馬狼にとっての初めて敗北となった。
そんな中、馬狼はまた似た場面にでくわすことになる。
パスを出すか悩む馬狼だったが、馬狼はここで、一人での突破を試みた。
それは、弾きフェイントを利用した鋭角ドリブルであり、負けを認めたから生まれた新技だった。
そして、相手3人抜くと、無事にゴールも奪うのだった。
馬狼もまた成長する事になった。
⇒【馬狼の悪の覚醒シーンが熱い!!】
⇒【メイド・バロウ爆誕!!】
凪 誠士郎(なぎ せいしろう)
・概要
レオに誘われたサッカーを始めたサッカー歴半年の初心者。
しかし、類まれなる身体能力を持っており、高度なトラップ技術を持つ。
サッカーには興味を持っていなかったが、潔チームと戦った事で、情熱を燃やすようになっていった。
そして、二次選考2ndステージの2vs2では、
背中を向けた状態でトラップをするという技法で馬狼との1vs1も制した。
レオチームとの戦いでもトラップの技を光らせ、千切を抜きゴールを決めている。
凪の進化は止まらないのだった。
糸師 凛(いとし りん)
・概要
天才サッカープレイヤー糸師冴の弟である。
弟の凛もまたサッカーの才能に長けており、放物線を描くシュートや潔と同じ空間認識能力でフィールを支配する力を持つ。
目的は兄を超えるコトであり、とっとと5stステージをクリアし、強化合宿に参加したいと望んでいる。
なお、サッカーは殺し合いをする戦場と同義であり、一瞬の油断も隙も許されないと考えている。
そのためサッカーで仲良くしていたり、談笑する潔たちを見下している。
時光 青志(ときみつ あおじ)
・概要
新BLランキングのトップ3の一人。
順位は3位。
極度のネガティブで、常に不安を感じている。
武器は筋肉にあり、それはドリブルを得意とする蜂楽に抜かれても切り返し追いつく俊敏性があったり、
潔との肉弾戦で潔を弾き飛ばす程のパワーがあった。
蟻生 十兵衛(ありゅう じゅうべえ)
・概要
一人称の俺と口癖のオシャが目立つ人物。
新BLランキングでは2位に位置する。
日本人離れしたリーチの長さが特徴である。
⇒【覚醒ラッシュが熱すぎる!!】
⇒【再現性と方程式の話しが熱い!!】
見所
続いて個人的に面白いと思った見所を3つだけ紹介していきます!(見所は他にもいっぱいあります)
4thステージ 4人部屋
最初の見所としては、千切を加えた潔チームの新たな絡みですね。
結局、レオ達とのチーム戦では、自分達に唯一喰らいついたストライカーという事で千切が選ばれています。
ここからが面白いんですが、結局 チームZの序盤の方でも輪に入ってこなかった千切ですが、
それは今回も変わりませんでした(笑)
潔の次の対戦相手に関する話しも聞かないし、くつ下は脱ぎっぱで散らかしたままだし、
片付けるよう言われても、髪を乾かしていてそっちのけだし…
終いには「言われたらやりたくなくなったー」というワガママぷり(笑)
潔からはそういえば 「ワガママお嬢」だったわ~みたいに思うシーンもありましたが、
天才とされるキャラは皆どこかに問題がありますね(笑)
馬狼が入ってきたときは、馬狼も大概ヤバいな~って感じでしたが、千切と凪のだらしないセットはもっとヤバい…
結局、潔は何でも許しちゃうところがあるので、
これは馬狼が居るからギリギリ成り立ってますが、馬狼がいなくなったら…
異臭のオンパレードみたいな部屋になりそうですね(笑)
流石にきちぃーなー…
で…
結局は、潔が嫌々、メイド係をやっちゃってる未来まで見えます(笑)
⇒【千切の無減速ドリブルがチート】
⇒【メイド・バロウ爆誕!!】
潔x馬狼x凪x千切
続いてが4人での連動シーンですね。
これがマジで激熱でしたね。
潔のチームは勝って欲しい選手を加えてるだけあって、
選手も強いんですが、しかし、試合をする度に全員強くなってるのもヤバいポイントの一つです。
そうして挑んだTOP3に蜂楽が加わった4vs4では、
全員の才能が光る形で1点を奪う事になります。
まずキックオフ(開始)ではボールを持った蜂楽vs潔となります。
蜂楽はドリブルで潔を抜こうとしますが、潔のフィード全体すら見下ろせる眼によって中々うまく抜けません。
そこに馬狼が独断プレーでまさかの奇襲。
連携してる訳じゃないの?と思う蜂楽でしたが、仕方なくパスをします。
しかし、これを潔に読まれ結局カットされます。
そして、その先では潔が凪にパスし、凪が千切にパスをし、
千切がスピードを活かした突破力で凛と十兵衛を掻い潜り、シュート&ゴールとなっています。
まさに全員の才能が噛み合わさって生まれたゴールでした。
「かっけぇ~」って感じでしたが…
しかし、相変わらず千切のスピードという武器がチートですね…(笑)
これに万が一ドリブルという武器も加わったらと思うと、もうオワリです(笑)
「世界一のストライカー誕生おめでとう!」って感じです(笑)
後は見ていて思うのが、ブルーロックって本当に分かりやすい漫画で、一人一人の武器が分かりやすいし、
特徴もあるんですが、
それらが上手に組み合わせって更に光ったりするのが、見ていて気持ちが良いんですよね~…。
またそのキャラを好きになれるように全員 性格に個性があるし、それぞれの背景もあるしで、
感情移入出来てるから試合の流れもストーリーもスッと入ってくるんですよね。
最終的にはこれが11人分の武器と組み合わせが無限と織りなされていく訳ですが、
というか相手チームも考えると計22人分ですが…(笑)
でも、その頃にはきっと全員分の良さが分かっている状態なのでしょうね~。
安心して読み進めれます。
⇒【武器突出の話しがタメになる!!】
⇒【0から創るサッカーが笑える】
凛、強すぎ問題
続いての見所はやはりこのNo.1の男 凛の強さ。
前の試合では潔の完全上位互換って感じでしたが、凛の強さはそんなものではありませんでした。
凛の強さとは、潔x馬狼x凪x千切のようなチームで起こす化学反応を、
一人でやってのけてしまう所。
それ程にスペックが高く、無数の選択肢を生み出せるのです。
それはシュート力、ドリブル、状況判断、戦術眼、どれをとっても一級品という感じでした。
特に凛のシュートの射程圏内に入ってからの駆け引きがヤバくて、
結局、凪、千切、潔は全員シュートフェイントに釣られて、抜かれてる始末でした。
結果的にゴールも決められていますが、
スペックや思考回路が違うのかなーなんて会話になってましたね。
潔だけは、全ての状況を把握していて、なぜ抜かれたかまで説明できていましたが、
しかし、試合の中では、潔が見せた新技のオフ・ザ・ボール状態からの裏の飛び出しすらも、
凛に読まれて、ボールを取られる始末でした。
つまり、潔vs凛においては、潔が同じ未来を視れていたとしても、凛には敵わなかないのです。
凪はこれを、そもそもの身体能力の差だと考えましたが、
もう「詰みやん(笑)」みたいな状況まで来ています。
本編では、凪が見せた初お疲労目の「二段式 空砲直蹴撃(フェイク・ボレー)」でようやく凛を突破していましたが、
こういったサッカー史上見たこともないような、閃きというアイディアから生まれる咄嗟の行動じゃないと、もう…
凛は突破出来ないのかもしれませんね。
⇒【凛が強すぎ!!潔の上位互換⁉】
⇒【凪の初覚醒シーンが熱い!!】
感想
ということで9巻は激熱の
潔x凪x馬狼x千切vs凛x十兵衛x時光x蜂楽
って感じで、見応え満点でしたね。
・十兵衛、オシャオシャ
あとはこの中だと十兵衛のより濃く描かれた性格がヤバくて、好きになりましたね(笑)
千切を見るなり近づいて行って、髪を触って「どこのトリートメント使ってる?」に始まり…
十兵衛と呼ばれると、強いショックを受けて、その名前は戦国武将感があって古臭いのが嫌とか言い出して、
それをかき消すためにオシャポーズとかいう訳の分からない事をし出すんですが、
もうこれが爆走状態でした(笑)
薬やってる?ってレベルでした(笑)
これには「うわっ~!!」って感じで千切と潔が下がっていきましたが、何をされるか分かったもんじゃないですからね。
でももっとやれって感じでした(笑)
そういう意味でいうとまだ時光のクレイジー具合が足りてないので、この試合の続きで時光の狂いっぷりが見られると思うので、
その点が楽しみです。
そもそもまだこの潔チームvs凛チームが終わってないのがヤバい。
それだけでもう次巻が楽しみです。
後は絵心の設けた設定上だと、これに勝てば5stステージクリアで二次選考突破だったと思いますが、
もう海外選手を交えた強化合宿編となるのか?
それともまだこの“ブルーロック”でのサバイバルが続くのか?
そこんところも気になりますね。
ではでは、次回の盛り上がりにも期待です。
⇒【潔が凛を超える覚醒!!】
⇒【メイド・バロウ爆誕!!】
⇒【凛が強すぎ!!潔の上位互換⁉】
⇒【潔の覚醒武器がヤバい!!】
⇒【凪の初覚醒シーンが熱い!!】
⇒【覚醒ラッシュが熱すぎる!!】
⇒【千切の覚醒が熱い!!いつか足が壊れる!?】
⇒【0から創るサッカーが笑える】
⇒【“かいぶつ”とは⁉】
⇒【潔は蜂楽の屍を超えていく⁉】