この記事は講談社発行『週刊少年マガジン』で連載中の「女神のカフェテラス」の8巻の感想を書いたものです。
前巻では、ファミリア一同で温泉旅行へ行き、隼と紅葉が白菊のプレゼント選びにお出かけをしました。
最後には紅葉から結婚のプロポーズがされましたが、隼なんて返事をするのでしょうか?
では、キャラ紹介も兼ねながら内容を見ていきます!
伏線や考察要素にも軽く触れています(項目から飛べます)
※8巻までのネタバレが含まれるので、先バレが苦手な方は要注意です※
⇒【キスラッシュ展開に突入⁉】
⇒【桜花に脱退フラグが立つ⁉】
目次
キャラ紹介
今回、紹介する主要キャラは3名です!!
粕壁 隼(かすかべ はやと)
・概要
本作の主人公。
亡くなったおばあちゃん粕壁幸子に代わり、喫茶店「ファミリア」を経営する。
温泉旅行では、若い頃の幸子おばあちゃんが夢に現れると、“勝代ちゃんのことよろしくお願い”と頼みごとをされた。
その後、秋水のおばあちゃんである龍田勝代に会うと、勝代おばあちゃんは認知症になっていた。
隼は夢で見た、おじいちゃんの大洋の真似事として、勝代を叱って見せた。
すると、龍田勝代の症状が改善し、奇跡的に意識を取り戻してみせた。
隼は、勝代おばっちゃんと過ごしたいであろう秋水を気遣い、ボロ屋にもう1泊する事にした。
ここで爆睡する隼はハミちんしてしまい、以後、彼らの間では、この話しで持ちきりになった。
鳳凰寺 紅葉(ほうおうじ あかね)
・概要
貿易商を200年以上営む名家の一人娘。
今はフリーターである。
母には跡継ぎになって欲しいと思われていたが、粕壁幸子直伝のコーヒーを作り、母に飲ませ説得した。
以降は許しを得て、ファミリアでアルバイトを続けている。
また、この一件では、隼が紅葉を叱り、紅葉を勇気づけている。
紅葉は隼が自分に怒られなければ、一生 母親に立ち向かえなかったと語っており、この事を隼に感謝した。
これ以降は隼に対する想いが爆増し、部屋に押し掛けた時には「今夜は星が綺麗 明日は晴れるかな」と告白してしまう程だった。
そして白菊の誕生日プレゼントを探しに出かけた2人きりでのデートでは、
隼はその日が紅葉の誕生日12月1日であったことに気づく。
気まずさを覚える隼だったが、紅葉は代わりに願いを一つ叶えて欲しいと提案した。
自分にできることならと言う隼だったが、紅葉の願いは、
ファミリアがこのまま続くなら、その時は自分をお嫁さんにして欲しいというモノだった。
月島 流星(つきしま りほ)
・概要
大学に通う女子大生。
現在は3年生である。
子供時代は、スーパー子役としてよくTVに出ていた。
しかし、流星が成長すると、業界は目新しい別の子役に飛びつき見向きもされなくなった。
人気が落ちた流星は、正体を隠すようにして寂れた喫茶店「ファミリア」でアルバイトをするようになる。
これは、本人の口から語られたことだが、物語の真相は家族絡みの複雑な内容だった。
今巻ではその詳細が明らかになっている。
粕壁 幸子(かすかべ さちこ)
・概要
隼のおばあちゃん。
実は凄腕の料理人で総合料理長を務めたスペインのレストランではミシュランガイドの三ツ星も獲得している。
しかし、オーナーシェフとして開店予定だった憧れを意味する「アローネ」は完成直前で工事を打ち切り帰国した。
その後は、両親が交通事故で亡くなった隼を独り身で育てた。
その際には喫茶店ファミリアの経営を1人で営んだ。
この事は、隼に隠しておきたかったが、
魚屋の主人からは、おばあちゃんが三ツ星のレストランのシェフであったことが不本意ながら語られてしまう。
結局 隼は、おばあちゃんの名前をネットで検索し、凄腕のシェフたったことを知る。
また、おばあちゃんのタンスからは、ウェイトレスの格好をした若かりし頃の写真も発見された。
その後も、
飼い猫が仏壇の飾り物を落とした際には、若い頃の幸子の集合写真なるものが発見された。
そこに写ったウェイトレスたちは、今の「ファミリア」にいる秋水、桜花、紅葉、白菊、流星の面影を感じる人物ばかりであった。
⇒【新ライバル零が参戦!!】
⇒【桜花に脱退フラグが立つ⁉】
見所
ここからは個人的に面白いと思った名場面や見所を3つだけ紹介していきます!(名場面は他にもいっぱいあります)
紅葉のプロポーズ
本巻の見所はやはり、前巻の続きである紅葉のプロポーズの返事についてですね。
結局、返事については、
仕事脳で恋愛事にうつつを抜かしてる場合じゃないという思考の隼にはぐらかされるんですが、
紅葉「アタシは隼に結婚して欲しいってプロポーズしたの!男だったらちゃんと返事してよ!」
隼「結婚だの プロポーズだの バイトの合間にするような話じゃない」(瀬尾公治先生/女神のカフェテラス/8巻引用)
本当にヤバいのはここからでした(笑)
実は、紅葉は結婚したい人がいるという話しを“ある人”にしていました。
それは、誕生日の日に電話をくれた鳳凰寺の当主の洋子おばあちゃんでした。
で、洋子おばあちゃんはその相手を一目見たいってコトで遣いをファミリアに送るんですが、
なんと隼は睡眠スプレーなるものをかけられ、拉致される展開になります(笑)
「ふざけんな犯罪だぞ」と切れる隼だったんですが、おばあちゃん的には、
「で、結婚する気あるの?どうなの?」といった具合で、隼に詰め寄るばかりでした。
しまいには、極論を言い始め…
「自分と紅葉しか助からない状況になったらどうする」と質問をぶつけます。
これに対し隼は、
“そうならないよう最善を尽くす”と回答するんですが、
洋子おばあちゃんはこの台詞を、若かりし頃の幸子おばあちゃんと重ねていました。
この言葉に安心したのか、結局 隼と紅葉は無事に返されましたが、
これはもう幸子おばあちゃんのおかげと言えますよね。
隼が見つけた幸子おばあちゃんたちの集合写真からも、
洋子おばあちゃんと幸子おばあちゃんは付き合いあがったと分かりますが、
当時の洋子おばあちゃんは幸子おばあちゃんに厚い信頼を寄せていたのでしょう。
それは、現代でも幸子おばあちゃんがバイト5人を雇っちゃうような“お人好し”な行動からも分かる通り、
当時もお人好しな行動をして洋子おばあちゃんを助けていたのでしょう。
そういう意味では、洋子の孫である紅葉がその幸子の孫である隼を好きになるのもまた必然なのかもしれませんね。
後は、この一件で「私の事嫌いになったよね…」とちょっとナイーブになる紅葉だったんですが、
隼「お前はお前 家は家だ 仮にオレが付き合うことになったとしても そんなことはどうでもいい」(瀬尾公治先生/女神のカフェテラス/8巻引用)
と言って、紅葉を励ましていました。
恋愛経験なさそうなのにホント、男前なコトを言いますよね(笑)
これも、魚屋や和菓子屋のアッちゃんや近隣住民の人達から厚い信頼世を寄せるおばあちゃん幸子の血を継いでいる証なのかな?(笑)
口が上手いっていうか、人に好かれる素質があるというか。
こういう咄嗟の言い回しが上手い印象があります。
で、この先の会話でも、
隼と結婚したい紅葉は、嫁いでもいいし、婿に入ってくれてもいいと言って隼に詰めていくんですが、
これまた隼は華麗に交わて見せていて、
“自分が紅葉の事を本気で好きになる日が来たら結婚もありえるかもね”みたいな返し方をして、
ちょっと紅葉を喜ばせて、話を流しています(笑)
まあ本人的には、優先順位がおばあちゃんのお店を守るコトなので、しょうがないんですが、
相手を不機嫌にさせないうまい返しですよね。
その想いをくみ取って、前向きな返しをしてくれた紅葉も紅葉ですけど。
全体的に見ると、良い関係性に見えたので、長続きしそうなカップルでもあります。
懸念点を言えば、紅葉の想いが先行しまくってる気がするので、そこを抑えられずに、
隼も巻き込まれると、ちょっとヤバいですよね(笑)
恋愛中毒みたいになって、仕事に手が回らなくなったらもうおばあちゃんのお店もオジャンです。
そういう意味では、このカップルにはまだ課題を感じさせられます。
流星(りほ)と流凛(るり)と父親
続いての見所は、流星とその母親・流凛と父との会話シーンですね。
この中では、流星がどういう経緯でファミリアに来たのかも明らかになりました。
また、以前に話された母親の台詞の伏線も回収されることになっています。
まず、ファミリには流星の父親が様子を見に変装した姿で登場し、
秋水が不審者と判断して、スクリュードライバーというプロレス技を決めて退治してしまいます。
まあこの辺は秋水お得意のギャグ展開でしたが、このおかげもあって、流星の父は自分の正体を明かし、普通の会話に入ります。
ここからは、流星の母親の話しになるんですが、コイツがヤバいヤツで、
もう…家族が離散した理由の99.999%はこの人だったと明かされていきます。
結論から言うと、離婚も族がバラバラになったのも、この母親・流凛の“女優という夢への執着心”のせいです。
お話しは全部 流星の父親からされていますが、
流星の母・流凛は役者志望で芸能界で頑張っていたんですが、結局、芽が出る事はありませんでした。
で、娘の流星は結局 似たような道を歩むコトになるんですが、スーパー子役と言われたように人気が出て行きます。
ここからは良くある流れです。
母の流凛は、
自分の夢を代わりに叶えて欲しいって思うようになって、
このチャンスを逃さないためにも流星をTVに出演させまくります。
でもこれはちょっと、業界の人達からも働かせすぎなんじゃないかと思われていた程に度が過ぎていたそうです。
野村(TTSテレビの人)「彼女の母親が随分…熱心な方で子供を働かせすぎなんじゃないかって言われてたけど 旦那さんもそれについてはあまり快く思ってなかったみたいで 無理させないようにテレビ局に来て頼んでいたそうだよ」(瀬尾公治先生/女神のカフェテラス/3巻引用)
恐らく子供が寝ないといけない時間、
つまり深夜(2時とか3時とか)まで仕事をさせていたのかもしれませんね。
一方で、娘想いな父親は、「頑張り過ぎじゃないか?」「無理しないでよ」と言っていたんですが、
頑張り屋な流星は結局 母のために頑張ってしまう訳です。
で、この働かせすぎな母親と、無理をさせたくない父親は、
もちろんのこと対立します。
でも結局、女優時代のコネの力もあったのか、
父は優秀な弁護士を連れて来た母に負けてしまいます。
こうして、流星の父は、
取り決めで、流星と20歳までは会えなくなってしまいます。
これが、離婚の真相。
しかも流星的には、父に捨てられたと思っていたそうです。
最悪ですよね。
つまり、母が流星を奪い取ったという真相すらも、
娘の流星には隠していた訳です。
まあこれで母親が流星の面倒をちゃんと見てあげていたのなら、まだ良かったです。
が……
流星が成長し、人気が落ちていくと、母親の流凛は態度が悪化していったのか、
流星に悪態をつくようになっていきます。
流凛「その媚びるような張り付いた笑顔 同情してくださいと言わんばかりの情けない困り顔 アンタといると売れなかった頃の自分を見ているようでイライラするって言ってんの 蛙の子は蛙なんだって思い知らされるわ」(瀬尾公治先生/女神のカフェテラス/8巻引用)
もうね、擁護する余地なしですよね。
身の程をわきまえていないとしか言いようがありません。
もちろん、夢に向かって走る。頑張る。
それに励むのは立派なコトですが、
でもそれがダメだった時にやさぐれているようでは精神面がお粗末だったとしか言えません。
娘に愚痴り散らかすなんてもってのほか。
でもこの母親の救いは、夫になった男性の方と、その娘が善良な心を持っていた点ですね。
それは、大女優と謳われた流星のおばあちゃんの姉川美由子の血を継ぐ証だったのかもしれませんが、
結局、母親は末期癌が見つかり、死を受け入れていました。
本当に勝手な人だなーって感じですが、
ただ、
夫と流星の説得が通じ、最後には、
治療を受けると踏ん切りをつけています。
それはまるで、家族間が少しずつ修復されているかのようでした。
まあそもそも、
「流凛テメェはまず謝罪の言葉をいれろ」
と言いたくなる流れでしたが、
家族を崩壊させておいて、自暴自棄になって勝手に死ぬなんてヤバすぎですよね。
末期癌が発生したのはまあ可哀想ですけど、
本当に可哀想なのは、その夫と娘の流星です。
・幸子おばあちゃん
で、流星は、この事を幸子おばあちゃんに相談ていたんですね。
実は、流星は子供時代に父と母でファミリアに訪れたことがあって、縁があったんです。
流星が何を相談したかの詳細はないですが、
まあどんなに頑張っても母親は認めてくれないし、やさぐれていくんだけど、どうしたらいい?的な話だったんでしょう。
で、これを見かねた幸子おばあちゃんは、母のしがらみに捕らわれないためにも、
一端「ウチで働く?」と言って、流星はこれを承諾して、
こうして、流星はファミリアに住み込みでバイトするようになっています。
あのまま流星が母親の下にいたら、精神まで病んでいたんじゃないかと思えるので、
幸子おばあちゃんよくぞ救ってくれたって感じです。
という感じで、流星の背景が大方明らかになって、母も治療を承諾した事で、一件落着って感じで終わってますが、
まあ何よりも、
「流凛テメェは謝罪の言葉をいれやがれ」
と言いたいですね(笑)
仮に今後、流凛が号泣するのか、流星を認める展開になっても、謝罪の言葉がないんじゃ、スッキリできません。
まあ謝るだけの展開でもスッキリしないんで、ここをどう上手いこと描いて行くかが見物ですね。
ファミリア1961
続いての見所が、幸子おばあちゃんの過去編ですね。
今巻では、本格的に昔のエピソード描かれ始めました。
始まりは若かりし頃の幸子おばあちゃんが、ファミリアに就職するところから。
言うたら、隼のお爺ちゃんの大洋とおばあちゃんの幸子の馴れ初め編とも言えますが、
見所はやっぱり、
流星、秋水、紅葉、桜花、白菊のおばあちゃん達の現役の姿が見られる点。
それはもう現代で「ファミリア」でバイトしている流星、秋水、紅葉、桜花、白菊たちさながらでしたが、
でも、洋子おばあちゃんだけちょっと怖かったですね(笑)
紅葉っぽさはあんまなかったかな?
まあ時代が時代なので、厳しい性格になるのはこれまた致し方がないコトでしょうけど。
他の4人は本当にまんまって感じでしが、これはぜひ自分の目で確かめて欲しいので、
興味ある方はご購入下さい!
考察&伏線要素
続いては個人的に気になった伏線や考察要素にも触れていきます。
・蛙なのか鷹なのか
まず一つ目が、流星がドラマのシーンのアドリブで言った“お母さんに産んでよかったって言わせて見せる”という発言についてと、
母の流凛が言った娘が“蛙なのか鷹なのか確かめたくなった”という発言についてですね。
要は流星が母親に自分を認めさせると意気込んでいる台詞で、母もそれを死ぬのではなく、見守る決心をしたという流れですが、
じゃあその2つのゴールって何?って話です。
流星が望んでいるのは、
隼との結婚ですが、これは母親に認められることにはならなさそうですよね。
話の流れ的には、
流星が大女優になるコトこそが、母親が流星を認めることになる最終展開です。
一応、流星は以前にドラマ出演したこともあって、隼的にはまたオファー来そうと思ってるらしいですが、
このままいけば、おばあちゃんの姉川美由子みたく大女優になる流れも起こりえなくはありません。
これには、母親も流星を認めざるを得なくなるでしょう。
でも怖いのが、仮に流星が母に認められるこの大女優の道を目指すにしても、
そうなると、隼との喫茶店の道の同時進行はだいぶ難しくなっていきます。
そもそも女優の仕事が忙しそうですが、
でも無理をしがちな流星は、喫茶店の仕事も頑張ろうとしそうなので、
結局、無理をして倒れちゃいそうですよね…
なので、この母に認められるのゴールを人気女優になる以外のやり方を模索しない限りは、
未来は明るくはならないのかな?と思っています。
それは、逆に“女優の道”じゃなく、
母が捨てた、“子を想う一人の母親”という姿を見せるだけでも良いのかもしれませんが、
そうなると、隼との間に子を産むコトがゴールとなるやもしれませんね。
結局、この母を認めさせるという台詞は、今後の伏線ににあっているので、
どう回収されるかに期待です。
・松島 幸子、一人ぼっちのゴハン
続いて気になったのが、このワンシーン。
これは、
幸子おばあちゃんが粕壁家でみんなで食卓を共にした際に頭の中で連想したシーンです。
この時のみんなでの食事は現代のファミリアを彷彿とさせる明るいものでしたが、
でも、
幸子おばあちゃんが連想した実家と思わしき所での食卓では、全く賑やかじゃないですよね。
幸子おばあちゃんだけが仲間外れにされています。
あれだけ家族思いな人なのに変ですよね。
幸子おばあちゃんと言えば、この時にビーフシチューを作っていましたが、
ビーフシチューと言うと日本発祥の料理ではなく、海外の料理です。
現代では、最終的にスペインに渡って海外の料理を学びましたが、
この海外に興味を持った考え方が、家庭内では認められなかったのでしょうか?
時代的にもまだ戦争をしていましたが、異端児として扱われていた可能性はありそうですよね。
そんなような背景があったかと考えると、辛い日々を送っていたのかなと考えさせます。
しかしそれでもあの前向きで明るい性格を貫けたのは、何だったのか?
ビーフシチューを覚えた際の外国人の人から優しさにでも触れたのか?
何か海外に興味を持ったキッカケがあるはずなので、そちらのお話しにも期待ですね。
・1961ファミリア
またこれは今巻とは別のお話しになりますが、
現代では隼が、桜花のおばあちゃんの八重山春恵と秋水のおばあちゃんの龍田勝代と会いましたが、
2人には共通点がありました。
それは、幸子おばあちゃんと大洋おじいちゃんが結婚したことを知らず、
そして、どっちも2人の結婚の知らせを受けて喜んだコト。
結局、おばあちゃんたちの話しを聞く限りだと、彼らは道半ばで散り散りになって、
でも戻る事を約束していましたが、
ただ、その約束が守れなかったおうで、
大洋を重ねた隼と会った際には謝る様子が描かれました。
つまりファミリアを去って以降は、なぜか連絡も取れなくなってたのです。
これも変な話しですよね。
固定電話や手紙自体は送れたはずですが、なぜ互いに音信不通になってしまったのか?
まだまだ謎が多いですが、この真相にも期待したい所です。
⇒【キスラッシュ展開に突入⁉】
⇒【桜花に脱退フラグが立つ⁉】
感想
というコトで8巻は、紅葉と流星と幸子おばあちゃんの過去編が印象的でしたが、
他にも面白いエピソードは満載でした。
千代田食堂の面々と行ったクリスマスパーティーもありますし、その前の準備段階で、
隼と秋水が買い出しにいったお話しも面白かったです。
で、最終話には白菊から衝撃の行動がされていますしね…。
本当にこれ衝撃の内容だったので、見ていない方はぜひ一見あれ(笑)
・結婚相手
で、結局、気になる本題としては、“誰と隼が結婚すんの?”ってコトです。
まず感覚的に言うと、個人的には、“白菊”が大本命かなーと思ってます。
白地久は幼少期に隼に会ってますし、その際に好きになった初恋の相手ですし、
幸子おばあちゃんとも関係が深いですし、
そのおかげで一番料理も出来ますし、
洗濯も家事も別に苦じゃないって感じですし、
隼の経営する「ファミリア」を支えてく人物としては理想的すぎます。
そして酔うと“エッ”な所もあって、もうね…言う事なし…
ハミチンのシーンで、
匂いを嗅ごうとしていた所なんてもう生理的にも本能的にも、受け入れていましたし…(笑)
で、次が、結婚のプロポーズもした…
グイグイ気味の紅葉で、その次に流星で、四番目に桜花が来て、
最後に論外の秋水って感じがしてます。
1巻をパッと見ただけだと、中心になる桜花かな?って思いもしましたが、2人の絡みがあんまりないんでねぇ…
まあ予想外な展開と言うなら、この2人をくっつけるのもアリですが、
そうなると、
幼少期から隼を想っていた白菊が可哀想かなーと思っちゃうんですよね…
白菊は、
幸子おばあちゃんが亡くなった時にはもう、隼の事を想っていて、
仮に隼が戻ってきて店を継ぐなら全力で支える気でいたと語ってますし、
白菊「おばあちゃんが亡くなった時 私 決めたの 隼くんがここに帰って来て もし このお店を継ぐって言ってくれたら その時はどんなことがあっても全力で支えようって 家族として貴方のことを」(瀬尾公治先生/女神のカフェテラス/5巻引用)
誰よりも速い段階から「ファミリア」と、隼の事を想っていた人物な訳なので、
逆に隼が他の人を選び出したら、暴走するんじゃないかって思ってますね(笑)
なんか、ヤンデレ要素もあったので、全員を排除しだしてもおかしくない。
そうなったらホラー漫画になりますが(笑)
正直、白菊が振られるビジョンが全然見えないんですよねぇ…
まあこれが結末でどうなるかってのがこの漫画の見所なので、もうこれは引き続き追っていくしかないですけどね。
では、8巻の感想でした!