この記事は講談社発行『週刊少年マガジン』で連載中の「不滅のあなたへ」の166話の感想を書いたものです。
前回では、「現代編」で60年の月日が流れ、ユーキの葬式が行われ、
マーチ以外も既に他界していたというラストでした。
そうして始まる「来世編」一体どんな時代となっているのか?
では、感想を書いていきます!
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これがおれ 球だった
「現代編」からはさらに500年の月日が流れ、時代は「カイバラサイバネティクス」が主導権を握っていた。
そこでは、科学技術により自由な見た目の子供を生み出す事が可能で、8歳になれば見た目を自由に変える事も出来た。
なお、街には星評価システムが組み込まれており、8歳で星3からスタートするが、星5になれば「カイバラ」の仲間になれた。
星を増やす方法は地味にに1日一回限定でされるグッド評価を貰うか、
或いは下界に潜伏中の不死身集団を獲得し、一気に星5つを貰う方法だった。
そうして、人形スキンに扮した主人公なる人物が、打倒 無事身集団を成すべく、行動を開始するのだった。
あーじゃあ わたしが こいつらをぶったおすかぁ…
大今良時先生/不滅のあなたへ/19巻引用
はい!と言う事で始まった「来世編」!
滅茶苦茶魅力的な時代設定ですね。
SFの世界観で、機械的な設定がベースにあるためか、
星の評価みたいなのが組み込まれていて、
ちょっとゲームチックになっていますね。
これが私達の生きる実際の未来ならちょっと怖い…(笑)
あまりに機械的というか…なんか支配されてる感や束縛感がすごくて個人的にはイヤ…(笑)
でも見た目を自由に変えられるという事なので、その点は魅力的ですかね。
ただまーそうなると、個性が薄れそうな気もするので、長所もあれば短所もって感じでしょうか?
大今良時先生/不滅のあなたへ/8巻引用
で、主人公の見た目は、
フシが恋的感情を抱いたことのある人形だったので、
この主人公は「流石にフシなんだろうな~」という感じがしますよね(笑)
何より、指名手配的な感じで不死身の身集団として、
ボン、マーチ、グーグー、メサール、ハイロ、トナリ、カイ、エコが描かれていましたが、
その中にフシはいませんでした。
なんかフシの記憶がないっぽい?のが気にかかりますが、
もしかしたら、
もう他の姿を全部奪われているのかもしれないですね…
だとしたら、不死身の集団に心当たりがないのも頷けますし。
あとは、
何よりも気になるのが、彼らが排他的な存在として扱われている事。
これは恐らく……
ノッカー達を野放しにしたことで、
大今良時先生/不滅のあなたへ/14巻引用
結果的にノッカーが多くの人間に潜伏してしまって、
ノッカーが時代の主導権を握ってしまっているのでしょうね…
で、今度のノッカーは、
フシや人間に打ち勝つために最先端の技術を取り込んだという事なのでしょう。
そうして、財政的にもトップに立って、ボンすらも地に落ちたのなら、
ボンの「テイスティーピーチ財団」が機能せず、ボンが地に落ちている点とも辻褄は会います。
そうして、そのほかのフシの仲間もそのまま不死身の集団という事で、
指名手配となったのでしょうね。
ただ、フシが近くにいないなら、不死身ではないので、
恐らくこの500年の間で、ずっと戦い続けた結果、
そういった異名が着いたけど、
今は“何かの作戦”があって、フシだけ独立しているとも考えられますかね。
主人公と思わしき人形の第一声は「行かなきゃ!」でしたしね。
恐らくこの記憶喪失状態は図られたものかもしれません。
そうしなくては、突破できないシステム網があるなら、その点とも辻褄は会います。
まあ…ノッカーを信じた結果がこれならちょっと残念ですが、
でもまあストーリーを面白くするという意味では文句なしですね(笑)
「来世編」の第1話目から平和が実現しているよりかは面白いです。
そうなると、いったんはフシと思わしきこの人形がこの時代を冒険してくれて、
それで街並みが軽く紹介されながらの、
そうして、不死身の集団と接触する辺りまで描かれていって、
その後はハヤセの子孫の守護団とかも出てきたり、
ユーキの意思を継ぐ人たちとかも出てきたり、
その他にも学校的なものがあるなら、そちらの描写もありそうですし、
そもそもノノことミチの存在を考えると、友好的なノッカーと好戦的なノッカーとで、
ノッカーにも種類がいそうですし、
ミズハノッカーが復活してるのかも気になりますが……
まあ…もう気になる事だらけですね…(笑)
ではでは滅茶苦茶面白くなりそうなので、引き続きどんな話が描かれるかに期待です!!
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