【ヒロアカ】荼毘vs轟の“燐(りん)”がカッコ過ぎ!!AFOと死柄木が強すぎで死亡の危機!?【36巻感想&レビュー】

この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ』で連載中の「僕のヒーローアカデミア」の36巻の感想を書いたものです。

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前巻からは、遂に第二次決戦が開幕となり、

オール・フォー・ワンvsホークス、エンデヴァーたち

死柄木vs爆豪たち

トガvs蛙吹、麗日たち

荼毘vs轟焦凍たち

「ヒロアカ」の集大成とも言える激闘が始まりました。

そんな中、戦いは荼毘vs轟焦凍の場面へ移っています。

はたして、ここからどんな盛り上がりとなっていくのでしょうか?

では、キャラ紹介も兼ねながら感想を書いていきます!

※36巻までのネタバレが含まれるので、先バレが嫌いな方は要注意です※

⇒【遂に開幕!!緑谷vsシ柄木!!
⇒【超解放戦線の死亡者一覧

キャラ紹介

今回 紹介する主要キャラは15人です!!

轟 焦凍(とどろき しょうと)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

・概要

推薦入学で雄英高等学校のヒーロー科1年A組に入った人物。

個性は“半冷半燃”であり、

母・冷の氷を操る個性と父・炎司の炎を操る2つの個性を受け継いだ。

轟(焦凍)は幼少期からオールマイトを超えるヒーローになるべく、

父に徹底的に叩きあげられた。

そのため兄弟との接触も許されなかった。

次第に父・炎司の教育はエスカレートしていき、それに伴い母・冷のストレスも急増。

最終的に母・冷は、焦凍に炎司の面影を見てしまい、熱湯を浴びせる形となった。

これにより、轟(焦凍)は心を閉ざしてしまうのだった。

しかし、体育祭では緑谷と戦いで、次第に心を開いていく事になった。

戦いの中で、“全力でかかってこい”“フザけるな”と言われた轟(焦凍)は、

母・冷の言葉を思い出す事になる。

それは、

“血に囚われる必要はない”“なりたい自分になっていい”

といった言葉だった。

こうして、轟(焦凍)は“半燃”の個性を解放するに至った。

これを機に轟(焦凍)は母・冷と和解がしたいと思うようになった。

精神が病んでいた母・冷だったが、この歩み寄りのおかげで心が落ち着いていった。

次に超解放戦線を経て、

父のエンデヴァーが精神を病むことになる。

それは荼毘が実は燈矢だったという報告を受けての事だった。

これは轟家 総勢で励ましに行くこととなった。

夏雄は自分がぶん殴って向き合っていれば何か違ったかもしれないと言い、

また、冷もあなただけの責任じゃないと言って、エンデヴァーを励ました。

ようやく轟家が一つになろうとしていた。

そして、冷はからは

これも全部、自分を前向きにしてくれた 轟(焦凍)のおかげだと付け加えられた。

そうして迎えた第二次決戦。

轟(焦凍)は荼毘を止められるのだろうか。

目が離せない展開となる。

⇒【遂に開幕!!緑谷vsシ柄木!!
⇒【超解放戦線の死亡者一覧

荼毘(だび)/轟 燈矢(とどろき とうや)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

・概要

敵連合の一人“荼毘”。

その正体は炎司と冷の第一子“轟燈矢”。

燈矢も轟(焦凍)と同じく、

幼少期は父・炎司に鍛えられた過去がある。

それは、エンデヴァーを超える火力を持って生まれた才能 故にだったが、

しかし、一方で肉体は母・冷の体質を多く受け継いでいた為、

炎に対する耐性が弱かった。

炎司と冷は燈矢の身体を思い、新たに子供を作った。

しかし燈矢は、父に見離されたという思い違いをした。

父に認められたい“思い”が強かった燈矢は、

以降も“個性”の訓練を怠らなかった。

その努力が実り、遂には蒼炎の炎を出せるようにもなった。

そして、父に“個性”を見せる為に、

瀬古杜岳に呼び出す燈矢だったが、父が来る事は無かった。

ここで不運にも、発火した燈矢は、

その勢いを抑えられず、2000℃を超える炎を放出してしまう。

燈矢は焼シしたかに思われた。

しかし、実際は、

オール・フォー・ワンに救出され、殻木の施術により延命していたのだった。

以降、燈矢は今の自分に別れを告げ、

名を荼毘と改め、第2の人生をスタートさせた。

荼毘は父・炎司とヒーロー社会そのものを憎む。

そして、その執念は恨むモノ全てを焼き尽くすまで止まらないのである。

オール・フォー・ワン

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/7巻引用

・概要

本作における“全ての元凶”のような存在。

幼少期に読んだコミックでは、ヒーローではなく、

魔王に憧れを持つようになった。

その後、“超常”により世界に“個性”が溢れ出した。

オール・フォー・ワンは自らの力である、

“個性”を「奪い」「与える」“個性”を活かし、

圧倒的な力で勢力を広げていった。

こうして “悪”の支配者が誕生した。

オールマイトの代では遂に撃退が叶ったかのように思われたが、

オール・フォー・ワンは生き延び、

後継を育てていた。

後継はシ柄木 弔となり、“個性”も全て託された。

そのため、オール・フォー・ワンが現在 所持している“個性”は本物の複製品に過ぎない。

その後、タルタロスからの脱獄にも成功したオール・フォー・ワンは、

再び魔王となるべく計画に没頭する。

次の狙いはOFAを手中に収める事である。

しかし、オール・フォー・ワン曰く、

このOFAの奪取も中期目標に過ぎないと言う。

最終目標は何なのか。

全貌が気になるばかりである。

⇒【超解放戦線の死亡者一覧
⇒【荼毘とAFOの覚醒がエグイ!!

ホークス/鷹見 啓悟(たかみ けいご)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/27巻引用

・概要

No.2ヒーロー。

父は連続強盗殺人犯。

ホークスは、

父を匿った母との間に生まれた。

環境、精神 共に貧しい暮らしの中で育ったホークスだが、

唯一の希望はテレビに映るヒーローだった。

それは架空の存在であったが、

しかし、父がエンデヴァーに捕まった事で、

ヒーローの存在は現実となった。

そして、ヒーローの真似事として、

人命救助をこなした事のあったホークスは、

その才能を見出され、公安の職員に誘われ、

直属のヒーローとなった。

この時、本名の「鷹見 啓悟」は捨てられた。

以降は敵連合につけ入り、打開する策を水面下で整えていった。

超解放戦線との激闘では、

ホークスの働きが功を奏し、敵軍の撃退に至ったが、

しかし遺憾も多く残る形となった。

第二次決戦では、

総決算をすべく、

オール・フォー・ワンとの戦いに挑む。

エンデヴァー/轟 炎司(とどろき えんじ)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/21巻引用

・概要

オールマイト引退後、No.1ヒーローとなった人物。

また、オールマイト全盛の頃、唯一 オールマイトを超えようとしていた人物でもあり、

強い執念を持っている。

その執念が彼の人生に暗い影を落とす事になるが、

ヒーロー業に執着し、他を顧みないエンデヴァーには知る由もなかった。

オールマイトを超えるヒーローを育てる事に固執したエンデヴァーは、

家族とコミュニケーションを取る事を疎かにし、

次第に妻の冷や子供の燈矢、冬美、夏雄、焦凍と疎遠になっていった。

そして、超解放戦線では、激闘の末 病院で目を覚ます事になり、

ここで遂に自分の過ちを悟るに至った。

決定打となったのは、燈矢が実は荼毘で、

多くの人間をコロしていたヴィランに成りあがっていた事だが、

このせいで心までもが崩壊してしまった。

しかし、これを冷、焦凍、冬美、夏雄が励ます形となった。

燈矢の件は、

夏雄からは当時 自分がぶん殴ってでも向き合えていたら結果は違ったかもしれないと話され、

冷からもエンデヴァーだけの責任ではないと話された。

轟(焦凍)からも“泣き終わったら立てよ”、“皆で止めに行こう”と言われ、

家族から激励される形となった。

こうして、再び立ち上がったエンデヴァーは、

オール・フォー・ワンとの戦い挑むのであった。

耳郎 響香(じろう きょうか)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/19巻引用

・概要

雄英のヒーロー科、1年A組の生徒の一人。

“個性”は「イヤホンジャック」であり、音を利用した攻守が可能。

両親は音楽に携わっている人で、自由な教育方針をモットーとする。

そのため、耳郎は、

“好きに人生を歩んでほしい”

という考えの元で育てられた。

そのため、耳郎が音楽活動ではなく、

ヒーローを目指すと語った時も、両親は一切反対しなかった。

健全にすくすく育ってきた耳郎だが、

第二次決戦では、

それとは相対する存在、オール・フォー・ワンと対峙することになる。

常闇 踏陰(とこやみ ふみかげ)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/28巻引用

・概要

雄英のヒーロー科、1年A組の生徒の一人。

“個性”は「黒影(ダークシャドウ)」で、実体化した影を操る。

戦闘に長けた個性であり、体育祭でも3位に入賞した実績を持つ。

技名は「深淵暗躯(ブラックアンク)」といった、

中二病を彷彿とさせる一面が目立ち、

寮生活での自室にも中二病を彷彿とさせる剣のキーホルダーなどが飾られていた。

そして、インターンではホークスの元で技を磨き、

空が飛べる“黒の堕天使”を習得するに至った。

なお、超解放戦線では、

この“黒の堕天使”を活かし、師であるホークスを救いだしてもいる。

万能な“個性”を持つ常闇は、

第二次決戦で、オール・フォー・ワンと対敵することになる。

死柄木 弔(しがらき とむら)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/25巻引用

・概要

本作のラスボス的存在で、

オール・フォー・ワンに後継者として育てられた男でもある。

その正体は、

ワン・フォー・オール七代目継承者にして、

オールマイトの師である“志村菜奈の孫”である。

志村菜奈には“シ柄木の父”に当たる息子・弧太郎がいたが、

オール・フォー・ワンとの戦いを見据えて、菜奈は関係を断っていた。

弧太郎はどんな理由であれ、母に見捨てられた事が遺恨として残ってしまった。

そうして、弧太郎家では、

“ヒーローの話をしてはいけない”というルールが敷かれた。

この家庭で“シ柄木”こと志村転弧は育った。

しかし、不運とも言うべきか、

転弧はヒーローに憧れを持ってしまう。

更にその想いは、姉の華によって焚きつけられる事になる。

転弧は、

おばあちゃん(志村菜奈)が実はヒーローである事を知ってしまう。

だが、その想いをコロすかの如く、父の叱咤は激化していった。

そして、最悪のタイミングで転弧は“個性”に覚醒してしまう。

「崩壊」の“個性”に目覚めた転弧は、

その手で家族 全員をコロしてしまうのだった。

その後、オール・フォー・ワンに拾われた転弧は、

シ柄木 弔と言う新たな名を与えられた。

シ柄木の破壊衝動は止まらない。

それは、自分を否定する全てを破壊するまで止まらないのである。

そして、オール・フォー・ワンの全て与えられ、

完全体となったシ柄木にはそれを成すだけの力がある。

はたして、シ柄木はヒーローを終わらせてしまうのか。

第二次決戦ですべてが決まる。

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天喰 環(あまじき たまき)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/16巻引用

・概要

雄英のヒーロー科の3年。

現雄英生の中でもトップとされており、

BIG3肩書を持つ。

“個性”は「再現」であり、喰らったモノの特徴を身体に再現できる。

その真価は喰らったモノを複合させる混成大夥(こんせいたいか)にあり、

高威力の広範囲技を放つことが出来る。

ファットガム曰く、その実力は既にプロのヒーロー以上だと言う。

本編では、八斎衆の内3人を一人で撃退した実績もあり、その強さは折り紙付きと言える。

天喰はシ柄木の野望を阻止すべく、第二次決戦に参加するのである。

波動 ねじれ(はどう)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/14巻引用

・概要

雄英高校の3年でBIG3の一人。

好奇心旺盛で何でもかんでも知りたがる。

「ねぇねぇ」という口癖が目立つ。

1年A組に訪れた際には、「天然っぽい」「幼稚園児みたい」など、様々な印象を持たれた。

なお、“個性”は「波動」であり、

自分の活力をエネルギーにして衝撃波を放つ事ができる。

出力が調整可能で、

出力30%程度でも巨大化“個性”持ちが転倒する威力がある。

超解放戦線のvsシ柄木では、

出力100%の「波動」をシ柄木にお見舞いする様も確認できる。

波動もBIG3の一人として、シ柄木に戦いを挑むのである。

ベストジーニスト/袴田 維(はかまた つなぐ)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/6巻引用

・概要

No.3ヒーロー。

凶暴な人間を矯正するのがモットーで、

インターンでは爆豪を迎え入れている。

また、オール・フォー・ワンvsオールマイトの神野事件では、

オール・フォー・ワンの攻撃から周囲のヒーローを守って見せた。

オール・フォー・ワンからは、高い判断力と技術を持つヒーローと称賛された。

以降は、ホークスに協力し、仮死状態となって相手の眼を欺いたりした。

“個性”は「ファイバーマスター」であり、繊維を自在に操る。

超解放戦線では、一時的にギガントマキアと、マキアの背に乗る敵連合を拘束した。

かなり万能な“個性”と言える。

ベストジーニストも一人のヒーローとして、シ柄木に挑むのである。

ミルコ/兎山 ルミ(うさぎやま)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/28巻引用

・概要

No.5ヒーロー。

感情的で思い立ったら行動してしまうタイプである。

“個性”は「兎」で兎っぽい事を兎以上に出来る。

超解放戦線では、氏子(殻木)を捕まえるべく、

得意な身のこなしで“一人” 先に蛇腔病院の奥へ突入していった。

そこでは、5体のハイエンドと交戦することになり、

手足が捥がれながらも奮闘することになった。

その成果もあり、無事 氏子(殻木)は逮捕された。

第二次決戦では、

手足を義手と義足で補い、戦いに参加する事になる。

エッジショット/紙原 伸也(かみはら しんや)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/20巻引用

・概要

No.4ヒーロー。

“個性”は「紙肢(しし)」であり、身体を薄く細く引き伸ばせる。

私生活は謎に包まれているそうだが、

そのせいもあってか、

プライベートの描写も特になく記述通り 謎が多い。

神野事件では、速攻で黒霧を気絶させ、活躍していた。

第二次決戦では、vsシ柄木に参加する。

爆豪 勝己(ばくごう かつき)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/7巻引用

・概要

主人公の緑谷出久と家が近所で、

よく一緒に遊んだ幼馴染の仲である。

才能の塊であり、

幼少期から何でも出来た爆豪は自然と傲慢な性格になっていった。

その中では、何も出来ない緑谷を“木偶の坊”と掛けて“デク”と蔑称したりした。

中学では、

緑谷のヒーローノートを爆破させたりと結構 酷い事をしている。

しかし、一人で無理をする緑谷を連れ戻す事になった、

1-A組 総員の奪還作戦では、

爆豪から謝罪の言葉が贈られた。

爆豪曰く、

後ろにいるハズの緑谷が先にいるような気がして、

劣等感から優位に立とうとして虐めていたのだと言う。

そして、雄英に入ってからは、

より一層 自分の弱さと、緑谷の強さが目立つようになり、

思い通りに行くことなど何一つなかったとも話された。

そうして「今までごめん」と謝った。

これにて緑谷の説得が完了し、無事に雄英高校に連れ戻すに至った。

今では人々を「救けて勝つ」事を新たな志を持つ爆豪だが、

そんな爆豪が挑むは、

最強候補のシ柄木戦である。

果たして無事に帰還することが出来るのか。

目が離せない展開が待っている。

通形ミリオ(とおがた)

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/17巻引用

・概要

雄英高校の3年、BIG3の一人。

相澤曰く、No.1に最も近い男。

“個性”は「透過」であり、あらゆるものをすり抜ける。

vs1年A組では、轟と爆豪を除いた1vs18を相手に勝利してみせた。

一見、強“個性”に思えた「透過」だが、

その実態は、

体内にある空気や光までもすり抜けていくため、使い勝手は悪いと言う。

通形ミリオは独自の訓練を重ね、強“個性”に仕上げていたのだった。

本編では、緑谷のインターン先となるサー・ナイトアイに緑谷を紹介したり、

vsシ穢八斎會では、

エリを守りながら八斎衆やオーバーホールらと一人で奮闘した。

なお、ここでは個性消失弾を受けるが、

これも後のエリの活躍によって戻されている。

こうして舞い戻った無敵の男は、

第二次決戦で、シ柄木と戦う事になる。

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見所

ここからは個人的に面白いと思った見所を3つだけ紹介していきます!(他にもいっぱいあります)

轟vs荼毘

本巻の最初の見所はやはり、焦凍vs荼毘ですね!

荼毘を助けたい焦凍と。

そんな焦凍を焼き尽くしたい荼毘…

開幕は、荼毘が速攻を仕掛け、

赫灼熱拳で熱を極限まで高めてからヘルスパイダーを繰り出し、

その隙に焦凍の背後へ回り、

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

連打を加えてからのジェットバーンで吹き飛ばす形となりました。

周囲には、エンデヴァー事務所のサイドキックのバーニン、キドウ、オニマーや飯田も居たんですが、

もう…速すぎてついて来れてないって感じでした……

一方の轟ですが、

なんと!

ここで新技を披露してくれます!

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

それが、

赫灼熱拳 “燐”。

これで、直撃したかのように見えた、荼毘の攻撃を防いでいたのです。

“燐”とは何なのか?

簡単に言えば、

従来の赫灼熱拳に母・冷の個性の半冷を足したような技です。

そもそも赫灼熱拳とは、自身の熱を極限まで高める行為で、

「必殺技 赫灼熱拳 自身の熱を極限まで高め 溜める状態 又 放出するもの 若きエンデヴァーが到達した火の極地」堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

エンデヴァーの場合は、

この状態にになると胸にクロスができたりします。

そして、轟ですが…

何とこれに“半冷”も加えた事で、冷たい炎のようなモードを獲得したんですね…!

それが“燐”。

その状態で繰り出す技は、

炎のようにうねる氷が放出されるのですが、

もうあまりにもカッコイイ…

上鳴曰く、触っても熱くないって事だったので、

恐らく温度の低い炎という感じなのかもしれません。

というより、2000℃まで高められた荼毘の炎を冷ませる点を考えたら、

低い温度というよりは、―〇〇℃って感じなのかもしれませんが…(笑)

こちらはもう描写が神秘的すぎて、

アニメ化が楽しみで仕方ありませんね(笑)

そして、この“燐”を駆使した轟(焦凍)は、

荼毘の熱に耐える耐性+その炎を冷ませるだけの力を手にする事になるので、

もう最強状態になります…!!

荼毘ではもう撃退は敵わないという感じです。

そして…最後は…

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

「大氷海嘯(だいひょうかいしょう)」という大技を荼毘に直撃させています。

荼毘の後ろにまで拡散された白い霧を見るに、

相当な威力のある技だと分かりますが、

燃える荼毘を止めたいという想いが強くあるからこそ、

氷がメインになったとも感じさせます。

それだけ、想いが乗っかった攻撃だったワケですね。

もうね…お見事!って感じでしたね(笑)

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オール・フォー・ワンvsエンデヴァー&ホークス&耳郎&常闇

続いての見所はvsオール・フォー・ワンです。

オール・フォー・ワンは現状だと、

自分の“個性”の模造品を扱っているという状況なので、

vsオールマイト戦よりは劣化しているのかもしれませんが、

しかしながらその実力はオールマイトにも引けを劣らない実力者である事に変わりはありません。

それだけの強敵です。

対するは、No.1ヒーローとNo.2ヒーローの二人。

少数精鋭で仕掛けるのは、“個性”の奪取を懸念しての事だそうです。

実際、個性を奪われたり、人質を取られては元も子もないので、懸命な判断だったと思えます。

そして、開幕は…

エンデヴァーのヘルカーテンからの、

炎の奥からホークスが羽を利用した攻撃が繰り出されました。

これはオール・フォー・ワンに普通に交わされてしまいますが、

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

その後はエンデヴァーが、

高火力の「バニシングフィスト」で連撃を仕掛けていきます。

一見、優勢に見える戦いでしたが…

しかし…!!

ここからオール・フォー・ワンが得意とする心理戦が披露されます。

これはオールマイト戦でも見られた手口で、

相手を挑発して怒らせて、“隙”を突くやり方です。

この事はグラントリノからも注意されています。

グラントリノ「六年前と同じだ!落ち着け!!そうやって挑発に乗って!奴を生け捕り損ねた!!腹に穴を開けられた!!おまえのダメなトコだ!奴と言葉を交わすな!」堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/11巻引用

因みにこの時オール・フォー・ワンは、

“志村菜奈のシに様が実にみっともなかった”

と言ってオールマイトの感情を逆なでしていました。

で、この戦法ですが…

エンデヴァーにガン刺さりする事になります。

オール・フォー・ワンは、

以前からエンデヴァーの強い執着心に目を付けていたと話すと、

次に“燈矢の遺体が見つからなかったろ”

と言って、エンデヴァーを挑発をして見せました。

これにはモノの見事にエンデヴァーがブチ切れてしまう形になります。

つまり、燈矢が焼シしたと思われたあの日、

体を攫ったのは“私だ”と伝えた訳です。

これが原因で“荼毘”になったワケでもないですが、ただオール・フォー・ワンが加担したことに変わりはないので、

短気なエンデヴァーは怒ってしまったという流れです。

結果。

これで“隙”が生まれ、

エンデヴァーは腹部を切り裂かれ、そのまま墜落してしまいます。

どんな形であれ、オール・フォー・ワンからすれば作戦成功という具合です。

更に、連携を失ったホークスも大ピンチとなり、

「あ、シぬ」

という展開まで来てしまいます。

が!!

ここでまさかの!!

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

常闇と耳郎が助っ人参戦してくれます!!

そうして、ホークスを守ってくれました。

これがなかったらNo.1ヒーローとNo.2ヒーローはやられていた事でしょう……

ここからは、ホークス&常闇&耳郎の連携によって、

オール・フォー・ワンのマスクに一太刀浴びせる事に成功し、

マスクの一部を割る事になります。

そして、実はオール・フォー・ワンのマスクは、生命維持装置であって、

ホークス「AFOには明確な弱点がある 生命時装置(マスク)です」

ホークス「外したままで活動する事は出来ない」堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

それを破壊さえすれば勝機は見えるという流れでした。

この後、

常闇が終焉(ラグナロク)「儚(ぼう)」を更に決めるのですが、

これにてマスは完全に破壊されます。

そして更に!!

ここに墜落したエンデヴァーが参戦となります。

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

エンデヴァーは、

オール・フォー・ワンの攻撃で、右腕が引きちぎらながらも、

その勢いのまま突っ込んでいき、

そして、失った右手を炎で具現化し攻撃してみせました。

更にもう一度、右手を炎で具現化すると、

右腕による「ジェットバーン」でオール・フォー・ワンを叩起き落としてみせました。

次に、エンデヴァーは急接近し、

今後は、左腕で引きずり回した後に、

空中で“プロミネンスバーン”を展開。

そうして、怒涛の勢いで、オール・フォー・ワンを丸焦げにするのでした。

これにはエンデヴァーも流石に“シんだ”と思うのでした。

が……

そう簡単に倒れるハズもありませんでした。

オール・フォー・ワンはまだ隠し玉があったのです。

不敵な笑みを見せたオール・フォー・ワンでしたが、

ここで一旦 戦いは終了となっています。

続きは次巻という感じですね。

そして…

vsオール・フォー・ワンの結果だけ見ると、

エンデヴァーは右手を失に、

ホークスも羽が万全でない状態となっているので

このまま援軍が来ないとオール・フォー・ワン戦はマジでヤバいって状態となっています。

下手したら、常闇と耳郎までもがやられる可能性があります。

ここから一体どんな戦いが繰り広げられるのか…

すぐにでも次巻を読みたい所ですね(笑)

⇒【スピナーvs障子&口田が熱い!!
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死柄木vs爆豪&BIG3&ベストジーニスト&ミルコ&エッジショット

最後の見所が、大本命のシ柄木戦…!

こちらは、対シ柄木用に、

空中都市を作っての準備万端での戦いでしたが、

唯一の誤算が緑谷がトガに連れ去られた事でした。

故に、この戦いは、

爆豪、波動、天喰、ベストジーニスト、ミルコ、エッジショットの6人で、

緑谷が来るまで耐えるという流れとなっています。

シ柄木の攻撃は割とシンプルで、

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

身体を成長させて伸縮する手を伸ばしての広範囲攻撃がメインだったのですが、

これにヒーローらが悪戦苦闘をしているという感じでした。

更に本体のシ柄木は、

物間のコピーした「抹消」により、“個性”は発動できませんが、

しかし、その身体能力はオールマイト級で、

撃退をより困難にしていました。

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

そんな中、

まずは爆豪が新技の「ハウザーインパクト クラスター」という大技を叩き込みます。

もうヤベーくらいの威力だったんですが、

これがなんと…

まさの、片腕で止められるという最悪の事態になってしまいます。

シ柄木が強すぎるんですよね…

これをミルコとベストジーニストらが接近して助けに向かいますが、

これをシ柄木が、

肥大化した腕でブンッとひと振りして、

爆豪ごと全員がブッ飛ばしてしまいます。

絶望的な状況が続く、シ柄木戦ですが、

ここで加勢に入ったのがBIG3でした。

激熱展開となるのですが、

特筆すべきは天喰が繰り出した大技です。

天喰の個性は「再現」であり、食べたモノを身体に再現できるのですが、

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

天喰は実に、

約51個にも及ぶ生物や植物らを再現した大砲を生成します。

文字が見える奴だけでも、

・ゼブラタランチャラ
・ドラゴンフルーツ
・タカアシボガニ
・ホンシュウジカ
・アメリカアリゲーター
・リュウキュウイノシシ
・スイギュウ
・トラフグ
・孟宗竹
・イセエビ
・落花生
・イナゴ
・ニホンスッポン
・甘藷
・ミネフジツボ
・ハリセンボン
・ジャックフルーツ
・テッポウエビ

などなど。

18の食べ物が確認できますが、

実際はこれの3倍近いモノを食べていたでしょう(隠れた食べ物を予想するに)…!!

まさに大技中の大技です。

しかもここの波動のねじれのエネルギーも加わっているので、

更にヤバい(笑)

こちらはシ柄木に直撃しますが……

しかし…!!!!!

シ柄木が強いぃぃい~!!!

全く意に介さない姿勢を見せてきます(笑)

シ柄木「考えてみろ…!全盛期のオールマイトがシぬかあ?こんなもので……!」堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

もうね…

緑谷 早く来てくれ…

って感じでしたね…

で…

ここからは爆豪が一矢報いる展開になるのですが、

その先でもっとヤバい事になってしまいます……

こちらはぜひご自身の眼でご確認頂きたいので、

まだ見ていない方は一見あれです!!

⇒【超解放戦線の死亡者一覧
⇒【荼毘とAFOの覚醒がエグイ!!

感想

はい!という事で、

全体的な感想ですが、もう…

常時に大迫力!大バトル!総勢力!

って感じでもう…

「ヒロアカ」の集大成って感じの戦いになっていますね…!

また、戦いの中で光るそれぞれのキャラクター達の想いもあって、

目が離せない展開が続いています。

中でもエンデヴァーがオール・フォー・ワンにしつこさを指摘されて、

「そうだ俺はしつこい」

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

それが唯一の自分の原動力だった、

と吹っ切れて、

その負の想いを力に変えたシーンなんかはエンデヴァーっぽさがありました(笑)

ヒーローって普通は、

ポジティブな想いを力に変えるものだと思いますが、

そういう人生を生きてこなかったエンデヴァーは、

負の感情、ネガティブな活力を力に変えるしかないので、

その想いを全部 拳に乗せての鉄拳制裁という形だったワケです。

この時の炎を色にするなら、

黒く燃えていたのではないか?とさえ思えます。

他にも、耳郎がオール・フォー・ワンに対してブチぎれた時も、

耳郎「アンタのせいで友達が泣いてんだよ!!!」堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

と話すのですが、

想いが乗っていてグッとくるものがありました。

しかしながら、

“荼毘もオール・フォー・ワンもまだまだ隠し玉がある!”

という感じで終わっていたので、

まだまだ戦いは続きそうな雰囲気です。

言うたら、まだ第1Rが終わっただけで、

次から第2Rが始まる雰囲気があります。

一体 何ラウンドまで続くか分かりませんが、

この戦いで「ヒロアカ」が終わる事を考えると、

何ラウンドでも続いて欲しいという“思い”もありますよね…。

堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/36巻引用

という事で36巻は、

①荼毘vs轟⇒1R目終了(ヒーロー側勝利)⇒第2R

②オール・フォー・ワンvsエンデヴァー、ホークス、常闇、耳郎⇒1R目終了(ヒーロー側勝利)⇒第2R

大体こんな感じで進んでいて、そして、

③シ柄木vs爆豪、ベストジーニスト、ミルコ、エッジショット、通形、波動、天喰⇒シ柄木優勢(36巻終了時点)⇒?

シ柄木戦については、常にシ柄木が優勢のまま進んでいます。

爆豪の最後の描写なんかもう…目を隠したくなるような最後でした…

しかし!

まだ戦いは終わっていませんので!

次巻でどうなるかが見物です!

引き続き盛り上がる展開に期待です!!

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