この記事は講談社発行『週刊少年マガジン(2023/31号)』で連載中の「不滅のあなたへ」の173話(3)の感想を書いたものです。
本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい。
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前回は、不滅狩りらのタグチップを取り、中のノッカーをプチッと潰し、
フシが玉探しをして、結局 見つからず終了でした。
はたして、ここからどう盛り上がっていくのか?
では、感想を書いていきます!
⇒【“黒いの”のヤバい正体判明!!】
⇒【ノノの体を張った活躍が熱い!!】
カイバラ・サイバネティクスだ
アンディは不滅狩りの連中のボスに制裁を加えるべく拳を振り下ろした。
地面にめり込む不滅狩りのボス。
タグチップが取られているため、耐久性も落ちていたため、
その後のアンディの猛攻で壁に吹き飛ばされ圧死してしまうのだった。
その後、ラビット大尉から通信が入り、人形を取り戻せとミッションが追加された。
どうやら、カイバラのキミツ情報があるそうだ。
あの人形はカイバラのキミツ情報を持っている…
はい!
という訳で、
重要そうな流れとして、
人形が“カイバラの秘密情報”を持っているというお話になってきました。
そもそもミズハのクローンとされる人物のタグチップを首にぶら下げていた人形。
夢も見ないハズだが、たまに見る夢から「人間になりたい」という願望が湧きおこったり、
また、雲の上から落下する夢を見たり、
そして、ゴミ捨て場で目覚めた展開や、
「行かなきゃ」
と何かを伝えないといけない様子や、
何故か戦闘機能が備わった対敵も想定された設計である点や、
更に造りはカイバラ製である事などなど。
謎は多い状態ですが、ただ、これらを整理するに、
やはりミズハからフシらへ重要な事を伝えるべくして、
造られた存在なのではないか?
と思えるところ。
ミズハの最後の想いは、フシに良い世界を見せたいという事でしたが、
ミズハ「ノッカーを知ってる…一人として…あなたに気に入ってもらえる世界を作りたいなって 今日はこのまま出て行こうと思うの」大今良時先生/不滅のあなたへ/19巻引用
今の世界観を見るに、その想いはまるで叶っていません。
なお、守護団はミズノの代で解散となって
カイバラサイバネティクスが誕生したそうですが、
このミズハの想いを引き継いでいないカイバラサイバネティクス社は何なのか?
誰かに乗っ取られたと考えられますが、
その正体はミズハノッカーやミズハ父ノッカーなのでしょうか?
ハイロ「守護団にとって都合の悪い本は焚書され データ類も書き換えられた 俺たちが敵になるような歴史にね」大今良時先生/不滅のあなたへ/171話引用
現状はノッカーを使ったタグチップを使って人に埋め込んでいる訳ですが、
星5を手にした人間を社員に招いて何がしたいのか…
それでもなおフシを敬愛しているようですが…
なら、結局のところ最終目標はフシを手中に収めたいって事なのでしょうか?
そのために技術力を高めているのか?
不滅の人たちを指名手配しているってことは、
彼らは邪魔だと考えている訳ですが、
なぜ協力的な姿勢は見せられないのか。
現状は謎要素を散りばめまくって、かつ戦闘シーンもないので、
なんかこう…
謎解きゲームという感じになってますが、
読んでいる人的にはひたすら頭を抱えているだけの状態が続いています。
問題なのが、この謎にそこまで魅力を感じない点ですね。
結局、ミズハやユーキやミズハノッカーやミズハ父ノッカーの意向がどうなったかとか、
ミチの行方とか、
500年前の「現代編」で描いてきた事がもう全部 放ったらかしのまま物語が進んじゃってて、
その辺も消化不良な状態です。
“黒いの”の玉探しは中々ワクワク感がありますが、流石にまだ見つからないでしょうし、
もっとワクワクするような要素や展開が増えて欲しい限りですね。
ではでは、盛り上がっていく事に期待です!
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⇒【174話(1)で野良の男が仲間の可能性⁉】
⇒【173話(2)でタグチップの中がノッカーと判明!!】