この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ(2023/39号)』で連載中の「アオのハコ」の114話の感想を書いたものです。
※本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい※
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前回は、
・大喜、千夏との関係を雛に知らせる回想
・匡が雛の相談相手になる
・雛、大喜と友達関係に戻る事を決意
などの展開が描かれました。
雛回が2回連続で続きましたが、
次の章がどうなるか気になる所です。
では、感想を書いていきます!
⇒【夢佳の挫折の全貌が切なすぎる…】
⇒【大喜のチケット贈りが粋過ぎた!!】
あなたには 今 目標がありますか?
千鶴は体育館で部員から夢佳の彩昌が活躍をした話を聞かされていた。
もしかしたらIH予選で当たるかもとの事だった。
一方で菖蒲は、一年生大会でもうすぐ遊佐に会えるからと筋トレをしていた。
その傍らでは、大喜が針生と練習試合をしていた。
IH出場を獲得するためにも目指すは一年生大会での優勝である。
また、針生曰く、大喜は実力者だが、しかし、挑戦者の立場であるからして、
ウサギと亀で言う所の亀なのだと語りだした。
そして、ウサギと亀はウサギが調子に乗り亀に負ける話だが、
世の中にはサボらないウサギもいるのだと話し、
故に、大喜が勝つには亀じゃない何かに化ける必要がある言うのだった。
その夜、大喜は自室で自分の練習試合の動画を見ていた。
遊佐戦を考え、思考を巡らせていた。
そんな中、千夏から電話が入り、明日の大会に向けエールを送りたいと語られた。
千夏は大喜に壁に手を当てるよう指示した。
そして、大喜がそうした旨を伝えると「もういいよ」と言って最後に頑張ってと言い電話を切ったのだった。
大喜は壁越しにパワーを送ったのかなと手を眺めるのであった。
段々 千夏先輩のやることがわかってきたぞ
はい!
という訳で、
次章は一年生大会ってことで、大喜回となりそうですね。
またそれに伴って、
菖蒲がどう遊佐にアプローチしていくのかも見物となっています。
⇒【ハグの感想とおみくじで結ばれる伏線⁉】
⇒【千夏の憧れの存在ユメカ登場!!】
夢佳のインターハイ予選
冒頭では、
夢佳の彩昌が去年ベスト4だった三高に勝ったとの事で、
千夏と夢佳が当たる可能性が示唆されました。
夢佳は大喜のおかげでバスケ熱を取り戻し、
そして千夏からも
“ライバル”
と再び認定された訳ですが、
天才と呼ばれた頃のバスケ愛を取り戻せたのかもしれませんね。
本人からも、
夢佳「お父さん 私 パワー戻ってきたよ」三浦糀先生/アオのハコ/95話引用
と、語られましたが、
これは千夏と対決となる展開に期待です。
⇒【松岡が盛大にやらかす…】
⇒【大喜が告白しようとした⁉】
菖蒲と遊佐
続いて、
遊佐と会えると意気込む夢佳でしたが、
部員からどっちを応援するかと聞かれて彩には遊佐と言っていて、
芯がぶれない感じが菖蒲らしくて良かったですね(笑)
変に飾らず、自分の気持ちに率直で、見ていて気持ちが良いです。
そういう意味じゃ、
匡とのラインも出来てますが、ここが上手くいくかも怪しい所。
本人がイケメン好きなら、
“ナイナイ”
と言った匡を好きになる道理はなさそうです。
ただ、可能性を考えるなら、
“メガネを外したら結構イケメンだった”
というオチはあるかもしれませんね…(笑)
メガネのあるなしのイメージって大分変りますからね…
後は遊佐の好きなタイプも分かってないので、上手くいくかが未知数ですね…
個人的な感覚で言えば、
チャラい菖蒲と、勝負の世界に本気で身を投じている遊佐は合わない気がしていますが、
どうなるかに期待です。
⇒【雛の大喜の告白の返事が切ない…】
⇒【菖蒲の雛の励ましが最高!!】
大喜の優勝
そうして、最後は、
一年生大会の優勝に向け頑張る大喜と、
応援する千夏が描かれました。
千夏のエールの送り方が本当に純粋でかわいらしかったですが、
しかし、実際のところ、現実は厳しそうです。
結局、一年生内なら上位に入るレベルの大喜ですが、
遊佐は、一年生にしてプロ相手に勝った実績を持ちます。
プロに勝てる高校生と、一年生で上位の大喜とでは、雲泥の差があると言えます。
更には、遊佐はあの針生にも勝利していますし、
また、部員たち曰く、大喜が遊佐に勝てたのは、
遊佐が連戦続きで体力を消耗していたからとの事でもありました。
それが互いに万全を喫した状態での対戦となったら、まあ勝てない方が自然です。
因みになんですが、
この時の大喜は、
・雛の告白に対してどう動けばいいか分からない悩み
・IH出場に対して実力が足りていない悩み
・そんな自分が大会で負けて落ち込む千夏を励まそうとして何様だよと思う悩み
などの自分に対する不甲斐なさを感じている最中でした。
それで覚醒して、勝って、「前に進めてるよな」と、
精神的にちょっと安堵する形になったんですが、
“偶然生まれた勝利だったのかな?”
という印象が残っています。
「なぜ勝てたのか?」
を、考えてもあまりそれらしい回答が思い浮かびません。
なので、今回の針生の話にもあったように、
遊佐はサボらないウサギなのであって、
大喜はあくまで亀になる訳ですが、
まさに虎や鳥でも何でもいいから、
また化けないと勝つ可能性は限りなく低いんじゃないのかと思えます。
とはいっても、この覚醒もネガティブな悩みを多く持つ中で覚醒したので、
結局、謎です。
千夏曰く、来る日も頑張っていたからその成果が実った的な事を言ってましたが、
千夏「大喜くんはあぁ言ってたけど 私だって見てたんだよ 大喜くんも自分の引退試合の翌日 練習してたこと」
千夏「雨の日も」
千夏「風の日も」
千夏「どんな日も 歩みを止めなかったこと 私は知ってる」三浦糀先生/アオのハコ/7巻引用
その努力を惜しまない姿勢を貫く事で、また遊佐から勝ちをもぎ取れるのか?
これは本編でどうなるか見物ですね。
まあ…千夏の
千夏「IH行くって目標 一緒に行けるとしたら今年が最後だから」三浦糀先生/アオのハコ/111話引用
この発言を大事にするなら、ぜひ優勝して欲しい所ですが、
勝負事とそこの恋愛感情はまた別の話なのでね…
作者さんがどう表現していくかに注目ですね。
ではでは、114話の感想でした!
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⇒【115話で大喜が敗退の可能性⁉】
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⇒【大喜が告白しようとした⁉】
⇒【雛の大喜の告白の返事が切ない…】
⇒【菖蒲の雛の励ましが最高!!】