この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ(2023/40号)』で連載中の「アオのハコ」の115話の感想を書いたものです。
※本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい※
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前回は、
・夢佳が活躍、IH出場の可能性
・大喜、IH出場には一年大会を優勝しないといけない
・大喜が何かに化けないといけない話
・千夏が大喜にパワーを送る
などの展開が描かれました。
気になる一年大会の行方ですが、
大喜は結果を残せるのでしょうか?
では、感想を書いていきます!!
⇒【夢佳の挫折の全貌が切なすぎる…】
⇒【大喜のチケット贈りが粋過ぎた!!】
夏のIHシングル出場2枠
一年生大会当日となる。
大喜は考えを巡らせていた。
夏のIHシングルス出場は2枠。
有力視されてるのは針生と遊佐。
その枠に入るには最低でもこの一年生大会を優勝しないといけない。
しかし、その後、大喜が会場へ到着すると、海外遠征のため遊佐が辞退した事を耳にした。
周囲の大会優勝予想は、佐知川の望月となった。
その後、大喜は順調に1回戦、2回戦と勝ち進んだ。
そこでは岸と再会すると、岸にオーラの違いや強さの違いに驚かれた。
大喜はIH出場のため更に強くなる旨を語った。
そして、これを聞いていた望月が横で笑った。
望月は高望みをしていない現実思考の持ち主で、今大会も遊佐がいなくてラッキーだと語るのだった。
この発言に対し大喜は疑念を抱く。
そんなラッキー 何の意味があるんだよ
はい!
という訳で、
大喜メインの一年生大会編が始まりました。
千夏と共にIH優勝の夢を達成すなら、今年がラストチャンス。
最低でもIH出場はしたい所です。
そして、強敵は望月という選手となりましたが、大喜の天敵となりそうです。
⇒【ハグの感想とおみくじで結ばれる伏線⁉】
⇒【千夏の憧れの存在ユメカ登場!!】
遊佐辞退
まず冒頭では、
遊佐辞退の真相が語られました。
大喜の一年生大会優勝を描くなら、最大の障壁だったので、
個人的には、
「やっぱりまだ大喜は遊佐には勝てないんだな」
と思っちゃいましたね。
だから、退場させたのかな…と(笑)
実際、以前の大喜の勝利も、
周囲が言うように、
遊佐が連戦した後だったから勝てた、
ラッキーな勝利だったのでしょう。
遊佐は他にも1年生なのにプロ相手に勝ってますし、
栄明中学高等学校の2年たちも、自分らで勝てるか怪しまれる実力者です。
順番で言うなら、
大喜vs遊佐よりも、
それ以前に2年の西田にまずは勝たないといけませんよね。
大喜はまだ西田にも勝てていないっぽいですが、
それでは、遊佐に敵う道理はありません。
実は、西田は2年の中でもトップクラスらしいですが、
西田「残念だったな 大喜 この西田様に勝てば 優勝だったのに!」
大喜「俺 西先輩と相性悪いんだよな」
笠原「あの人も2年の中ではトップクラスだからな」三浦糀先生/アオのハコ/2巻引用
大喜と遊佐の差は結構デカそうです。
⇒【松岡が盛大にやらかす…】
⇒【大喜が告白しようとした⁉】
菖蒲と匡の絡み
また、中盤では、
菖蒲と匡の絡みも若干描かれました。
遊佐に会えなくて悲しむ菖蒲と、
そして、匡に優勝予想を聞く菖蒲が描かれましたが、
匡は
「俺も出場するんだけど」
と冷たい反応をしていました。
これを受けて菖蒲は悲しんでいましたが…
まあ…匡が西田みたいな陽気キャラなら、
「もちろん俺っしょ!!」
と返しても良い所なんですが、
匡はお堅い感じなので、
変な会話になりましたね(笑)
或いは、匡が選手としてのやる気や緊張感が高まっていたから、
それを察せずにヘンテコな質問をした菖蒲が悪いんでしょうか…(笑)
何せよ、この2人の相性はやはり微妙だと思えます(笑)
今後とも、すれ違いの多い会話が続きそうでした。
⇒【雛の大喜の告白の返事が切ない…】
⇒【菖蒲の雛の励ましが最高!!】
望月という男
で、今回のメインは、
この優勝候補の望月の存在でした。
この望月に大喜が勝てないようじゃ、IH出場は夢のまた夢となりますが、
この望月が一筋縄では行かなさそうです。
性格としては、
高望みはしていなくて、
今回の大会も遊佐がいなくてラッキーと、楽観的な人物でした。
本気でIH出場を目指す大喜からすれば彼の心境を知る由はありませんが、
ただ、仮に大喜の実力が敵っていなく、それでもIH出場を夢見ているなら、
そういう意味では望月の方が現実が見れているので、
バカにも出来ません。
本当に大喜がこの望月も勝てないなら、笑われて終了ですし、
努力より才能の世界だったという事になってきます。
で、現状の大喜ですが、
今大会では針生いわく化ける必要があると言われていて、
針生「そんな俺らに勝つには亀じゃない 何かに化ける必要があるかもな」三浦糀先生/アオのハコ/114話引用
このままでは良くないことが仄めかされています。
つまり、この望月の事すらも理解してあげないと前へは進めない可能性があります。
結局のところ、このバドミントンは、1vs1の心理戦となるスポーツ競技です。
相手を理解せずして打ち負かそうなんて、そんな甘い世界でもないでしょう。
望月は努力家の大喜とは正反対の性格ですが、
その性格はどちらかというと遊佐にも似る所があります。
モブ「遊佐!またこんな所で寝て!」
遊佐「優しい人って バドに向かないんだよな」三浦糀先生/アオのハコ/3巻引用
そもそも優勝候補と謳われてるだけあって、望月の強さは本物でしょう。
この戦いで大喜が遊佐攻略へのキッカケを知る事になれば、進展もありそうですが、
どうなるかに期待です。
それが、遊佐みたく、時には力を抜いてリラックスすることも実は大切だと知る事になるのか?
気張りすぎててはダメで、スイッチの切り替えが大切って事なのか、
どう表現されるかは分かりませんが、
何せよ大喜の覚醒展開に期待ですね。
ではでは115話の感想でした!
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