この記事は講談社発行『週刊少年マガジン(2023/40号)』で連載中の「彼女、お借りします」の297話の感想を書いたものです。
本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい。
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前回は、
・晴美と千鶴の和也が子供である話
・子供と同じ目線に立てる和也が子供を救っている話
・千鶴がまた来たいという話
・和也、海の件が吹っ切れる
などの展開が描かれました。
今回からまた違うストーリーが開幕となりそうですが、
どんな展開となるのか楽しみです。
では、感想を書いていきます!
⇒【なんでも券はいつ使われる⁉】
⇒【和也と千鶴が結ばれない伏線あり⁉】
むぅ…
翌朝となり、千鶴は台所でネギをトントンと切っていた。
が、つんとした顔となり、何か思い悩んでいる様だった。
その後、和也も起床し歯磨きを理由に「おはよ」と挨拶をしに行った。
これには千鶴がビックリしたのか、たじろぎながら「おはよ」と返した。
千鶴の様子に、和也は多少の違和感を感じる。
その後、和也が歯嚙みをする中、千鶴はひたすらにネギを切っていた。
あまりにも長いため、流石に和也が「長くないか?」とツッコミを入れたが、
千鶴は「別に」と言い、ネギをパックにしまうと、
和也をひと睨みし、その場を去って行った。
また、学校で会う2人だったが、千鶴は目も合わせてくれなかった。
夜となり、和也は千鶴が怒っているのではないかと考えていた。
廊下ではバッタリと遭遇となり、千鶴がじ~っと和也を見つめてきた。
そして、見つめに見つめ、見つめ終えると、何でもないと言って、
結局 その場を去っていくのだった。
ごめん 何でもない お風呂 沸いてる
はい!
という訳で、
冒頭の千鶴が和也の笑顔を回想する描写からして、
恋に悩む千鶴の様子が描かれたような回でしたが、
まだそれを受け入れたくないって感じなのか?
或いは吟味中って感じなのか、
驚いたり、キレたり、じっと見つめるという色んな様子が描かれましたね(笑)
そして、鈍感な和也は怒っていると勘違いする始末でした…
⇒【千鶴と和也の共同生活がガチガチな件】
⇒【麻美が和也を好きになった節アリ⁉】
しゃくれる千鶴
冒頭では、和也の笑顔を回想し、しゃくれる千鶴が描かれましたが、
好きな相手の事を考えているなら、
普通はちょっと“はにかみ”そうな場面です。
が、逆に“つん”とした千鶴はその想いを拒否しているのであって、
まだ完全に恋を受け入れられない状態ではないかと思えます。
ただ、和也の事を気にしているのは事実なので、
その後の台所では、
本人が登場して動揺したんだろうなって感じでした。
しかも、
保育園での笑顔の和也を事を思い出したくないからなのか?
顔を見ないようにしていたのが余計に面白いです(笑)
最後は「チッ」と言わんばかりの睨みを利かせ、その場を出ていきましたが、
まだまだ本心に抗っているような雰囲気でしたね…
鍋の火も消し忘れてましたが、
このままだと、なんかハプニングが起こりそうです(笑)
⇒【千鶴は現状キス待ちか⁉】
⇒【調査編は和也からのキスで終幕⁉】
じ~っと見つめる
そして、終盤の方では、
覚悟を決めたのか、
和也をひたすらじっと見つめる千鶴が描かれました。
どういう心境だったんだろう?って事なんですが、
ひと目惚れをすると、長いこと相手を見てしまうと言われます。
パッと見て、「興味ない」なら、せいぜい顔を見ても1、2秒 見てそらすくらいの感じになるでしょうか?
一方で、「かわいい…っ」とか「カッコイイ…っ」と思った人が居た場合には、
「うお…!」となるので、じ~っと見ちゃって5秒以上は過ぎるものです。
そして、見られてる方も大抵は気付くので、
「あっもしかして好意がある?」と思うものです。
が、和也の場合は朝に睨まれた事もあって、
「キレてるのではないか?」
と考えてしまっていましたね…(笑)
つまり、普通なら「好意がある?」と考える場面なんですが、
こういった所でも、
2人の恋愛確定ルートを引き離すのは、流石「彼女、お借りします」って感じでした…(笑)
つまるところ、じっと見るシーンは、
今更ひとめ惚れする事もないので、そうなると、
千鶴が和也を吟味していたシーンだと思えますが、
どうでしょう…?
「コイツ、本当にあの保育園編で眩しい笑顔をしていた男なのか…?」
とかって思っていたのやもしれません……(笑)
或いはあの時の和也にひとめ惚れをした時の同じ錯覚に陥っていたのかも…ですね。
何しても、
冒頭の和也の笑顔を回想するシーンからして、
そのくらいあの時の和也は素敵で、
今の和也とは別人に見えていたために、
その精査をしていたんだと思えました。
そういう意味じゃ、
あの保育園編は、千鶴に効果アリなのであって、
確実に恋に自覚するルートが進んでいる印象も受けますね。
なお、この動揺する素振りは、
千鶴を好きな和也が良く取る行動なので、
互いに自覚しあったら、似た者同士みたいな感じになって、
言葉に詰まりまくる謎のデレデレカップルになる展開も来るかもしれないですね…
そしたら、大分カオス…ですね(笑)
⇒【なんでも券はいつ使われる⁉】
⇒【和也と千鶴が結ばれない伏線あり⁉】
調査編
気になるのは今後の調査編の展開ですが、
恐らく、
“千鶴が和也を試す行動が増える”
のではないかと思われます。
保育園編で見せた、
「けん玉や射的をもう一度やってみせて」
と言うやもしれませんし、
それは保育園にまた行きたいと言った千鶴からすれば、
苦手な子供を克服するという理由にもなって、好意を悟られる心配もなくなります。
その場合、本当は、子供好きな和也に近づきたいだけでなんでしょうがね…(笑)
後は、結局 出かけたけど、
公園でおしまいになったお詫びと言って再デート編とかも良さそうです。
その時にスカートを履いてたらまた八重森が後ろでニヤニヤしている事でしょう……。
展開は色々と起こり得ますが、
残された同居生活の2週間で更なる進捗がある事に期待ですね。
因みに海にコクられたこともあって、
海「正直嫉妬しちゃうな バーベキューでの事もあるし 俺はちづるちゃんが好き」宮島礼吏先生/彼女、お借りします/288話引用
それをフル理由としても、
「和也を好きになったみたい」的な事を言うのではないかと、
一つ予想しています。
その為の調査編って感じです。
ではでは、引き続き動揺し出した千鶴のアプローチに注目です!
297話の感想でした!
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⇒【298話で和也が嘘をつく⁉】
⇒【296話で千鶴が惚れ直した⁉】
⇒【和也と千鶴が結ばれない伏線あり⁉】
⇒【千鶴と和也の共同生活がガチガチな件】
⇒【麻美が和也を好きになった節アリ⁉】
⇒【千鶴は現状キス待ちか⁉】
⇒【調査編は和也からのキスで終幕⁉】