この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ(2023/41号)』で連載中の「アオのハコ」の116話の感想を書いたものです。
※本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい※
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前回は、
・1年生大会開幕
・IH枠狙うには最低でも優勝
・遊佐、海外遠征のため辞退
・優勝候補者“望月”登場(大喜と真逆の性格)
などの展開が描かれました。
はたして、大喜は優勝できるのか?
では、感想を書いていきます!
⇒【夢佳の挫折の全貌が切なすぎる…】
⇒【大喜のチケット贈りが粋過ぎた!!】
ぐぐぐぐ
大喜が試合表を見ると、望月とは準決勝で当たる事になっていた。
一方、菖蒲は笠原が気を悪くしたと思い、優勝予想を聞いた件について謝りにいっていた。
笠原は気にしていなかったと返し、また大喜みたいに口に出せる人は偉いよなと話をした。
が、内心では自分も勝つ気でいると続けた。
菖蒲は頑張ってる人は皆カッコイイと言うと、「ファイト!」と応援の言葉を送り退散した。
その後、大喜は望月が佐知川高校の人と対話しているのを発見する。
望月は夢を口にするのは良いが、兵藤や遊佐という圧倒的強者がいる自分らからすれば、
そういった発言は彼らに失礼に当たるから出来ないと話していた。
そして、望月vs大喜の試合となった。
大喜は自分が身の程知らずだと思った事はあるが、
それが自分を下げる理由にはならないからと戦いに献身していた。
俺は負けるわけにはいかない
はい!
という訳で、ちょい進んだって感じで、
大喜vs望月における心理描写がメインでした。
2人の戦いは準決勝ですが、
実質ここが決勝みたいな所でしょうか。
これにて、IH出場を獲得できるのか見物です。
⇒【ハグの感想とおみくじで結ばれる伏線⁉】
⇒【千夏の憧れの存在ユメカ登場!!】
菖蒲x笠原
冒頭の方では、
菖蒲と笠原のやり取りが再度描かれていました。
前回、菖蒲が選手の笠原に優勝予想選手を聞いて、
笠原がそれで「俺も出るのにそれ俺に聞く?」みたいな冷たい態度を取っていたんですが、
今回はその件について菖蒲が謝りに言っていましたね。
こればかりは「菖蒲偉いな」と思っちゃいましたね(笑)
普通は、
「なんなんアイツ」
となって、終わりそうな会話です。
この2関係は素直じゃない笠原と、何でも口にする菖蒲という構図という気がしますが、
このまま行くと、笠原が菖蒲に恋しそうな気もしてきました。
なんか、菖蒲の方が精神的に大人ですよね。
今後この2人の進展にも期待ですが、仮に成就するにてもまだまだ先は通そうです。
⇒【松岡が盛大にやらかす…】
⇒【大喜が告白しようとした⁉】
笑われ者の大喜
中盤以降は、
望月の心理描写がメインでした。
結局、望月は、
先輩に兵藤や同級生の遊佐という圧倒的な人がいて、
その2人を間近で見ている訳ですが、
その2人がIH優勝を狙って本気で頑張っているんだから、
「凡人である自分が勝てる道理はない」
って感じで、悲観的な考え方をしている人でした。
これは実際に、No.1とかを目指した場合に壁にぶつかった経験がある人からしたら、
分からなくもない話です。
全国に行けばビックリするぐらいのヤベー奴がいますから。
それを、優勝候補者でもない大喜という無名の奴が「IH出場」を語っているのを見たら、
笑っちゃうのも分かります。
そして、これを聞いてた大喜ですが、ここからは覚醒展開となりそうでした。
⇒【雛の大喜の告白の返事が切ない…】
⇒【菖蒲の雛の励ましが最高!!】
IHに行きたいという気持ち
終盤は、
望月の考えを受け入れつつも、
しかしそれでもなお前進する大喜の様子が描かれていました。
実は大喜も一度は、IHを諦めようとした人です。
しかし、千夏に励まされた形で、気を持ち直していました。
結果、それで遊佐にも勝ったので、頑張りの成果は報われていると言えます。
因みにこの時の大喜は兵藤からもアドバイスをされた事があったのですが、
大喜「キツイ…いつもの練習とレベルが違う…」
兵藤「君さ 余裕なくなると力む癖あるよね」
兵藤「打つ直前 右肘 引いちゃってたよ」
兵藤「俺はこのままだと来年のIH2枠針生と遊佐に決まりだと思うけど どう思う?」
大喜「俺もそう思います」
大喜「今は2人に 全然 敵わないけど追う方が頑張れるタイプなので」
兵藤「それでもかなり難しいと思うけど 追われてる奴らは 努力の仕方を知ってるから先にいる訳で けど 俺は大穴が勝ちをさらう展開が 好きなんだよなぁ」三浦糀先生/アオのハコ/4巻引用
兵藤は、
大穴展開が好きな人で、
なんだかんだ大喜みたいな人を応援していると言っていました。
そういう意味じゃ、
望月が尊敬する兵藤が応援しているのは、
悲観的な望月よりも、
ひたむきに頑張る大喜。
なので、結局のところ、気持ちが折れそうになっても、
その度に逆境の精神で立ち上がれる大喜が最強なんです。
今回の話からしても、
「IHに行きたい」という感覚を忘れている望月ですが、
これは、大喜との試合を経て、
その気持ちを思い出させられる事になりそうです。
そうであれば、
望月が大喜を認める形となる、気持ちのいい勝利で飾られる事になります。
西田から言わせても大喜はカメではなく、イノシシらしいですが、
千夏とのIH同時優勝を達成させられるのか、
今後とも見物ですね。
では、引き続き「アオのハコ」を楽しめたらと思います。
116話の感想でした!
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