この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ』で連載中の「ワンピース」の21巻~30巻の感想を書いたものです。
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今更ながらワンピースを最初から読み出した者の、神回3つ選となっています。
良かったらお読みになってください。
なお、伏線&考察要素もまとめていきます(項目から飛べます)。
では、早速キャラ紹介も交えながら感想を書いていきます!
⇒【11巻~20巻の伏線まとめ!!】
⇒【ナミの正式加入編が感動!!】
目次
キャラ紹介
本記事で紹介するキャラクーたち6名の概要です。
モンキー・D・ルフィ
・概要
本作の主人公。
シャンクスから命を懸ける程の覚悟と仲間を大切にする心を学んだ。
海賊王を夢見るが、大海賊のシャンクスを超える事も一つの目標である。
そんなルフィが仲間に加えるのは、必ず良心や良識のある人間である。
ゾロの場合は、
ゾロがヘルメッポに踏みつけられたリカのおにぎりを食べる様を見て、
その人間性の高さを気に入って、仲間に勧誘した。
ウソップはカヤを元気づけるために嘘話を1年していたが、その心意気を偉いと認めていた。
ナミの場合は、
事情こそは聞きはしなかったが、アーロン戦の最中でナミの心情を悟っていた。
そうしてアーロンパークそのものを破壊した。
海上レストラン「バラティ」に訪れた際には、
サンジが隠れてギンに飯を食べさる様を見てその人柄の良さを認めていた。
ドラム王国編では、
ヒルルクの海賊旗をシ守していたチョッパーを仲間と認め、
ワポルを撃退した後に仲間に勧誘した。
そして、次の冒険となるアバラスタ編では、
今度はビビの為に打倒クロコダイルを目指す事になる。
⇒【覇国が最高にカッコイイ!!】
⇒【ヒルルクの最期が泣ける!!】
ネフェルタリ・ビビ
・概要
初登場は『バロックワークス』の「ミス・ウェンズデー」として登場した。
だが、その正体はアラバスタ王国の王女であり、
クロコダイルのアラバスタ王国乗っ取りを阻止しようとしていた。
ウイスキーピークでは、イガラムの必死の懇願もあり、
麦わら一味同行の共、自国へ帰る事となった。
なお本国では既にクロコダイルの陰謀により、
国の人々約100万人、
『国王軍約60万人』と『反乱軍約40万人』が暴動を起こす目前であり国の崩壊が近づいていた。
そして、アラバスタに着いて以降は、
カルーを遣わせ国王コブラ宛てにクロコダイルの陰謀を知らせたが、
その情報が反乱軍のリーダーであるコーザに行き届く事はなかった。
故に、暴動が止まる事はなかった。
また、道中では、
ルフィと殴り合いの喧嘩にもなった。
それは、反乱軍を止めた所で、
クロコダイル本人が止まる事は無いだろうと揉めての事だった。
ビビは誰もシなず誰も傷つかなければそれで良いと思っていたが、ルフィからするとその考えは甘く、
戦いとなればシ人は出ると言うのだ。
更にルフィから言わせれば、ならなぜビビ本人は命を賭けているのだと、追及されたのである。
最終的には、「仲間なんだから、自分たちの命くらい一緒に賭けてみろ」という言葉に感化される事となった。
こうして、ビビはルフィ達をクロコダイル討伐へ赴くことになったのだった。
⇒【1巻~10巻の伏線まとめ!!】
⇒【ルフィが学んだシャンクスの偉大さ!!】
クロコダイル
・概要
“王下七武海”の海賊。
懸賞金は元は8100万ベリーであり、2000万のアーロンの4倍を超す額を誇る。
なお、最終目的は、
アラバスタ王国を軍事国家として築き、世界政府を超える軍事力を手にする事である。
そのためには島一つを消し飛ばせるという古代兵器プルトンの 入手が必須であった。
故に、クロコダイルはアラバスタ王国の乗っ取りを目論んだのである。
また、スモーカー曰く、クロコダイルは頭のキレる海賊との事だが、
実際、アラバスタ王国の乗っ取りは綿密な計画が立てられていた。
計画は実に4年がかりであり、
社員集めに始まり、
“ダンスパウダー”の製造とその製造に必要な“銀”を購入するための資金集め、
町の破壊工作、
国民の不満を煽る演出や国王の信頼を落とすための策略など、
色んな手が講じられた。
その過程で結成したバロックワークスという秘密犯罪会社内では自身をMr.0と名乗り、
総勢2000人の組員達を働かせたりもした。
また、その過程で王族や善良な市民は皆ゴロしにするつもりであったために、
宮殿前の時計台には直系5kmを吹き飛ばす爆弾も設置された。
本編ではルフィ率いる麦ら一味と、ビビらがその計画を阻止すべく、立ち向かう事となる。
⇒【ウソップの別れが感動!!】
⇒【サンジの男の別れが涙もの!!】
シャンクス
・概要
大海賊の一人。
近海の主に襲われるルフィを救い、腕を一本失った。
ルフィの目標そのものであり、ルフィに男の偉大さを教えた人物でもある。
作者曰く、船員(クルー)には、
「ワンピース内」でもIQが高い副船長のベン・ベックマンや、肉を食べる姿が特徴的なラッキー・ルウや、
ウソップの父であるヤソップが在籍している。
本編では白ひげとの接触を謀る事になる。
⇒【11巻~20巻の伏線まとめ!!】
⇒【ナミの正式加入編が感動!!】
エドワード・ニューゲート
・概要
世界最強の男、大海賊の一人。
エース曰く、自身の誇りであり、最高の海賊である。
また、バギーが言うには、
“海賊王”ロジャーという唯一互角に戦った伝説の“怪物”であり、
“ひと繋ぎの大秘宝(ワンピース)”に最も近い男との事だ。
なお、仲間のシを絶対に許さない男であり、白ひげの海賊団に手を出す事は海賊界隈ではご法度となっている。
⇒【覇国が最高にカッコイイ!!】
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マーシャル・D・ティーチ
・概要
黒ひげ海賊団の船長。
しかし、元は白ひげ海賊団の二番隊隊長エースの部下であり、
仲間ゴロしの重罪を犯し船から逃げ出した。
これをエースが追っている。
なお、道中ではドラム王国を滅ぼし、モックタウンではルフィとも出会った。
なお、チェリーパイとドリンクの味の評価はルフィと正反対に別れた。
また、夢追い人であり、“空島”を目指すルフィ達をバカにすることもなかった。
むしろ「人の夢は終わらねェ」と店の前で叫んでいた程だった。
そして、1億ベリーのルフィの首を狙って船を出発させたが、
“空島”へ向かう為の“突き上げる海流(ノックアップストリーム)”に行く手を阻まれてしまうのだった。
⇒【1巻~10巻の伏線まとめ!!】
⇒【ルフィが学んだシャンクスの偉大さ!!】
神回3選
では個人的に21巻~30巻までで神回だと思ったシーンを3つ選出していきます!
ルフィvsクロコダイル(209話)
まず上げたいのは、
アラバスタ編のルフィvsクロコダイル。
結局はこの戦いなんですね。
“王下七武海”の最強格であるクロコダイルを、一体誰が倒すのか?という、そういう戦いでした。
また、この戦いの中では、
クロコダイルの正義とルフィの正義がぶつかり合う戦いでもありました。
クロコダイルは一言で言うと独裁者。
俺様に着いて来いスタイルです。
力こそ正義のような所がありました。
そして、その勝利を掴むためには手段を択ばない所があって、
使えないと分かったらば、
捨てゴマの様にMr.3やロビンは次々と切り捨てていましたし、
最後のルフィとの闘いでもフックに仕込んだ毒を使う下劣っぷりでした。
その最終目標も結局は、
プルトンという圧倒的軍事力で無理矢理 世界を従えようというやり方です。
まさに独裁者のような思想であって、
何処まで行っても自分が正義だという考え方です。
一方、ルフィの信念にあるのは、
いつだって「仲間」の存在です。
ルフィによって、何よりも大切なのは仲間であって、
そんな彼らの想いを尊重する事が何よりも大切なんです。
戦いの中でルフィはクロコダイルに対してこう言います。
「お前は何もわかっていない」と。
そして2人のバトルでは、ルフィが毒を受け、絶対絶命となります。
クロコダイルからすれば勝負アリのような展開です。
しかし、それでも立ち上がるルフィ。
個人主義者のクロコダイルにとっては訳が分からない展開です。
クロコダイル「なぜそこまで…!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/23巻引用
自分がシぬかもしれないのに、なぜそこまでしてビビの為に頑張れるのだと?
しかし、ルフィはそれでも一貫して言い続けました。
ルフィ「ビビは………あいつは人にはシぬなって言うクセに…自分は一番に命を捨てて 人を助けようとするんだ……放っといたらシぬんだよ お前らにコロされちまう!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/23巻引用
俺がお前を倒さないと結局ビビがコロされてしまうんだと。
ビビが大切な「仲間」だから、シなせたくねェのだと。
だから自分がやるしかないんだと。
最初から一貫して、ルフィは「仲間」の為に戦っている訳ですが、
自分の為に戦っているクロコダイルからすれば要領を得ない答えなわけですね。
結局、両者間の意見が相容れる事なく、戦いは最終局面へ突入します。
結果は、
ルフィの“ゴムゴムの暴風雨(ストーム)”がぶっ刺さり、ルフィの大勝利でした。
一個人の理想郷の為に戦ったクロコダイルと、
「仲間」の為に戦ったルフィでしたが、
「仲間」を想う気持ちの方が強かった、そんな結果が残る戦いとなったのです。
これにてクロコダイルは海軍に捕まり監獄に入れられるワケですが、
敗因があるとすれば「仲間」を大切に出来なかった事となるのでしょう。
これは…クロコダイルがルフィの考えを汲み取って、「仲間」の大切さを改める事になるのか、見物ですね…(笑)
そして、これにてクロコダイル討伐が成され、
3年振りの雨が降る形で、国王軍vs反乱軍の暴動も治まります。
また、激戦後には、コブラが「礼を言う」と感謝の気持ちをルフィに伝えますが、
ルフィは「いいィよ」“にい!!”と笑って返しただけでした。
「仲間の為に当たり前の事をしたまで」と言わんばかりのこのシーンもまた、ルフィらしさが出ていて完璧な終わり方でしたね。
まさに勝つべくして勝った戦いだったのではないかと思えます。
と言う事で!
アラバスタ編のベストバウトシーンとして、
まずはこの209話を選ばせていただきました。
⇒【ウソップの別れが感動!!】
⇒【サンジの男の別れが涙もの!!】
アラバスタ編“完結”(216話)
続いてはアラバスタ編完結の象徴とも言える回です。
展開としては、クロコダイル討伐が終わり、暴動も治まり、
そして、ルフィが3日寝込み、起きて宴を終えた翌日の事です。
ここではビビが大人になった事を祝う式典が取り行われます。
そして、宮殿の前には、
ビビの演説を楽しみに待つ国民の姿がありました。
そんな中、時刻は12時付近となり、ビビの演説が始まります。
喋り出しは、
「少しだけ冒険をしました」
という…
「あぁ…アラバスタ編が終わる…」
という気持ちでいっぱいになる始まり方です。
なお、演説の内容は、
ビビ本人が14歳から始めた旅路を比喩的に語る内容となっていて、
ビビ「それは暗い海を渡る“絶望”を探す旅でした…」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/23巻引用
ビビのクロコダイルの尻尾を追っていた際の心の不安が分かる内容となっていたり、
また、ルフィ達と出会った事で希望が湧いてきた事が分かる内容となっていました。
実際ビビは14歳で国を潰そうとしている黒幕を追い始めた訳ですから、怖くて仕方がなかった事でしょう…。
ただ演説はあくまで比喩的に語られるので、
真相を知らない国民からしたら、ビビと共に戦ってくれた海軍のお話として聞こえていました。
住民「何の話だ?」
住人「人知れず戦った海軍の話さ」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/23巻引用
なので、戦いの真相を知るコブラやコーザだけは、ルフィ達の存在を認識できたわけですが、
ビビのオシャレな神演出が炸裂した瞬間でもありますね。
で…この演説ですが…
実は宮殿で国民の前に立っていたのはイガラムでした…。
実は当の本人のビビは、「東の港」に来ており、宮殿には居なかったのです。
というのもビビは、
麦わら一味と冒険を続けるのか否かの選択を迫られていました。
ビビが冒険を続ける場合は昼の12時に「東の港」に来るように言われていたのです。
そして、「東の港」に着ていたビビ。
「お!?ビビが仲間入りする?」
と思うような展開です!
ところが…
実はビビはあくまでお別れを言いに来ていたの過ぎませんでした。
また、ビビが宮殿前で演説していた声は、
本人が電伝虫と拡張器を使って遠隔で中継していたモノでした。
そして、ここから!
超絶オシャレな別れの言葉が贈られます。
ビビは麦わら一味、そして、宮殿前の国民に向け、
ビビ「私…一緒には行けません!!!今まで本当にありがとう!!!」
ビビ「冒険はまだしたいけど 私ややっぱりこの国を愛してるから!!!!――だから行けません!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/23巻引用
と、言うんですね。
ルフィ達からすればお別れの言葉に聞こえ、
そして…
宮殿前の国民達からすると、
冒険話の中で海軍に向けて言った別れの言葉に聞こえる言葉となるのです。
かつ!
国に対する愛も伝わるので、
そういう意味でトリプルでパンチの効いた言葉となる別れの言葉でした。
神がかっている演出ですよね……。
しかし、最後は、ビビも感極まって、
「また会えたら、もう一度 仲間と呼んでくれますか」
と、つい本音を涙ながらにこぼす始末でした…。
しかも、この後も面白いワンピース…。
もう本当に度肝を抜かれましたが…。
まず、麦わら一味の乗る船“ゴーイング・メリー号”は海軍の船に追われている最中でした。
つまり、ビビの声にルフィ達が答えてしまうと、
ビビが海賊と共犯だった可能性が浮き彫りとなり、
“罪人”扱いで捕まる危険性があったのです。
つまる所、ビビが心から絞り出した言葉に、
麦わら一味は返事出来なかったのです。
「ああ…こんな悲しい別れなんて…嘘でしょ」
となる中。
麦わら一味の一同は、
左腕をただただ高く、天に掲げました。
目に映るのは、腕に印されたバツ印。
これは何かというと、ボン・クレーの変身能力の対策で記した仲間の証でした。
つまり、言葉で返さずとも、「仲間だよ」と返事したシーンとなるのです。
あまりに粋すぎる演出ですよね…。
最高の演出のオンパレードで、感情が揺さぶられまくりでした…。
このバツ印の腕を見せるシーンは結構有名で、
「ワンピース」を読んだ事がない人でも一見はした事がある人も多いと思いますが、
アラバスタ編の全てがこの1ページに詰まっていたと言っても過言ではありませんよね。
作者の尾田先生も涙脆いそうですが、
O「基本的にアニメOPの事は、宇田さんに任せ、僕はみんなと同じ様に視聴者として楽しんでます。たまに泣きます。」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/21巻引用
この回を涙ながらに書き上げたのではないかとさえ思います。
という事で、
21巻~30巻内の神回としては、
この回を選ばずにはいられなかったので、こちらも選出させて頂きました。
⇒【ウソップの別れが感動!!】
⇒【サンジの男の別れが涙もの!!】
大海賊たち(234話)
続いては、
大物海賊達が総出するシーンです。
あまりにロマンが詰まった回で、もうワクワクが止まりませんでした…。
展開としては、
クロコダイルが討伐された事で、次の“七武海”を決めるために、
聖地“マリ―ジョア”に現在の王下“七武海”が招集されていました。
ここに集まったのが
・ドンキホーテ・ドフラミンゴと、
・バーソロミュー・くまとミホークでしたが、
その懸賞金がまさかの
・3億4000万ベリーと、
・2億9600万ベリーと、
1億ベリーになったルフィの数倍 上をいく数値でした…。
ルフィが5500万ベリーのベラミーを一撃でノした後に描かれたこの展開ですが、
「え!?もっとつえー奴いっぱいいんじゃん!」
とワクワクが押し寄せてくる上手い構成になっているんですよね…(笑)
しかも、それだけで終わらない強者たちの登場!!!
その後にはバギー曰く、
最も“ワンピース”に近い男、大海賊の“白ひげ”が登場し…、
更に“黒ひげ”の一件で話があるという“シャンクス”も姿を現し、
そしてそして…!
最後にはその噂となっている、
“黒ひげ”海賊団一同が登場するという……。
「は!?」
って感じで、怒涛のロマン砲4連打展開(笑)
コレ、登場シーンを溜めに溜めていたんですかね…?(笑)
本当に読んでいてワクワクが止まりませんでしたね。
とまー、シンプルな内容ではあるんですが、
こちらも個人的に神回だったので、こちらも3つ目として選ばせていただきました!
⇒【11巻~20巻の伏線まとめ!!】
⇒【ナミの正式加入編が感動!!】
伏線
続いては21巻~30巻までに張られた伏線をまとめます。
22巻
・ダイヤを斬る
こちらMr.1に勝利した際に話された台詞。
Mr.1「本当に……この勝負の間に……!!…成長しちまいやがった…!!!」
Mr.1「次は…ダイヤでも斬ろうってのか…?」
ゾロ「そりゃもったいねェだろ」
Mr.1「ハッ…マイッたぜ……!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/22巻引用
個人的には、
“ゾロが次にダイヤを斬る事を仄めかしている”
ようにしか聞こえませんが、どうなるのか見物ですね。
23巻
・後に歴史に刻まれる
こちらはルフィがクロコダイルを撃退し、
国王軍と反乱軍との暴動が治まった際に吹きだしとして描かれた台詞。
ナレーター「――後に歴史に刻まれる戦いと――決して語られる事のない戦いが――終結した――」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/23巻引用
という奴ですね。
この言い回しを読むに、もしかしたら、
“「ワンピース」は既にもう終わった話”……
なのであって、
我々が読んでいるのは、本の中の物語に過ぎない可能性があるんですよね。言い回し的に。
リトルガーデンを見つけた冒険家ルイ・アーノートみたいな小説家みたいなのもチラホラ出てきますしね。
となると、ルフィ達の冒険を記した人も必然的にいる事になりますが、
それはナミとかになるんでしょうか?
或いは別の角度で、最初から最後まで彼らの冒険を見ていた人が居たとでも言うのか?
ちょっと考えさせる台詞ですね。
24巻
・プルトン
こちらはロビンが知ったプルトンの在り処です。
コブラ「なぜ 嘘をついた」
ロビン「知ってたの…?イジワルね……」
コブラ「その石にはこの国の歴史など刻まれていない…………!!お前達の欲しがる“兵器”の全てが記してあったハズだ…!!…そのありかも…クロコダイルにそれを教えていれば…あの時点で国はあの男のものになっていた違うか?」
ロビン「興味がないの……国や人間がシのうが…生きようが…私にはそんな事どうでもいい もとよりクロコダイルに“兵器”を渡す気もなかった」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/24巻引用
いつか重要な情報となりそうなので残して置きます。
・あいつらだ
こちらは黒ひげに対して放たれた台詞。
ナミ「ねぇ…!!あいつ“空島”について何か知ってたかも……」
ルフィ「さァ…それに…あいつじゃねェ…」
ナミ「?あいつじゃない?じゃ…なに?」
ゾロ「あいつらだ……たぶんな」
ナミ「どういう事よっ今の奴に…仲間がいたの?どこに!?」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/24巻引用
という黒ひげを“あいつ”ではなく、
“あいつら”だと指摘した謎シーンです。
何故それをルフィとゾロが勘付けたのか?
その正体とは何なのか?
最高に謎な伏線の一つとして残っている有名なモノでもありますね。
・ならばなぜ我々は――
こちらコブラが最後まで話さなかった台詞です。
ロビン「ここでこのままシぬならちょうどいい…この道で生きて行く事に私は疲れた…――ただ“歴史”を知りたいだけなのに…」
ロビン「私の夢には――敵が多すぎる」
コブラ「聞くが…もしや……!!!語られぬ歴史は…紡ぐ事ができるのか……!!?その記録が“歴史の本文”だと言うのか!!?」
コブラ「ならばなぜ我々は――」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/24巻引用
続きが何なのか気になる所です。
ならばなぜ我々は…
“プルトンの在り処が示されたポーネグリフを守っていたのか?”
と言いたかったのでしょうか?
つまり、なぜ我々は…
“歴史を紡ぐ為の“歴史の本文”が書かれたポーネグリフではなく、
逆にその歴史すらも破壊できそうな兵器を守らされてきたのか?”
…と。
そう疑問に思ったのかもしれません。
これも続きの台詞次第ではヤバイ台詞になるので、真相が気になりますね。
・ペル…
こちらは、
ペルが生存していたと分かるワンシーンです。
チャカ 「ペル…私は お前のシを受け入れる事ができん…」
チャカ「涙も出んのだ……」
チャカ「何故かな……ペルよ…」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/24巻引用
――
?「じゃ…ありがとう世話になった…」
医者「家に帰ったらまだしっかり休まにゃイカンぞ!!まったくせっかちな」
医者「おいキミィ!!待ちなさい 帽子を忘れとるぞ!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/24巻引用
最後に渡される帽子がペルの帽子そのものでもうペル生存確定みたいな演出が入ったシーンですね(笑)
これは再登場に期待です。
25巻
・ハッタリだけで
こちらはベラミーが語った“ハッタリだけで名を上げた海賊”についてです。
ベラミー「過去にこんな海賊がいたのを知ってるか?てめェの手配書をてめェで偽造してハッタリだけで名を上げた 海賊相手はその額を見て縮み上がり何もせず ただ降伏するってわけさ 戦えば本来勝てるものを」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/25巻引用
プチ伏線って感じですが、一応 挙げておきます。
いつか登場する事に期待です。
・もはや野放しに
こちらは世界政府の五老星の一人、横に髭長めの爺が語った台詞。
?「クロコダイルめ 厄介な事をしてくれた…――それを討ち取ったこの男も…もはや野放しにはできまい…モンキー・D・ル
フィ……」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/25巻引用
ルフィに対して刺客が送られるかのような言い回しでした。
今後の動向に期待です。
27巻
・豪快で気持ちのいい輩
こちらはガン・フォールが語った台詞。
ガン・フォール「戦争時の「英雄」も生きる時代を間違えれば「人ゴロし」でしかない……我輩にも“海賊”の友がおるのだ 20年以上も昔 我輩がまだ“神”の座にあった頃 ここへ来た…何とも豪快で気持ちのいい輩であった 別れを惜しんだものだ」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/27巻引用
20年前に出逢った“ある海賊”の話です。
20年前と言うと箱にはまったガイモンや、
政府から20年 逃げ続けたロビンの話と被りますが、
一体だれの事を指しているんでしょうか?
シャンクスだと現在が37才なので、
20年前だと丁度17歳とルフィと同い年になるんですが、シャンクスだったりするのか?
これも地味に回収が楽しみな伏線ですね。
28巻
・シャンドラ=慰霊碑
こちらはロビンの台詞。
ロビン「「都市」そのものの……慰霊碑」
ロビン「都市が滅んだ後に…子孫が建てたのね…「シャンドラ」…………それが古代都市の名前…」
ロビン「海円暦402年……今から1100年以上も前 都市は栄 滅んだのは…800年前……!!!」
ロビン「…世界中のどこにも残っていない“空白の100年”に当てはまる…――もしかしてこの島は…地上で途絶えた“語られぬ歴史”を……知っているのかもしれない
…!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/28巻引用
ロビン曰く、
シャンドラの前に栄えていた都市があり、300年以上は栄えていたと分かります。
だが、突然800年前に滅び、
その後に建てられたのがシャンドラであって、その正体はあくまで慰霊碑なんだとも明かされています。
また空白の100年は海円暦の700年以降の話をしている事になりますが、こちらも謎です。
引き続き情報を追う必要がありそうですが、
一体誰がどういう目的でシャンドラの前の都を滅ぼしたのか?気になる所です。
29巻
・黄金の煮込み
こちらはルフィの台詞。
ルフィ「みんなもう黄金郷についたかなキレーなんだろうな~黄金づくしで 黄金の煮込みは最高にうまいって 昔 酒場で聞いたなァ…」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/29巻引用
意味深です。
昔の酒場で聞いたという事は恐らくフーシャ村での一件でしょう。
となると、まず頭に思い浮かぶのは世界中を冒険していたシャンクスです。
別人ならマキノか村長。
はたまた全くの別人。
仮に黄金について知っているなら歴史に詳しい人になりますが、
しかし、黄金を食うというのもまた奇妙な話しなんですよね…(笑)
何しても、誰がそんな話をルフィにしたのか気になるので、
頭の片隅にでも置いておきたい所です。
⇒【11巻~20巻の伏線まとめ!!】
⇒【1巻~10巻の伏線まとめ!!】
考察
続いて考察要素として何個か話題をあげます。
25巻
・ワンピースとヘラクレス
こちらは“ワンピース”について言及された台詞。
ルフィ曰く、
ルフィ「見ろよチョッパー!!“アトラス”だ!!!」
チョッパー「アトラス!?」
ルフィ「そうさ!!“アトラス”と“ヘラクレス”は世界中の人間の憧れなんだぞ!!!」
チョッパー「“ワンピース”とどっちがすごいんだ!?」
ルフィ「う~~ん!!ムズかしい!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/25巻引用
ワンピースの凄さとアトラス&ヘラクレスの凄さはどっこいどっこいらしいです(笑)
まあ…プチ考察要素として残しておきますが、
ワンピースの正体は我々が思う程の大それたものではないのかもしれませんね。
・手に負えん男
こちらは五老星の一人がシャンクスに対して放った台詞。
?「――だが“赤髪”は暴れさせればこそ手に負えんが 自分から世界をどうしようという男でもあるまい」
?「下手に動かず様子をみるのだ」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/25巻引用
シャンクスが暴れたら、
世界政府でも手に負えない事が言及されたシーンですが、
あまりにもカッコイイ(笑)
シャンクスどんだけ強いねんとなる台詞の一つですね。
感想
はい!
という訳で、
21巻~30巻はアラバスタ編が完結する感動、涙、笑いアリの最高の巻でした。
他で言っても、
ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパーらの戦闘シーンもあって、
それぞれの成長も見られました。
後は細かいところで言うと、
ロビンが仲間に加わった事で“歴史に迫る系のストーリー”も導入されたり、
悪魔の実の能力持ちのキャラもバンバン登場し出したり、
懸賞金に関する記載も目立つようになっていました。
ちゃんと基盤にある設定が機能していて良い感じです。
そして、26巻から本格的に“空島”編が始まりますが、
こちらも導入シーンが好奇心を最高に煽る様な展開となっていて、
神回に入れようか迷った程でした…(笑)
なお、他に入れようかと迷ったのは
・ルフィ、ペルに乗ってビビ空所のシーン
・ペルの勇姿(爆弾処理)のシーン
・空島の実態(ジャヤの片割れ)判明のシーン
などでした。
まあ…空島編は次のくくりで完結しそうなので一旦 省きましたね。
という訳で、次巻以降から空島編完結へ向かいますが、
気が早いですが、その次の章ももう楽しみなんですよね…(笑)
後はシャンクスと白ひげの面会も気になりますし、世界政府がどう動き出すのかも気になる所です。
アラバスタ編で苦渋を飲む羽目になったスモーカーとたしぎの動向と成長にも期待が高まりますしね。
とはいえ、彼が強くなっては麦わら一味が捕まっちゃうので、どう扱うのかが肝ですよね……(笑)
その辺のバランスはきっと紙一重で描いていく事でしょう…。
ではでは21巻~30巻までの神回3選と伏線&考察まとめでした!
新キャラまとめ(21巻~30巻内)
・ケイミー(扉絵)(21巻)
・ミス・ファーザーズデー(22巻)
・Mr.7(22巻)
・ヒナ(23巻)
・マシラ(24巻)
・ショウジョウ(24巻)
・オーガー(24巻)
・ジーザス・バージェス(24巻)
・ロシオ(24巻)
・ベラミー(24巻)
・サーキース(24巻)
・ドクQ(24巻)
・リリー(24巻)
・モンブラン・クリケット(25巻)
・エドワード・ニューゲート(25巻)
・五老星(名称不明)(25巻)
・ドン・キホーテ・ドフラミンゴ(25巻)
・バーソロミュー・くま(25巻)
・つる(25巻)
・センゴク(25巻)
・ラフィット(25巻)
・ロックスター(25巻)
・ワイパー(26巻)
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