この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ(2023/45号)』で連載中の「呪術廻戦」の238話の感想を書いたものです。
本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい。
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前回は、
・裏梅vs秤、開幕
・宿儺、神武解を入手
・最強とは何かの問答
・鹿紫雲vs宿儺、開幕
などの展開が描かれました。
肉体を修復し、完全体となった宿儺ですが、
誰が止める事になるのか気になる所です。
では、感想を書いていきます!
⇒【全呪霊まとめ&一覧】
⇒【フーガの元ネタNo.9とは⁉】
目次
X線を利用し両面宿儺の解析を始めた鹿紫雲の目に映った
鹿紫雲はX線を利用し、宿儺の解析を始めた。
宿儺は目、口、腕が人の倍あるために、絶え間なく印を結び、詠唱が出来た。
そして呪術全盛の平安時代に、
「神武解」と「飛天」の両呪具を駆使し、藤原家直属の精鋭と、天使を含む安部家の精鋭を撃退していたのだった。
宿儺は“龍鱗”“反発”“番いの流星”を詠唱すると、世界を断つ「解」を展開させた。
鹿紫雲はコレを避けた。
だが、二度目に放たれた「解」は全方位の網状となって展開された。
これが五条悟を終わらせた世界を断つ斬撃!!
はい!
という訳で、
まずは宿儺vs鹿紫雲が一旦終わったようでした。
まず、お披露目となった宿儺の完全体ですが、
腕と口と眼が人の倍あるから、印も結びながら戦えるし、
詠唱をしながら戦える訳で、
最強である所以が垣間見えられましたね……。
いや~これは強いに決まってます(笑)
設定上、
呪詞と印は如何に省略できるかで呪術師としての腕が決まると言われはしましたが、
ただ省略しない場合には数%か威力が向上するようですので、
宿儺は常に100%以上の出力で呪術が放出できる事になります。
手が空いているので、
楽器を弾いて更に踊り出したら、常時200%の「解」とかも理論上は出来ますね(笑)
そうなったらいよいよ世界も終わりそうな…。
で、本編ですが、
最後の「解」がエグかったですね……。
最初の「解」は、
「避けろよ」
とか言ってましたが、二度目のアレは無理だろ(笑)
網状となった全方位の世界を断つ「解」です。
五条の無限でも防御不可能なので、
アレ一発で術師が束になっても全滅しそうな攻撃でした。
平安時代にも似たような技を持っていて、
束になってかかってきた呪術師達を倒したんですかね?
ちょっと流石にこの「解」は作中No.1候補の技だったと言わざるを得ませんね……。
そして、中盤以降の描写を見るに、
これにて鹿紫雲も退場となった事だと思います。
⇒【菅原道真がヤバイ!?最強の呪い⁉】
⇒【蘆屋貞綱(あしやさだつな)とは⁉】
俺に愛を解いた阿呆がいてな
宿儺は自分に愛を解いた万(よろず)について触れ始めた。
その時の万曰く、
自分は同格が不在のために孤独であり、愛を知らないらしいという事だった。
しかし宿儺いわく、強者とは常に愛されているのだという。
強者へは認められようと幾人もの挑戦者が挑んで来る。
その行為に応える事はまさに愛であると言った。
そして、その感覚を持たずして孤独だと憂うのは贅沢者なのだと続けた。
だが、それでもなお愛は下らないと言うのだった。
他者に愛を満たしてもらうなどと思った事は無い。
宿儺は好きな時に好きなだけ人を食らうのが、自分の生き方なのだと話しを締めた。
死ぬまでの暇つぶしとして啜る分には丁度いい
はい!
という訳、中盤は、
宿儺の知る愛についての持論が語られましたね。
個人的には面白い話だったと思っていて、
確かに強かったり、No.1とかになると、
同格の人がいなくて寂しいだの、
理解してもらえないだのって考えになりますが、
しかしながら、
その人に対して挑む人がいて、
それに応える行為は愛なのだから、
別に孤独ではないだろう、
という事でした。
これは面白い見解ですよね。
この説いで救われる人もいそうです。
ただまあ万が教えたかった愛はまた別物だと思いますがね(笑)
その愛と恋愛はまた違いそうです。
或いは本質的な部分で話すなら結局は同じなのか。
宿儺にそういう事を言ったらまた核心的な事を言われるかもです。
また、この宿儺の話しぶりからすると、
宿儺は、
“好きな時に好きなだけ面白いと思う奴らを食らう”
事になるので、
そのまま行けば世界の人間は滅びそうでもありますよね…。
が、まあ宿儺もバカではないので、
遊び相手の人間が滅びるまで狩り続ける事もしないでしょうか。
“強そうなやつが現れたら狩る”
みたいな生活をしそうではあります。
現に、
万の回想で描かれた宿儺は何もむやみやたらに人をコロしていた訳でもありませんでした。
そういう意味じゃ
“つえー奴と戦いたい人”
ってのが宿儺の人生のテーマやもしれません。
本作の主人公である虎杖悠二が如何にそこまでの人間へと昇格するのかが楽しみですね。
良い所、決め所というのは主人公が飾るものですが、
「呪術廻戦」ではそこを五条悟に取られ続けてきたので、影が薄くなりましたが、
ここからどう覚醒するのか見ていきたい所です。
⇒【日本三大怨霊「平将門」】
⇒【布瑠部由良由良とは!?】
小僧 貴様に何ができる
最期は虎杖と日車が加勢に入って来るのであった。
虎杖&日車、参戦!!
はい!
という訳でラストのコマで、
虎杖と日車の二人が加勢に入って終了となりました。
早速、主人公の登場です。
五条がシんだ途端にみんなの出番が回ってきましたね(笑)
やはり強すぎるキャラは早々に退場すべきだと分かります。
居なくなった途端に他キャラが生き生きし始めました。
で、虎杖ですが、
五条曰く、
そのうち宿儺の術式が刻まれるって事でしたので、
その場合には虎杖も「解」、
或いは謎となっている「フーガ」が扱えるようになる可能性が出てきます。
もしくは二つとも、もあり得るでしょうか。
何せよ、
宿儺に対抗する術は、宿儺から学ぶ展開です。
また、伏線も色々あって、
虎杖が脹相からもらった九十九の魂の研究記録とかもあるので、
“魂を切り分け呪物となった宿儺の倒し方”
を虎杖が掴んでいる可能性もあります。
他にも虎杖が羂索によって生み出された存在である背景も謎のままなので、
佐々木「これは夢なの……?」
羂索「夢と現実の間 呪いさ」
羂索「そうだ 言い忘れる所だった 息子と仲良くしてくれて ありがとう」
佐々木「虎杖……?」芥見下々先生/呪術廻戦/24巻引用
羂索が宿儺みたいな人間兵器を虎杖で造ろうとしていたのなら、
虎杖に宿儺専用に特化した術式が発揮される可能性もあります。
五条「確定だね 肉体の耐性だけじゃない 宿儺相手に難なく 自我を保てる 千年生まれてこなかった逸材」芥見下々先生/呪術廻戦/2話引用
そこが虎杖の最大の見せ場となりそうですね。
この宿儺戦にて、その片鱗が垣間見える事でしょうか。
日車は多分、それまでの耐久要員キャラって感じがしますね。
そういう意味じゃ死亡も近い気がしますが……。
ではでは、次回の虎杖&日車vs宿儺にも超絶期待!
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