この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ』で連載中の「ワンピース」の61巻~70巻の感想を書いたものです。
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今更ながらワンピースを最初から読み出した者の、神回3つ選となっています。
良かったらお読みになってください。
なお、伏線&考察要素もまとめていきます(項目から飛べます)。
では、早速キャラ紹介も交えながら感想を書いていきます!
⇒【51巻~60巻伏線まとめ!!】
⇒【レイリーの登場と話がヤバイ!!】
目次
今回のキャラ紹介
神回で紹介するキャラの概要です。
今回は10名。
モンキー・D・ルフィ
概要
本作の主人公。
目指すは海賊王。
なおシャンクスを超える事も目標の一つであり、その際に麦わら帽子を返す事を約束している。
これまでにゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビン、フランキー、ブルックと8人の仲間を加え9人で旅してきたルフィだが、
“魚人島”を前に、
シャボンディ諸島では全員がバーソロミュー・くまの能力によって散り散りに飛ばされてしまった。
その後ルフィはエースのシ刑を知り、個別にハンコックの協力を経て救出に向かった。
だが最終的にはエースを救い出せず目の前で失う形となった。
その後、ローの救出を受け、
再び女ヶ島へ戻ったルフィだったが強いショックを受けた。
これはジンベエの諭しもあり、ルフィが仲間の事を思い出すことで精神的ショックを克服するに至った。
そして、仲間との再会を望むルフィだったが、ここでレイリーから提案が入った。
今の状態でシャボンディ諸島へ戻っても再び危険な目に遭うだけ、だから修行をしないかと。
こうして、ルフィ、並びに“麦わらの一味”は2年の修行期間に入るのだった。
⇒【ルフィvsウソップが熱すぎた!!】
⇒【ルフィが学んだシャンクスの偉大さ!!】
ノノロア・ゾロ
概要
“麦わらの一味”の戦闘員。
世界一強い大剣豪を目指す。
シャボンディ諸島でくまに飛ばされて以降は、
ミホークの根城、
“グランドライン”にあるクライガナ島シッケアール王国跡に辿り着いた。
ペローナからの看病を受け、歩けるようになったゾロはすぐさま島からの脱出を試みたが、
ここでシャボンディ諸島での集合が3日後ではなく2年後となった事を知った。
ゾロは修行の為ミホークに教えを乞うのだった。
⇒【ゾロ“麦わら一味”を救う】
⇒【覇国が最高にカッコイイ!!】
ナミ
概要
“麦わらの一味”の航海士。
夢は世界地図を描く事である。
くまに飛ばされて以降は、小さな空島“ウェザリア”にて修行期間を経た。
そこは天候を科学する科学者が集う場所であり、
その独自の技術を商品化し、販売し、生計を立てている国だった。
ナミはこのウェザリアで世界中から収集された天候の記録を学ぶのであったが、
特にウェザーボールに目を付け、武器になるのではないかと画策するのだった。
⇒【ナミの正式加入編が感動!!】
⇒【レイリーの登場と話がヤバイ!!】
ウソップ
概要
“麦わらの一味”の狙撃手。
勇敢なる海の戦士となる事を志す。
くまに飛ばされて以降は、“グランドライン”内にあるボーイン列島にて修行を経た。
しかし、その島の実態は恐ろしいものだった。
実はそこは海に浮かぶ島の様な花であり、
食肉植物「ストマックバロン」が誘き寄せた餌を食べる餌場であった。
中心地に落ちたウソップは脱出せねばならなかったが、外へ向かう程に強い生物が道を塞ぐ仕組みとなっていた。
幸運にもそこの住人ヘラクレスンと出会っていたウソップは、
“ポップグリーン”という瞬発的に成長する植物を駆使し、新しい戦闘術を身につける事にするのだった。
⇒【ウソップの別れが感動!!】
⇒【ルフィvsウソップが熱すぎた!!】
サンジ
概要
“麦わらの一味”のコック。
伝説の海オールブルーを探す。
くまには“グランドライン”内の“モモイロ島”「カマバッカ王国」へ飛ばされる事となった。
そこでサンジもまた2年後の集合を知る事となった。
また、カマバッカ王国に伝わる「99のバイタルレシピ」の存在を知ったサンジは、
その“体作り”を目的とした“攻めの料理”を習いたいと懇願するのであった。
こうしてサンジは、ニューカマー拳法の師範99人からレシピを奪うという修行を課せられるのであった。
⇒【サンジの男の別れが涙もの!!】
⇒【エースの最期の言葉に涙】
トニートニー・チョッパー
概要
“麦わらの一味”の船医。
“ヒトヒトの実”を食べたトナカイである。
何でも治せる医者となる事を夢見る。
くまには“サウスブルー”にあるトリノ王国へ飛ばされ、そこで先住民と鳥と出会った。
二つの種族間のわだかまりを解いたチョッパーは歓迎され、滞在を許されるのであった。
そして、島には強い薬になる植物と、大量の本が保管された図書館があった。
チョッパーは強くべく研究を始めるのだった。
⇒【ヒルルクの最期が泣ける!!
⇒【“空島”完結回が神回過ぎた!!】
ニコ・ロビン
概要
“麦わらの一味”の考古学者。
夢は900年前に始まる空白の100年の真相を知る事である。
くまには、“イーストブルー”にある巨大な橋の上の国「テキーラウルフ」へ飛ばされた。
そこは世界各国から集められた犯罪者が島と島を繋ぐ橋を作っていた。
また、その橋は、天竜人の命令により700年前から労働を強制させられているが、まだまだ完成の目途は立っていないという。
ここでロビンは革命軍と出会い、
ルフィの父ドラゴンが滞在するバルティゴへ、赴く事になるのであった。
⇒【ロビンの壮絶な人生がエグイ…】
⇒【ビビのお別れが神演出過ぎる…】
フランキー
概要
“麦わらの一味”の船大工。
自身の体を改造したサイボーグであり、
自分の船で海の果てへ到達するのが夢である。
くまには、ベガパンクの故郷の“からくり島”「未来国バルジモア」へ飛ばされた。
そこにはベガパンクが少年時代を過ごした研究所があり、
2・300年実現不可能な設計図がゴロゴロ転がっているのだった。
だが、そこの研究所の真価は、爆発で入口が露になった隠された研究所にあった。
フランキーはここで改造動物などを作った、
兵器的発明を中心とした戦艦や人間の細胞に関する研究資料を見つけるのだった。
こうしてフランキーはベガパンクの技術を学び、
更なるサニー号の進化と、自身の強化に勤しむのであった。
⇒【メリー号の最期が泣ける…】
⇒【白ひげ、黒ひげ登場シーンが熱い!!】
ブルック
概要
“麦わらの一味”の音楽家。
夢は世界一周を達成しラブーンと再会する事である。
なお、ブルックは“ヨミヨミの実”を食べた後に一度シんだが、
その後に魂だけ現世へ戻った。
しかし、長いこと海を彷徨ったため、白骨化した体へ戻る事となった。
こうして今のブルックが誕生した。
また、くまには“グランドライン”内にあるナマクラ島「ハラヘッターニャ」へ飛ばされた。
そこでは手長族の盗賊を撃退し、王国を救うのであったが、
油断をしてしまい手長族に拉致されてしまうのだった。
ブルックは次の島剣山島「テーナ・ゲーナ王国」で金稼ぎの見世物にされてしまう。
そして、ブルックは突如としてNEW新ブル“骨to be wild”を奏で始めるのであった。
⇒【11巻~20巻の伏線まとめ!!】
⇒【1巻~10巻の伏線まとめ!!】
しらほし
概要
魚人島「リュウグウ王国」王女の姫。
6歳(10年前)にして母のシを経験した過去を持つ。
その際には母オトヒメをコロしたのがホーディだと愛ペットのメガロに知らされるも、
母の遺言「犯人を決して恨んではいけない」を守り通し、密かに真相を隠していた。
また、その頃にはバンダー・デッケンに目を付けられ、以降ラブレターを送り続けられる日々が続いた。
しかし、気づけばバンダー・デッケンの愛は憎悪に変わり、しらほしの命を狙うようになっていた。
こうして“しらほし”は、身を守るために「硬殻棟」で孤独な生活を送るようになった。
以降、10年外出をしなかった“しらほし”だが、
ルフィとの出会いをキッカケに、海の森へ旅立つ事になるのであった。
⇒【ルフィのギア2が最高にカッコイイ…】
⇒【31巻~40巻伏線まとめ!!】
見所
では個人的に神回だと思った場面を3つ選んでいきます!
2年後(598話)
やはり最初の神回は何と言っても、
2年後の時を経て再会したこの回。
タイトルが“2年後”となった598話ですね。
本誌の方では節目という事で、尾田先生が1カ月の休暇を経てハワイに旅行にも行っていたそうですが、
待望の再開となる回だった訳です。
しかも、ただの再開ではなくて、2年後という期間が空いての再開だったので、
“麦わらの一味”がどうなっているのかもう気になって仕方がないワクワク感が止まらない回となっていました…。
そうしてまず描かれたのが、
2年の覇気の修行を経たルフィでした。
麦わら帽子を手に取り出発する様子が描かれましたがもう、
この時点でテンションMAXです(笑)
で、ルフィ自体のパッと見の印象は変わらないけど、
胸元が開いた所から見える傷跡が目立つ新衣装となっていました。
なおこちらは質問コーナーSBSにて、
D「ルフィの胸の傷って、2年前の戦争で赤犬がジンベエ・ルフィを攻撃した時にできたモノですか?」
O「そうなんです。ジンベエの左肩を貫いて、ルフィの胸に大きな傷を残しやがったのです。あいつは!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/62巻引用
赤犬に負わされた傷だとも明かされていました。
この時の傷、想いを忘れないという気持ちもあっての胸元オープンなのか?
ルフィの心境を思うと悲しくもなりますが、きっと前向きに捉えている事でしょうか。
次に登場したのがブルックでした。
手長族に拉致されたブルックは、
気づけば“ソウルキング”という売れっ子の大スターへと変貌していました。
白骨化した遺体なので、見た目に変化は起きていないようでしたが、
服装がもう豪華三昧って感じでしたね(笑)
売れっ子だし、服だけでも数億ベリーしてそうな…感じがしますね。
その次がサンジ。
こちらはダンディー度が増しているという印象で、
アゴ髭と鼻下に生やしたチョビ髭が印象的で、後は分け目も変わっての登場でした。
更に「カマバッカ王国」でオカマとばかり接していたせいで、生の女性を見て暴走する始末…(笑)
これは下手せずとも違う犯罪で捕まりそうな、そんな雰囲気がありますね。
4人目がナミ。
酒場にて登場しましたが、もう見た目のあどけなさが一気に抜けて、
髪は若干パーマがかったロングヘア―で、
服装は上がビキニのお@@いがフル露出となっていて、
下がジーンズという色気増し増しの服装でした……。
「ワンピース」の世界の貞操観念が分かりませんが、
これ下手したら海パンで歩いていたフランキー並の変〇ですよね(笑)
或いは相手の油断を誘う為なのか…。
いやはや…男性陣が放っておかなさそうです。
で、次が5人目となる、その現場に居合わせたウソップ。
こちらもですが、もう…
ガタイもいいわ…天パーの髪の伸び具合も良い感じで、
風格が出ていて、一番成長率が高い感じがしましたね…。
もう三枚目キャラ卒業かな?
そして6人目がロビン。
こちらは民族衣装みたいな感じで、下は布を巻いたスカートで、
しかし上は半袖のレザージャケットとグラサンとオシャレ~な格好でした。
目立つのはナミ同様にオープン状態のでっっけぇぇおっ@いですね…。
露出狂がもう一つの文化なんだろうな、うん…。
バルティゴでの生活が気になりますね。
次に描かれたのが7人目となるチョッパー。
こちらは帽子が変わってたんですが、
ただ、質問コーナーSBSにて、
D「チョッパーの2年後の「ボウシ」って、もともとかぶっていたものに、水色のかぶりものをあわせたものですか。」
O「かぶせただけです。ピンクの帽子は、チョッパーの宝物ですから、替わったわけじゃありません。」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/63巻引用
上から水色の被り物をしただけだと分かっていて、ピンク帽子が存命と分かって一安心でした。
8人目はフランキーでしたが、
ぶっちゃけ……
一番変化があったキャラと言われたらもうフランキーがぶっちぎりの優勝でしたね(笑)
だってもうもう「パシフィスタですやん……」と、
ツッコミを入れざるを得ないくらいの変化でしたから(笑)
ベガパンクの兵器技術をどんだけ詰め込んだんやって気になるばかりですね。
なんかもう総重量1tとか超えていそうです。
そして、最後に登場したのが9人目となるゾロでしたが、
でも本当は一番最初に島に着いていたようで、
サンジ「1番乗りはあのアホ剣士!!?――まいったな 再出発の海は荒れそうだ」
シャッキー「そして2番目のフランキーちゃんが10日ほど前に来てすぐ船に向かったわ」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/61巻引用
最後だけど最初という感じでした。
見た目自体の変化は少なかったんですが、
特に目立つのが縦に切り傷の入った左眼でした。
ミホークとの修行でついたものなんでしょうが、どんな稽古だったのか気になります。
ミホークが世界一の大剣豪であって、
ゾロの最終目標の相手となるので、
流石に勝って島から出て来たとは思いませんが、
大激闘だった事が予想されますよね。
回想にて回収される事に大いに期待です。
なお、楽しみにしていた強さですが、こちらもヤバくて…、
まさかの、
パシフィスタを一撃で沈める始末でした……(笑)
ゾロとサンジも同じような実力で、島にいたパシフィスタは一撃で撃退していましたね。
2年前は、このパシフィスタを倒すのに
①フランキー➡“クー・ド・ヴァン”
②ルフィ&ゾロ&サンジ合わせ技➡“羊肉JET”“六百煩悩攻城砲”
③チョッパー➡“刻蹄”“桜吹雪”
④フランキー➡“ストロングハンマー”“フランキーBOXING”
⑤ブルック➡“飛燕ボンナバン”
⑥ウソップ➡必殺“アトラス彗星”
⑦ロビン➡“八十輪咲き四本樹”“ショック”
⑧ナミ➡“雷光槍=テンポ”
⑨サンジ➡“悪魔風脚”“画竜点睛ショット”
⑩ゾロ➡“鬼気”“九刀流”“阿修羅”“魔九閃”
⑪ルフィ➡“ギア3””ゴムゴムの巨人の回転弾”
でようやく一体でしたからね……(笑)
もう段違いですし、感慨深さがあります。
以降も戦闘が楽しみになる登場と描写でした。
という事で、期待をちゃんと超えて来たという事で神回で間違いないかなと思います。
⇒【51巻~60巻伏線まとめ!!】
⇒【レイリーの登場と話がヤバイ!!】
伝説の人魚(625話)
続いてですが、ズバリしらほしの覚醒シーンですね。
個人的にはチキン肌になったので選ばせていただきました。
こちらは、しらほしの回想にて描かれたシーンで、
6歳だった“しらほし”らの下に、
クソ野郎代表人種の天竜人“ミョスガルド”がやって来る事になります。
彼が魚人島にやってきた理由はもちろんクソなもので、
フィッシャー・タイガーが解放した、自分の奴隷コレクションだった魚人達を取り返すためにやってきました。
しかし、道中で海底生物に襲われ、船員は全員シ亡。
船も大破した状態でやってきたミョスガルドは瀕シでした。
当たり前ですが、魚人族達はコロしてしまえという対応です。
しかしながら優しいオトヒメ王妃。
彼を銃弾から庇い、傷を負う展開となりました…。
のにも関わらずこのクソ野郎ミョスガルドは…
あろうことか、手に持った銃をオトヒメに付きつけやがったのです。
この際に、しらほしが母のシを悟り、「お母様」と泣き叫ぶ事となり、奇跡が起きました…。
何と、海王類が“ザパァ”と顔を出す事になったのです。
あまりの衝撃に全員 開いた口がふさがらない状態です。
実は、大昔に海王類を従わせられた人魚が居たという伝説があって、
しらほしがその力に覚醒したのではないか?という事でした。
母を救ったというこのシチュエーションに、
また、海王類の不気味さも相まってか、鳥肌が立ったワンシーンでした……。
しかも、母オトヒメは、この後にミョスガルドが乗って来た船に乗って、
見事に世界貴族らを説得し、
そうして魚人島へ帰って来ますが、
ここで偉業を達成します。
それが、魚人島に住む人たちの地上への移住を成し遂げるための架け橋となる契約書を持って帰って来たという事。
これも全て“しらほし”の覚醒がなければ起き得なかった展開です。
なので、意味のある重要な回だったのではないかと思えます。
最終的には、母がサツ害されてしまい…、
この魚人島からの移住計画の意志は息子の“フカボシ”に引き継がれ、
フカボシ「母の願いは私達が生涯をかけて 引き継いでゆくと決めました 今回の事件での心変わりもあるでしょう 燃え残った署名も…すべて破棄します!!――一から始めましょう またいつか…!!みんなの心の傷が癒えた時に……!!一緒に“タイヨウ”の……夢を見ましょう……!!!」」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/64巻引用
今もなお継続中ですが、これが達成される日が待ち遠しいですね。
しかし…天竜人の存在を考えると、現状は無理ではないか?と思える所。
結局、虐待が行われそうで怖い。
と考えると、現実味を帯びるのは、今の世界政府の実態が崩れた後だと思えるので、
結局、達成は最終回辺りになりそうでもありますね。
更に言えば、
“しらほし”が古代兵器「ポセイドン」だと判明し、
海王類と会話ができると分かった現状です。
ロビン「何の為にか遠い昔に実在したこの世界を滅ぼせるほどの力…“神”の名を持つ…3つの古代兵器「プルトン」「ウラヌス」……「ポセイドン」そのうちの1つが
…彼女…」
ネプチューン「いかにも」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/66巻引用
そこに海王類も守った約束の舟「ノア」の存在もあります。
海王類「わずかに遅れたら島は救えど ノアは完全に破壊されていた…!!」
海王類「間に合ってよかった しらほし姫が僕達を呼んでくれてよかった…」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/66巻引用
更に、その「ノア」を動かそうとした800年前の人物ジョイボーイの存在。
ロビン「ノアを使おうとした“ジョイボーイ”には…海王
類を動かす力があったのかしら」
ネプチューン「いやその力を持っていたのは かつての人魚姫の方じゃもん」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/66巻引用
約束が守れず謝罪文という“ポーネグリフ”を残しもしたジョイボーイ。
この辺も本編にどう絡むか気になる所ですが、
ジョイボーイが人魚姫とした“約束”が一番のキーとなっている事でしょうか。
これがルフィと“しらほし”の対比となっているのなら、
ルフィが“しらほし”にした約束“、
「見たこともない海に連れ出す」とかが、当時ジョイボーイが人魚姫にした約束だったのではないかとも思えます。
或いはオトヒメの話しも加味するなら、「全魚人族をタイヨウの下へ連れだす」とかでしょうか。
しらほし「ルフィ様いつかまたお会い…お会いできましたら…!!」
しらほし「また楽しい“お散歩”に連れ出して下さいませ……!!」
しらほし「今度はもっと遠くへ…!!海の上の本物の…「森」という場所へ!」
ルフィ「そうか~~お前海を出た事ねェもんな~~!よし いいぞ 今度会ったら連れてってやるよ!」
しらほし「お約束を!」
ルフィ「おお任せとけ!!約束だ!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/66巻引用
しかし、魚人達に対する迫害と交友については、つい200年前に前進したばかりですから、
ロビン「そうたった200年前まで実際にあった悪い歴史……魚人族と人魚族は“魚類”と分類されて 世界中の人達から迫害を受けていたの みんなが彼らを蔑んでいた……」
ナミ「あの強い魚人達を……!?」
ロビン「“多勢”という力には何者も及ばないわ」
ロビン「200年前「世界政府」が魚人島への交友を発表するまでずっとね…」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/51巻引用
この頃で言えば、それすらも難しく、
ジョイボーイは苦戦を強いられていたとも考えられます。
その時に魚人族が安心して暮らせるような国作りをしていたけども、これが失敗とかしたんでしょうか?
ジョイボーイの苦悩が気になりますね。
後はルフィが魚人島を滅ぼすという話しもありますが、その際に「ノア」を使う事になるのか?
シャーリー「彼の手によって…!!!“魚
人島”は滅ぼされる!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/62巻引用
気になる伏線が多い回でもありましたね。
⇒【41巻~50巻の伏線まとめ!!】
⇒【ロビンの壮絶な人生がエグイ…】
フランキー将軍(693話)
ラストがこちら。
フランキー将軍大活躍のシーンですね。
普通に衝撃だったんですが、
いかにも強そうな新敵メンバーが2体登場したこの場面。
シーザーの回収に来ていたドンキホーテ海賊団の能力者二人ですが、
相対したのはフランキーの将軍一人。
「ちょっとヤバそうか?」
と思い見ていたこの戦いですが、結果はまさかのその真反対。
まず、ベビー5からの攻撃では、将軍は余裕の無傷。
更にベビー5の広範囲に爆発した「ミサイル女」を受けてもなお絶好調でした。
“拳銃女”はてんでダメ。
“鎌女”でようやく腕を貫通させるも、
本気を出した“将軍砲”でまさかの瞬サツ……(笑)
「いやいや強すぎやろ」
という感想が残る回となりました(笑)
このフランキーの活躍のお陰でシーザーは敵に回収されずに済んだので良かったですね。
危うくルフィが誘拐を失敗する大失態を犯し、ローにボコボコにされる所でしたから…(笑)
ルフィがトドメを刺した新技の「灰熊銃」とか最高にカッコよかったんですが、
やっぱり何処か抜けているルフィ…。
まあ…そこが良いんですが、それが成立するも、頼れる船員達が居てこそですかね(笑)
という訳で、フランキーの活躍が目立ったこの回ですが、
2年修行した“麦わらの一味”全員の株も上がったと言ってもいいような回でした。
もはや“新世界”で苦戦する光景が見えに浮かびません(笑)
⇒【31巻~40巻伏線まとめ!!】
⇒【“空島”完結回が神回過ぎた!!】
伏線
続いて伏線シリーズです。
61巻
・まだ望んでねェ
これはプチレベルですが、黒ひげの台詞より、
オーガ「船長!!見えました海軍が!!!」
黒ひげ「約束の軍艦は持ってきたろうな!!」
オーガ「軍艦はあるが渡す気はないらしい!!!」
オーガ「“赤犬”が乗っている!!!」
黒ひげ「畜生!!!そういうのはまだ望んでねェんだよ!!!ズラかるぞ野郎共ォ!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/61巻引用
いつかは「海軍本部」とも戦う気でいる事が分かります。
海賊王になるための道筋がもう定まってる黒ひげですが、
その際に大戦争となるなら、その時が楽しみで仕方ありませんね。
最終的には海軍も消し去り、独裁国家でも築こうというんでしょうか?
黒ひげのストーリーにも期待ですね。
・九蛇海賊団はいつでも力になる
こちらは九蛇海賊団が仲間になるフラグ。
ハンコック「必要とあれば わらわ達 九蛇海賊団はいつでもそなたの力になる!!これを忘れないで欲しい」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/61巻引用
そもそもルフィが好きですし、
他の船員達もルフィの人柄を好いていますから、確実に回収されそうな伏線です。
インペルダウンや頂上戦争でも助けてくれましたし、2年間の修行編でも匿ってくれましたが、
まだまだ手を貸してくれると思うと、先が楽しみですね。
これまた大戦争の予感。
64巻
・ナミとしらほし
こちらはナミとしらほしの会話。
しらほし「ナミちん様 初めてお会い致しますのに……!!何だかほっと致しますね」
ナミ「そお?境遇が少し似てるからかな…」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/64巻引用
初めて会ったのに、なんかホッとするってやつです。
中々に意味深…。
天候を体で敏感に察知できるナミの体質といい…
あと8巻でも伏線として残したこの台詞、
サンジ「しかし ナミさんその魚人に何の用なんだろうなァ もしかして彼女は人魚だったりしてな!あのかわいさだもんなー」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/8巻引用
ナミが実は人魚なんじゃないか?と見て取れる台詞もあって、
ナミ=人魚説の信憑性が若干増したかな?と思える会話内容でした。
ただし、仮にそうでも、ナミは人間ですから、血が入っているにしても、もう滅茶苦茶薄そうではあります。
とはいえ、ナミの言う「境遇が似てるからかな」でしかない可能性もあって、共に若くして母を亡くしたからって事かもしれませんから、
若干怪しんでいる程度です。
65巻
・約束の舟「ノア」
こちらは魚人島で散々話された「ノア」について。
フカボシ「激突すれば全て終わりだ 王国も…数百年 守られてきたという「ノア」の背負う“使命”も!!!」
ネプチューン「未だ“使命果たされぬ舟”なのじゃもん!!今となってはその造船技術すらも謎 約束の日まで「ノア」を傷つけてはならん!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/65巻引用
神回の所でも若干書きましたが、
ジョイボーイとやらが動かそうとしたこのノアですが、
製造法も謎なんだとか。
しかし、ジョイボーイが動かそうとしたなら、製造を頼んだのはジョイボーイって事になりそうです。
或いはシャーリーみたいな人魚が居て、未来が見えていたから先に造ってあったのか分かりませんが、
何せよこの「数百年守られてきた」という台詞については、900年前に始まる空白の100年にも絡んできそうな年数です。
そういう意味じゃ、その頃に造られた代物。
大きさ的に巨人族が関わっていそうなレベルです。
或いは能力者が造ったかとかでしょうか。
何せよこちらの伏線回収に期待です。
66巻
・ジョイボーイ
続いてが存在が浮き彫りになり出したこのジョイボーイという人について。
ネプチューン「ジョイボーイというのは“空白の100年”に実在した 地上の人なんじゃもん物」
ロビン「最低でも800年まえの人ね…」
ネプチューン「あの文章は当時この島におった“人魚姫”に宛てられたものじゃもん魚人島との約束を破った事への謝罪文だという…」
ネプチューン「内容は詳しく伝わっておらんが いずれ必ずジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる――それらがわしら王族に伝わる伝説……じゃから我々はその日を信じ…先祖代々「ノア」を見守り続ける事が彼との約束 来たるべきその時 初めて巨船「ノア」は使命を授かるんじゃもん…!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/66巻引用
情報としては、
①空白の100年に実在した人物で、
②当時の魚人島に対し“何らかの約束”をしていたけど、
③でもその約束を破ったために、謝罪の意を込めて人魚姫にて“ポーネグリフ”を宛てた人。
④やろうとしたのは“ノアを動かして何かする事”。
そして、話の締めくくりとしては、
⑤彼の代わりにその約束を果たす人がいつか現れる
という話です。
十中八九これは、ルフィが担う事になるだろうと思えますが、
予想されるのは、上記で書いた「全魚人族の移住」につきノアが使われる展開。
かつ、ルフィが魚人島を滅ぼす内容と合わせると、
シャーリー「彼の手によって…!!!“魚
人島”は滅ぼされる!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/62巻引用
大激戦が起こるのか?ホーディ戦の時の様な敵が現れて、島が滅ぶ展開が起こってもおかしくありません。
後はしらほしが“古代兵器”という言われ方をしている点から、
そのまま魚人達や“しらほし”が戦いに身を投じる事になっても不思議じゃありません。
となると、本来の用途は全員を地上に連れて行くためのモノかもしれませんが、
結局は魚人族全員参加となる大戦争が起こるのでは?とも思える所です。
何せよ、回収の時に期待ですね。
・アイランドクジラの群れ
これはクジラたちの傷ついた頭について。
ロビン「奇跡的…アイランドクジラの群れに出会うなんて…!!」
ゾロ「ラブーンと同じ様に頭をケガしてるのが何頭かいるぞ」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/66巻引用
ラブーンみたく頭をケガしていたのが何頭かいたそうですが、摩訶不思議ですよね…。
ラブーンは世界一周を約束した仲間が“レッドライン”の向こうにいると信じて頭をぶつけている訳ですが、
アイランドクジラの群れもまた似たような境遇(知り合いの海賊達が陸の向こうにいる)で頭をぶつけているのか?
それともラブーンの存在を感知していて、自分達の意思を伝えようとしてやっているのか?
はたまたレッドラインそのものが邪魔で壊そうとでもしているのか?
もしくは天竜人に対して敵意を見せているのか……。
中々に真相が気になる伏線です。
こちらもまた回収の頃に期待です。
感想
はい!
という訳で、61巻~70巻の神回3選と伏線まとめでした。
今回は割かし綺麗にまとまっていて、
「2年後の修行編」と「魚人島編」と「パンクハザード編」が綺麗に終わって、
次から丁度「ドレスローザ編」が始まる感じなので、
まとめやすかったですし、見応えアリなシーンも満載でした。
例によって、選考に悩んだ他のシーンも箇条書きでザっとまとめますが、
・ルフィのエレファント・ガン初出しのシーン
・コアラとタイガーの泣けるやり取り
・ルフィとフカボシのやり取り
・ルフィvsホーディ
・ルフィ、ジンベエ献血のシーン
・ナミが子供を助けると決断するシーン
・錦えもんの炎を断つシーン
・モチャのキャンディ丸呑みのシーン
などって感じでした。
後は“麦わらの一味”の個々の2年間の修行の成果が垣間見えるシーンも度々描かれていて見応えがありました。
ていうかみんな強くなりすぎて、敵が可哀そうな状態が続いていましたよね(笑)
なので、次のドレスローザ編で強敵と出くわす事に期待しています(笑)
現状だと無双モード入ってて、魚人島のホーディ戦とかも
「ま、イケやろ」
「てか?余裕じゃね?」
って感じでしたし、
ルフィvsシーザーも
「負ける気配ねーなー…おい~…」
って感じでしたから。
まあ、彼らの成長っぷりを描かないといけない関係上 仕方がないんですがね(笑)
最後の方のフランキー将軍の活躍もエグかったですし…。
その中でも強いと思った敵キャラは、
「ヴェルゴ 」くらいでした。
サンジもヤバイみたいなことを言っていましたが、
サンジ「ヤバかった…あのまま戦ってたら…」
サンジ「しかし何なんだお前らの上官だろ!?血相変えてどこかへ消えたが」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/69巻引用
ただ、ヴェルゴの強さは“覇気”の強さだったので、
今後はここが肝となりそうでした。
そうなると、以後はもう“能力者”バトルではなく、“覇気”バトルみたいな次元に入りそうですね。
ローの攻撃も覇気がないと受け止めれないみたいな話しでしたが、
スモーカー「やめろ たしぎ!!お前の覇
気じゃ受けきれねェ!!!」
ロー「ズバン!!!」
たしぎ「!!!」
モブ「大佐ちゃ~~ん!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/67巻引用
ドフラミンゴ「昔……!!覚えてるか!?どうなった!?お前ヴェルゴをブチキレさせて一体どうなった!?フッフッフッフッフッフッ!!!トラウマだろう!?消えるハズもねェ…ヴェルゴに対する恐怖!!お前のブッた斬り能力でもこいつの覇気は全てを防ぐ!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/69巻引用
逆に言えば、覇気さえ強ければ何でも防げるし、断つこともできる事になるので、
能力者である必要がなくなって来る訳ですよね。
今まではロギア最強みたいな雰囲気もありましたが、それが覆る事になりそうです。
その辺の描写にも注目したい所ですが、覇気の強さって曖昧な部分が強いので、
まだまだ長い目で見ていく必要がありそうです。
覇気バトルが面白いのかどうかを。
ではでは!!
次はそんなヴェルゴもいたドンキホーテ海賊団との闘いになりそうなので、
燃えるようなバトルに期待です。
そんなところで61巻~70巻までの神回3選でした!
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