この記事は講談社発行『週刊少年マガジン(2023/50号)』で連載中の「彼女、お借りします」の306話の感想を書いたものです。
本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい。
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前回は、
・生理で寝こむ千鶴に対し、和也が雑炊を持っていく所で終わりました。
ここからキュンとなる様な展開が描かれるのか気になる所です。
では、感想を書いていきます!
⇒【なんでも券はいつ使われる⁉】
⇒【和也と千鶴が結ばれない伏線あり⁉】
ぐお~~っ!!雑炊持ってきたけど どーすりゃいいんだこれーっ!!?
和也は部屋に入ると、そのまま雑炊を机の上に置いた。
そこには痛み止めの薬もあり、千鶴の心情を察するのだった。
「大丈夫?」と声をかける和也だったが、
千鶴は起き上がり、もぐもぐと食べ出した。
終始、ぼーっとした様子の千鶴だったが、もう一つ頼みをしてきた。
それは「ごえんがあるよ」という五円玉の形をした“お菓子”の買い出しだった。
中学生の時におばあちゃんが初めて買ってくれたお菓子で、それ以来 無性に食べたくなるとの事だった。
そうして食べ終えると、千鶴は“戦いだから”と言って、再び寝だすのだった。
翌朝になり、起き上がった千鶴はトイレへ向かったが、
トイレの前の廊下で寝ている和也を目にするのだった。
馬鹿っ 風邪引くわよっ
はい!
という訳で、
宮島礼吏先生/彼女、お借りします/274話引用
互いにキュンとなるポイントがある回でしたね。
まず和也的には、
弱弱しい様子となって、
なんだかあどけなくない感じになった千鶴を見てキュンとしていましたね。
それこそ中学生くらいの幼少期に戻ったようで、本能的になっていたのか、
お菓子も寝ながら食べていましたし、
絵も幼児化してましたが、
この無防備な感じが良いですよね……。
結局それは心を許してくれている証ですし、普段見れないという所もドキドキ感を掻き立ててくれます。
後はこのタイミングで、
お婆ちゃんが買ってきてくれたお菓子の事を思い出した千鶴ですが、
やっぱり本人には心寂しさがあって、
頼りが欲しいと思っている部分もあるんじゃないかと思えました。
父は行方不明ですが、
母もお爺ちゃんもお婆ちゃんも他界してしまった中で、
一人実家で暮らす千鶴の心境を考えれば、
これ程に寂しい状態もないでしょう。
宮島礼吏先生/彼女、お借りします/29巻引用
数々の風景から過去の楽しい記憶が呼び覚まされる訳ですから、
なので理想は、
“和也が千鶴をここから何処かへ連れ出してあげる事”
なんじゃないかとさえ思います。
この共同生活は“調査”という形で始まりましたが、
最後は何だかんだ言って、和也以上に千鶴が別れを惜しむ事になりそうです。
一方の千鶴のキュンポイントですが、
起きたらば、“廊下で寝ている和也が居た”訳ですから、
こんなもん、もう……
これだけで“好き”になってしまってもおかしくない出来事です(笑)
そんな人が居たのなら
「もう絶対に手放すな!」
と、その友達に言うレベルですよね。
誰よりも心配してくれていた証ですが、そう真似できたモノじゃありません。
個人的には、熱関連で言うと、
未だに記憶に新しいですが、
宮島礼吏先生/彼女、お借りします/2巻引用
クルーズ船から落ちた千鶴を助ける為に数が飛び込んだシーンです。
これこそ中々出来たモノじゃないですよね…。
こういった所にも、
千鶴を想う和也の良さは散々出ているので、
早い所、恋に自覚して、次のステップへ移って欲しいものです。
その先の展開も別に色々描けますし、
そこにマミや海といった爆弾要素を突っ込むというのもまた面白いでしょうか。
このまま行くと、社会人編とかに入ってもなお、正式に付き合っていない二人の奇妙な関係性が続きそうですが、
仮にそういう形で社会人になったら、
別々の道を歩み出して、そのまま自然消滅もありえなくありません。
果たしてどうなるのやら…。
先が楽しみですね。
ではでは、千鶴のシンデレラウィーク編終了となりましたが、
次章にも期待です!
306話の感想でした!
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