この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ(2023/49号)』で連載中の「ワンピース」の1097話の感想を書いたものです。
※本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい※
前回は、
“ゴッドバレー事件”を中心とした、
くまの回想が描かれました。
最終的にはくま、ジニー、イワンコフがゴッドバレーを逃れ、
それぞれの道を歩むようになったというラストでした。
しかし、まだ全貌は明かされていませんからまだまだ続きそうです。
では、感想を書いていきます!
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ゴッドバレー事件より8年後ーー(30年前)
時代は8年後へ飛び、くまは17歳。
教会の牧師となっていた。
そこでくまは“ニュキニュキの実”の力を行使し、
年寄り達の痛みを取り除き、献身する日々を過ごしていた。
しかし、痛みは誰かが引き受けるまで消えなかった。
夜になると、くまがその痛みを受ける日が続いた。
そんなくまをジニーは看病するのだった。
更に5年の月日が経ちくまは22歳に。
ジニーが結婚を申し込んだが、
くまはバッカニア族の末裔である事を懸念して断ってしまう。
3年後。
くま25歳。
ソルベ王国では王のベコリが奴隷制度を導入しようとしていた。
奴隷対象は、
“天上金”の支払いが少ない南部の人々となった。
くま、ジニーらは国王軍に抵抗したが、牢獄へぶち込まれてしまった。
そこにドラゴン、イワンコフ率いる「自勇軍」が到来し、攻撃を加えた。
国の奴隷制度は破棄され、くまとジニーが救出された。
2人はそのまま「自勇軍」入りを果たし、一段は「革命軍」へと変貌を遂げた。
更に8年。
革命軍の総本部「バルティゴ」にジニーが攫われたとの報告が入るのだった。
ジニーが攫われた!!?
はい!
という訳で、
今回も全編くまの回想編でした。
端折らずにガッツリ描いてく様ですね。
で、内容としては、
優しく牧師として献身するくまと、
気の強いジニーがいつだって側にいて、
支え合っていたって感じですが、
良い関係性に見えましたよね。
ジニーが居なければ、
くまは無理をし過ぎて体を壊していたでしょうし、
逆にジニーも一人だと無鉄砲そうで、横着しそうな性格でした(笑)
最終的には、
彼らの居た国にドラゴンとイワンコフがやってきて、
そのまま「革命軍」に入ったって感じでしたが、
しかしジンベエに語られた内容と比較すると、
相違する情報が幾つかありました。
ジンベエ「気を悪くせんでくれよボニー わしが知っとる くまの情報は…元ソルベ王国の“悪い国王”で…国民に国を追われ「海賊」となり」「革命軍」にも在籍しその後海軍に捕まり…“終身刑” ベガパンクがくまの筋力潜在能力に惚れ込んでいた為に“身体改造”と“クローン開発”への参加を条件に“王下七武海”として海へ戻った男…!!違うのか?」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/105巻引用
そもそも元ソルベ王国の王ではありませんでしたし、
海賊にもなっていませんでした。
或いは、まだ先のお話しと言う事でしょうか。
逆に当てはまっているのは「革命軍」に在籍した点のみ。
残りのストーリーは、
・海軍に捕まって“終身刑”と判決を受けるお話しと、
・一番重要となるであろう“身体改造”のお話し、
の2つです。
こちらはボニーがまだ生まれていない点を考えると、
回想編がまだまだ続きそうです。
なお、現代でジニーが登場していない点からして、この後攫われたジニーの身が心配でなりません…。
最終的にくまの為に身を犠牲にしてシんでしまうというのなら、
“暴君”という名の所以は、
その出来事に由来にする事になるのでしょう…。
ただ、くまが国王となる点と海賊となる情報が事実なら、
一旦はジニーを救う事にはなりそうです。
元ソルベ王国国王という肩書も描かれたくらいですし、流石に真実でしょうか。
で、そのまま恋路に発展し、ボニー誕生でしょうか?
しかしま~…
既に4歳にして天竜人の下僕となり、父と母を亡くし、
痛みを伴う奴隷人生を歩み…、
その後も牧師として他者の痛みを受け続けたくまですが、
この後もサイボーグ化して「世界政府」の奴隷に返り咲いてしまう訳ですから、
報われないと思うと先を見るのが辛いですね。
それもこれも、バッカニア族の末裔である事に起因しますが、
一体誰がどんな罪を犯したというのでしょうね?
サターン「バッカニア族の子供……お前には奴隷になる事と死ぬ事しか許されていない…―それは歴史が決めたのだ」
くま「生まれた時からえらいなんておかしいよ…生まれた時から奴隷なんて生まれる意味がない ぼくに今 何かの力がついたのなら―ぼくは“ニカ”のように…こんなかわいそうな人達を一人でも多く救いたい!!!」
サターン「だから消えるんだお前達は」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/1096話引用
結局のところは、
今までの例を見るに、
「世界政府」に逆らったからなんでしょうが、
そに正義がない以上は胸糞悪いお話しが続くんでしょうね…。
で、そのバッカニア族がニカを英雄視している様に、
クラップ「“太陽の神ニカ”」
クラップ「私達バッカニアの家系に代々伝わる…伝説の戦士の名だ…!!彼がいつかお前を自由な海へ太陽の下へ連れ出してくれる…!!“ニカ”はいつでも笑ってるんだ こんなリズムで人を笑わせる どんどっとっと♪どんどっとっと♪どん…」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/1095話引用
その当時は、
ニカを行使していたジョイボーイが彼らを解放し、
そのまま「とある巨大な王国」へ歓迎したのかなーとも思えます。
そこが「神の国」であって、
マルコ「“レッドライン”の上はマリージョアだろうがよい」
白ひげ「いやあそのずっと昔だ…あの上には「神の国」があったらしいぜ……!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/101巻引用
絶滅種の
クイーン「あいつは絶滅したハズの「ルナーリア族」の生き残り!!自然界のあらゆる環境下で生存できる怪物 大昔には“神”…!!それがあいつらの呼び名だった!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/102巻引用
ルナーリア族も居たのだと思えます。
そうなると「とある巨大な王国」に住む人々の多くは
元奴隷だった説も濃厚となりますね。
んでもって、元奴隷だから許さないって感じで、
20の王の連合国が彼らを消しにかかったって感じでしょうか。
この辺の気質は、そのまんま天竜人に反映されているのでしょう。
どういう気質かというと、
傲慢で、独占欲の強い気質。
ミョスガルドも元々は、
解放された奴隷を奪い返すために魚人島へ向かいましたからね。
放っとけよって感じです(笑)
なお、楽しみなのは、
この20の王と戦ったであろうジョイボーイの戦いですね。
現代のルフィみたく、
恐らく多くの仲間に囲まれていた訳ではなくて、だから敗けたのだと思いますが、
でもその時に垣間見えるだろうジョイボーイの強さには感動するものがありそうで、
先が楽しみになります。
そして、その無念はきっとルフィが晴らしてくれるんでしょうか。
つまる所、「ワンピース」という漫画は、
馬鹿が力を持った場合に起こる悪い例をことごとくと描いた、
反面教師的な歴史の教科書やもしれませんね。
ジョイボーイ編でも、奴隷解放祭りとなりそうです。
ではでは、引き続きくまの回想を楽しみに見て行けたらと思います!
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