この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ(2023/52号)』で連載中の「ワンピース」の1099話の感想を書いたものです。
※本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい※
前回は、
くまの回想の続きとして、
・ジニーの最期
・ボニーの誕生から病気発覚
・ベコリ王帰還
などの展開が描かれました。
引き続き先の展開が気になる所です。
では、感想を書いていきます!
⇒【101巻~107巻の伏線まとめ!!】
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もう充分だくま!!!
ベコリ王が町を焼き払う中。
くまは一人抵抗し、ベコリ王を撃退したのだった。
くまは住民に背中を押され、そのまま国王になった。
その後、本人も知らぬ間に、ボニーは“トシトシの実”を摂取。
自在に姿を変えられる様になった。
そこにソルベ王国の元先々代国王ブルドッグ氏と、
その母の元王太后コニーがやってきた。
ブルドッグが言うに、
ベコリ王が海軍を連れ、復讐しに来るとの事だった。
この時、くまは王位を奪った謀反者として仕立て上げられていた。
くまは国民を思い、海軍とベコリ王を撃退。
そうして海賊として“懸賞金”を懸けられてしまうのだった。
以後、くまは国を出て、ボニーの病気を治す手立てを探し回った。
そして、ドラゴンからベガパンクの情報を得たのだった。
くまはボニーを連れ、ベガパンクの元へ。
ベガパンクは“青玉鱗”は治せると言う。
だが、幹細胞を作り移植をする為に、
サイボーグを作る程の費用が掛かると言うのだった。
また、ベガパンクは資料からくまがバッカニア族だと知ると、その血液を用いてクローン兵を作りたいと言い出した。
素体となる人材をずっと探していたのだ。
費用はそれでチャラにすると条件を付けた。
くまはこの条件を了承した。
そして、後に誕生する戦士達は、気弱で平和主義者なくまの人柄から、
パシフィスタと名付けられるのだった。
聖人…?…おれはただの気弱な“平和主義者(パシフィスタ)”だ
はい!!
という訳で、
残されたストーリーの9割型も回収されました!
ジンベエ「気を悪くせんでくれよボニー わしが知っとる くまの情報は…元ソルベ王国の“悪い国王”で…国民に国を追われ「海賊」となり」「革命軍」にも在籍しその後海軍に捕まり…“終身刑” ベガパンクがくまの筋力潜在能力に惚れ込んでいた為に“身体改造”と“クローン開発”への参加を条件に“王下七武海”として海へ戻った男…!!違うのか?」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/105巻引用
今回のお話しでは、
・くまが国王となり
・海賊となり
・ベガパンクと出会った
所までやってきましたが、
後はくまが
・海軍に捕まって“終身刑”を受け
更に、
・人格を失う改造が施される
お話しだけとなりました。
なお、裏にはサターンの影が常にチラついているので、
彼の思惑によって悪い方向へ転ぶ事になるとも分かりますが、
これはボニーが拉致とかされてしまうのかと思う所。
人格を失う改造という、実質の“シ”をくまが了承するのは、
もうボニーと絡むくらいしかありませんよね。
後はボニーが政府にとっても重要人であった点から、
赤犬「お前が政府から逃げたと聞いた時ァひやりとしたがのう――だがもう全て終わった…」
ボニー「お前達……!!!絶対に許さねェからな!!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/61巻引用
海兵「「エッグヘッド」へ向かうジュエリー・ボニーの目撃情報が」
ルッチ「脱走をくり返す目障りな女だ…!!もう――用済みな筈だよな出会ったら消すさ…!!」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/106巻引用
政府と絡む事になりますが、ここが個人的にはまだ謎です。
まさかのジニーも絶滅種であって、
ボニーの特殊な血液が必要だったとか…?
或いはジニーの娘だと分かって、
その関係者の“天竜人”が身柄を欲したのか?
はたまた、
五老星の誰かが“青玉鱗”に掛かったとかで、
治療の為にボニーの細胞移植が必要だった…とか?
実は単純な事やもしれませんが、そこが気になります。
そうして、人格を失ったくまのクローン兵のパシフィスタが登場するのは、
シャボンディ諸島での事になりますが、
今思えば、上手い事、
ボニーはこのくまとも、パシフィスタとも接敵していませんでしたよね…。
関係性を隠しておいたって感じでしょうか。
しかし、泣いている描写はあった訳ですが、
つまりこれは無残な姿となったくまの実態を目の当たりにしての涙だったのでしょう。
そうして新世界へ向かう事を決意しましたが、
これも「ベガパンク」を探しての事だったと。
未来島エッグヘッド編では、そうやって、ようやく目的のベガパンクと出会えましたが、
この59巻からの冒険と考えるとま~~~~長くなりましたよね(笑)
目的地到着が46巻先になるとは……。
一時はマリージョアにも潜入し、サボの協力もあって難を逃れましたが、
よく一人でこれだけの冒険をしてきたなーと思います……。
なお、仲間については、ボニー曰く、
ジンベエ「お前さんこそ船の仲間はどうした」
ボニー「ここへ一人で来た 船は あの鉄の化け物に食われたよ あたしもハラヘってきたな」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/105巻引用
エッグヘッドの時点で一人で来ていたそうですが、
マリージョアの時点でも一人でしたし、
黒ひげに敗れた時には、全員牢獄送りにされて、それっきりなんでしょうね。
インペルダウン編にて彼らも無事に脱走している事に期待です。
で、今回のお話しの結末は、
パシフィスタの名の由来が、平和主義者なくまの性格から取ってつけられた名前だったと分かりましたが、
その実態は「世界政府」の「兵器」として破壊を繰り返すマシーンとなっているので、
せめて、
本編ではボニーが威権を獲得して、
ボニーを守ってくれる存在になって欲しいですよね。
今回のお話しでは、
くま「もしいつかおれに似たクローン兵が誰かの人生を救ったら おれが生まれた意味はあるのかもな」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/1099話引用
こう語ったくまですが、
その救済先がボニーとなるなら、
彼のサイボーグ化も多少は報われるんじゃないかと思えます。
実際これは、
フランキー「改造の執刀医Dr.ベガパンクとの間に 一つだけ任務をプログラムするという約束をしてたらしい 『“麦わらの一味”の誰かが再び船に戻って来る日まで海
賊船を死守せよ』――だからこの2年間 奴は本来の記憶もなく…“人間兵器”として過去の自分の命令を全うし おれ達を待っていた」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/61巻引用
この時の出来事と繋がるやもしれませんが、
ジニーの想いをも思えば、
くま「もし…自分に何かあっても 子供が生きていける様に 命ある内に陽の当たる海を渡って ここに辿り着いたのさ」
くま「ジニー 安心してくれ…この子はおれが育てる」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/1098話引用
前者の展開の方がくまが救われると思います。
ではでは、エッグヘッド島編は、
ボニー&くま編ともなっていますが、
回想も終わりが近づいている気がするので、その結末に期待ですね。
では1099話の感想でした!
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