この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ(2024/4・5号)』で連載中の「僕のヒーローアカデミア」の410話の感想を書いたものです。
※本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい※
前回は、
爆豪がカイザーインパクトでAFOに大打撃を与える展開が描かれました。
AFOも散る寸前ですが、
最後の戦いが気になるところです。
では、感想を書いていきます!
⇒【トガが覚醒でヤバい!!】
⇒【まさかのヴィラン3人の参戦が熱い!!】
あと少し進むだけだ
赤ん坊となったAFOは四つん這いで前進していた。
そして爆豪に攻撃を加えたが、防がれてしまうのだった。
そのままAFOは胎児にまで戻り、そして散った。
場面は、シ柄木vs緑谷へ移る。
シ柄木は「崩壊」の力をさらに昇華させており、
今なら静岡の国土約37万8000㎡でも一週間あれば水平線に変えられると豪語していた。
そして、再興の芽も残すつもりはないと続けているのだった。
緑谷はSMASH!!で攻撃を加えていたが、致命傷とはならない。
その後、シ柄木が緑谷の顔に触れると、
“危機感知(4th)”の個性を奪われてしまうのだった。
いつまでもつのかね
はい!
というわけで、まずは、
AFOが完全に散る形となりました。
ラスボス候補の一人だった訳ですが、
呆気ない最期となったな~…と思いました。
最終章における戦いを思えば、
基本的にはAFOが一人で、
ヒーロー側の集大成ともいえる攻撃をいなしていた訳ですが、
エリの個性を発動させてからは、時間制限みたいなものがついたので、
倒さなくて良くなりましたよね。
オールマイト戦の
「UNITED STATES OF SMASH」というクソかっこいい技でトドメを指したシーンが印象的だったので、
それとはまた違う決着の付き方でした。
斬新ではありますが、派手さに欠けるかなーと。
或いは、この後のシ柄木戦にまだまだ絡むから、
爆豪戦の終わり方はこんな感じだったのかな?とも思っています。
というのも、現状の
緑谷vs死柄木戦ですが、戦況は緑谷が劣勢なんですね。
そもそもシ柄木の方も個性がエグくて、
防御面は「超回復」がヤバすぎですし、
攻撃面に関しても触れるだけでコロせる即シ技の「崩壊」が恐ろしすぎます…。
「こいつどうやって倒すの?」
って感じです(笑)
だからこそ、AFOがまーた介入しそうな雰囲気があるんです。
実際、今回の話でも、
AFO「弔の様子からして“向こうの僕”はあの切り札を切る事なくやられたに違いない まだ勝機はある 弔を支配できればOFAを奪える」堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/410話引用
こんなことを言っていたので、起こりかねません。
因みに緑谷vsシ柄木の“空 雄英校舎”を軽く振り返ると、
そこでは、
緑谷が「五速(オーバードライブ)」状態での120%の威力のデトロイトスマッシュを決め、
更にそれを五連浴びせられる「五重(クインティプル)」を決め、
トドメにもう一丁「変速(2nd)」でパンチを入れて、
ようやくシ柄木を倒せそうになっていました。
しかもここで特筆すべきは、
この時のシ柄木が相澤によって個性を抑制されていたという事です。
つまり、シ柄木は個性を使っていなくて、この強さと、耐久性があるのです…。
エグすぎますよね…(笑)
これだけのハンデがあってもなお、シ柄木を倒しきれないのです。
もはや、オールマイトがAFOのトドメで見せた技程度では勝てませんし、
それを凌駕する技を出せたとしても、勝てるかどうか怪しい状態です。
爆豪が介入して、合わせ技とかを放ってようやく倒せるかな?という印象が残ります。
なので、再び精神内でシ柄木vsAFOが描かれそうかなー?と思いました。
しかも、緑谷は、
緑谷「死…柄木…!!大勢殺した…!皆を傷つけた 許せるハズがない 許せないけれど あの時…オール・フォー・ワンに飲まれたおまえが 待て…!!おまえを…必ず…あの時 おまえが おまえの顔が救けを求めたように見えた」堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/30巻引用
シ柄木を救おうとしている節もありますから、
必ずしも撃退しなくてはならない訳でもないんですよね。
これまでの緑谷の台詞を汲んでみても、
通形「君はどういうヒーローになりたい?」
緑谷「どんなに困ってる人でも笑顔で――…誰にも心配させることのないくらい 必ず勝って 必ず助ける 最高のヒーロー…です」堀越耕平先生/僕のヒーローアカデミア/30巻引用
“勝って助ける”ことを最高のヒーローのテーマとしていた訳ですから、
倒してコロせばいいというわけでもない気がします。
この最後の戦いは、
この作品のテーマを背負った戦いともなりそうですが、
仮にシ柄木を救えるのだとしたら、
それはそれで良い終わり方と言えるかもしれません。
最後の最後には、共に手を握って終わるというラストです。
こうなる場合には、
やはりまたAFOが精神支配をし出して、
シ柄木と体が分断されて、
シ柄木は救う方向となって、
AFOは撃退の流れとなるんじゃないかと思えます。
その際にカッコいい決め技でトドメを指すなら、
今回の呆気ない退場にも納得がいきます。
まあ、あくまで一案ですがね……(笑)
王道はそのままデクがシ柄木に勝利する展開ですから。
しかしどう見てもシ柄木が強すぎるんですよね~…
しかも危機感知奪われたし…。
一人で倒せるのか…?(笑)
ではでは、その行く末は、引き続き見守っていけたらと思います!
410話の感想でした!
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