この記事は集英社発行『週刊少年ジャンプ(2024/6・7号)』で連載中の「ワンピース」の1103話の感想を書いたものです。
※本編を読んだ方向けの記事となっていますので、読んでいない方はぜひお読みになってからご覧下さい※
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前回は、
・くまの過去の追憶編終了
という所で終わりでした。
ここからは再びボニーがサターンに捕まった所からの再開です。
果たしてボニーは救われるのでしょうか?
では、感想を書いていきます!
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ボニー全部見たのか
時系列は泣き終えたボニーの場面。
その後、ボニーはベガパンクと出会い、
ベガパンクはボニーが記憶を見てしまった事実を知った。
ボニーはベガパンクに謝罪した。
また、ベガパンクは、くまから預かっていた誕生日プレゼントを渡した。
それはボニーの10歳のお祝いとして預かっていた太陽のネックレスだった。
ボニーは大いに喜んだ。
現代に戻ると、ボニーはサターンに捕まったままだった。
ボニーは“ゆがだ未来”“ニカみたいな”“未来”にて攻撃を加える。
だが、通用しない。
これを見たサターンは語りだした。
ボニーの能力はサターンが実のエキスを抽出し与えたもので、一つの実験に過ぎない対象だった。
能力は「いかなる未来にも変身できるが 現実を知る度に選べる未来が狭くなる」というモノ。
なお、この実験はボニーの母のジニーにも施されたが、青玉鱗が発症し、失敗という結果になったとも続けた。
ボニーの青い痣もその後遺症だったのだ。
それを知ったボニーは泣くばかりだった。
サターンはボニーを地面に叩きつけると、そのまま踏み潰そうとする。
だが、ここにくまがやってきた。
くまはボニーをそっと抱え、背中で攻撃を受け止める。
そして、振り返ると、そのまま拳をサターンに向け振り上げるのだった。
ええええん ゴォッ!!
はい!
と言うわけで、
ようやく現代に戻ってまいりました。
遂に進展です!
サターンが魔法陣から出て、
ボニーがガッと捕まったのが1094話辺りで、
1095話から回想が始まったので、
9話くらい回想のお話をしてました。
その中では、ゴッドバレー事件とかもあったので見所は満載でした。
で、今回衝撃だった内容は、やはりコレ…!!
ボニーの能力が実はサターンの実験で入れられた能力で、
その能力が、
サターン「ボニー その能力は私が与えたんだ 直接“実”を食えぬ赤子に“エキス”で能力を与えられるかの“実験”だった」
サターン「成功したが不要な実だ その能力はいかなる未来にも変身できるが 現実を知る度に選べる未来が狭くなっていく能力」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/1103話引用
“いかなる未来にも変身できる能力”だった点ですよね…!!
なので、ボニーがアルファに繰り出した技は実の所は、
技名の「“ニカ”みたいな未来」と名付けられた様に、
「ニカの攻撃ってこんな感じかな?」
と思って腕を巨大化させていたのであって、
年齢操作とかでも腕を巨大化させていたのではありませんでした。
これは、くまから、
ボニー「ねーお父さん ニカってどんなすがたなの?」
くま「ニカの姿は誰も知らないが…」
くま「その体はゴムの様な性質を持ち 空想のままに戦ったそうだ…」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/1101話引用
と言われた、ニカがゴムっぽいという話しを受けての事なんでしょうね。
まあそもそも、
「年齢操作で腕大きくなるの?」
っていう事に疑問を抱けば、
そこから何かカラクリはあったと推測出来たかもしれませんが、
ただでもそれが、
“いかなる未来にも変身できる能力”
だったとは、誰が予測できたのか…?
と聞きたいものです(笑)
あまりにもぶっ飛んだ能力です(笑)
普通に強すぎる…!!
つまり、変身しようと思えば、
“ニカ”にも成れるし、“シャンクス”にも成れるし、“ロジャー”にだって成れてしまえる能力ですよね?
“いかなる未来に変身できる能力”なんですから。
ただ、サターンが言うように、
“現実を知る度に選べる未来が狭くなる”
という欠点もあるので、
「いや……自分にはそうなれるだけの力はない……」
と思っちゃってると、
十分に力が発揮されないという足枷はある様です。
だからこそボニーの、
「“ニカ”はどんな相手からも世界を救える」
という希望を込めた攻撃も、
「実はニカなんていないんじゃないか?」
と思ってしまっていた為にサターンに通用しなかったことになりました。
これは、
ルフィがニカであると知れば、超覚醒することになりそうなので、
ボニーが一気にチート級の仲間になる展開が、今後は訪れそうです。
その際には「ゆがんだ未来」から「約束された未来」とか、
「正しい未来」とかに技名も変化しそうですね。
いや~…しかしマジでなんちゅう能力??(笑)
流石、現代を先行く漫画、ワンピースですね…(笑)
予想の上を行きます。
一応、それでも欠点があるとすれば、
「長期持続はできないんじゃないか?」
という点でしょうか。
ルフィ本人ですから、
永遠に“ニカ”モードになれるわけじゃありませんから、
ボニーの場合は更に使用継続できる時間が少ないと思えます。
というか流石にそうでしょう(笑)
じゃないとボニー無双が始まるし(笑)
で、ラストのくまの救出シーン。
もうね。
待ってましたと言わんばかりの乱入です。
ボニーは言っても12歳の女の子ですからね。
小学6年生程度です。
小学生の女の子がこんなデカい化け物と対峙してるなんて、
普通おしっこ漏らして気絶したって良いですからね。
最後はくまのメガトンパンチが繰り出されての終了でしたが、
流石にサターンの顔面にぶち当たることを願うばかりです。
こうなってくると個人的に期待したいのは、
くまがの自我が戻る展開です。
そうして2人でする筈だった旅行をして頂きたいものです。
くま「今度 会う時は海の上で一緒に水平
線を見ような!!」
ボニー「楽しみ!!」
ボニー「旅行にもいっぱい行きたい!!」
くま「ああ どこへでも連れて行きたい(
連れて行きたかった…!!)」尾田栄一郎先生/ワンピースカラー版/1100話引用
でなくては、
奴隷時代に、くまを勇気付けてシんでしまった両親と、
そしてボニーを産んでシんでいったジニーが報われない気がします。
「くまはここで退場となるのではないか?」
という意見も多く耳にしますが、
個人的には救われる事に期待しています。
それこそ斜め上の展開と言うなら、
“人の自我すらも取り戻す力がニカにはある”
という、とんでもない展開をぶっこんで来たってもう別に良いでしょうし(笑)
これはやり過ぎか…??
という感じでとても刺激的な回でした。
では、一旦は次回のくまのメガトンパンチ炸裂に期待です!
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